KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

北朝鮮リスク回避で急反発!

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日経平均は本日反発。前日のNYは北朝鮮情勢の緩和期待感から続伸し、先週木曜の下げ分を取り戻す格好になりました。

それを受けた日経平均も朝方から買いが先行。寄り前には北朝鮮によるミサイル発射が延期と伝わったことで、ドル円が一段と円安方向に振れました。前場段階で110円台回復の動き。後場も高値圏での推移が続きますが、相変わらず後場はボラが無くなり値幅は50円程度。14:45現在で売買高は13億株台と低水準。

投資判断は「売り」。先週末辺りから世界的な低ボラティリティ相場の終わり、8月下落トレンドの入り口が見えた感じになりました。小幅な値動きが続いたので、万一上に放れれば日本株も高値追いが期待できる可能性もあったのですが、下方向が確定した印象。とにかくポイントはボラティリティが上がったことです。
https://indexes.nikkei.co.jp/nkave/index/profile?cid=1&idx=nk225vi

何もここから北朝鮮とアメリカの戦争が起こるとか本気で思っている人はまだ少数だと思います。何故なら本当に戦争になるなら、日本株も韓国株も、下落はこんなものでは済まないでしょう。繰り返しますが問題は「相場が動き出した」こと。今までオプションは正直「売った物勝ち」で、戦略で言えばショートストラドルという戦略が正解でした。ある一定期間まで一定の範囲以上株価が動かなければ、オプションの売り手が儲かります。
http://www.nikkei225-futures.com/option/tactics_straddle.html

それがいよいよ通用しなくなるわけですから、戦略が変わります。戦略が変わるということは、相場が動くということです。最近の市場の出来高を見てもあまり大きく増えておらず今はまだ初動の段階。まだ「ここが押し目だ」と買いで入ろうとする人も居る段階ではあります。

何故地政学リスクなのに円が買われるのか、という議論は散々言われていますけれど、正直「だってリスク回避の円買いが、為替のアルゴリズムに無条件でプログラムされているんだもん」という他ありません。今までの傾向で「リスク回避の円買い」というのが定着してしまった以上、理屈ではなく流れには逆らえません。

特に足元では円ショートポジションが溜まっている中で、買い戻しに向かいやすい下地もあります。まあ今はアメリカも北朝鮮ICBMの射程に入ったので、ドル売りという面に多少納得ができるようにはなりましたけど。

しかし下げのきっかけが、ここにきて不感症になっていたはずの北朝鮮問題とは思いませんでした。まあ恐らく誰も思っていなかったので警戒感が薄く、だからこそVIX指数も歴史的な低水準で準備が無かったためスルスル下がり始めたわけですけれど。実際、本日の北朝鮮祖国解放記念日に向けて金価格も上昇傾向でした。

株式市場的にはもう一つポイントがあり、アメリカ国債の利払い日が8/15に設定されています。そこで発生した利金をドル以外の自国通貨にするという需要から、ドル売りが強まるためこの時期円高になりやすい傾向があります。

であれば8/15を迎えるアク抜け期待感もありますが、過去の経験則として9月の雇用統計くらいまでずっと円高基調が続く傾向があり、為替面に関してはもうしばらく収まりが付くとは言えません。

と言うわけで短期的なあく抜け感が強まり、本日はリバウンドの動きになりました。ただこのリバを取りに行ってしまうと、二次被害の痛い目に遭う確率は高まると見ています。

何故なら繰り返しますけれど、北朝鮮の話はあくまできっかけに過ぎないからです。先の7/27にNASDAQが高値で大陰線を引いた時点で、皆が持っている高値警戒感が表面化しました。そこから再度高値を目指す動きが無かったことで底が知れてしまった。皆高値は近いと内心思っており、誰も押し目を拾おうと思わない、最後にババを掴んで持っている人になりたくないと思っているわけです。

アメリカの経済指標を見ると雇用は確かに良いです。が、それ以外の経済指標にはピークアウト感が出てきています。一方で雇用を重視するFRBによる資産圧縮のテーパリングが近づいてきています。利上げは15年末に決定して以降、もうすっかり慣れっこになってしまいましたが、テーパリングはまだ新鮮みのある新体験。

新体験が巻き起こす新たな変化は、少なくとも上に向かう波乱ではないと皆思っているはずです。しかしその波乱に対して備えが薄い(=VIX指数が低い)。何故なら皆「いずれ下がるだろうけれど、それがすぐとは思っていない」からです。

チャート的には日経平均は75日線を割り込む動き。TOPIXMACDが暗転して25日線を割り込む動きで、5月以降2万円前後でもみ合った水準がかなり重い上値の重石になってくると見られます。

ポイントは引き続きNASDAQの方です。NASDAQが崩れると、日本のマザーズ市場の下落を引き起こし「割高な株を売る」というリスクオフの強い流れが出来てしまいます。特に先週のモーサテでも述べられていましたが「S&P500銘柄の空売り比率は平均3.8%だが、FANG株は1%未満」なのだとか。つまりFANG株の下落に関して誰も警戒していないのですから、下げが下げを呼ぶ展開になります。


新興市場は「強気の売り」。本日は両指数共に堅調。ただマザーズの方は一時マイナスに転じるなど弱い基調となっています。この辺り上述のようにNASDAQに変調の兆しが見られること、またPERの高い高成長銘柄の視点が決算を受けて期待→現実に変わっていることで、引き続き弱い動きが続いているのだと思います。


ポートフォリオ銘柄】
売りポートフォリオ大東建託(1878)は続伸。昨日はシティの格上げもあって全体地合が悪い中でプラス引けでしたが、本日もしっかり。決算以後4社も目標株価引き上げしてきたので、一種の仕手株相場化しているような感じです。

本日の日経1面は空き家対策に国と地方が本腰を入れるという話でしたが、そうすれば益々アパートの空き部屋は増えていくと思うのですが。


同じく売りポートフォリオJXTGHD(5020)は続伸。ただ前日終値近辺での推移となっています。中国での製油活動低下報道を受けて、前日は原油価格が急落。それを受けて本日の業種別騰落率では石油・石炭が最下位。鉱業と合わせてマイナスとなっており、全面高を阻止する形になっています。

この辺りWTI原油価格が40ドル~50ドルのレンジ相場になると見られ、上限に近いところでは自然な動きだと思われます。



・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。