KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

S&Pは最高値に肉迫!

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日経平均は金曜続伸。前日のNYは出てきた経済指標が良かったものの、次期大統領選挙に再出馬を表明した民主党サンダース議員による国民皆保険案でヘルスケア関連株が下落。またOPECが7月から増産と伝わったことで原油も下落と強弱感が対立。高安マチマチでほぼ横ばいでした。

それを受けた日経平均は朝方から買いが先行。前日の決算を受けてファーストリテイリング(9983)が急騰した他、アメリカの長期金利が持ち直したことで金融株も買われる格好。寄り付きから先物が急騰しSQ値が寄り値よりも100円程高いところで決まり、その後は急速に値を消す場面がありました。

ただマイナスからは一転切り返しの動き。筆頭株主になっているUberの上場申請が伝わったソフトバンクG(9984)もグングン買われ、指数を押し上げました。そして終値はピッタリSQ値と重なる21870円で終了。日経平均終値ベースで昨年12/5以来の水準になりましたが、TOPIXは今年初の5連敗。売買高は11億株台、売買代金は2.2兆円台でしたが、SQ分を除くと一段と低調に。


投資判断は「やや売り」。金曜のNYは決算シーズンの先陣を切るJPモルガンの決算が好感されたことなどから3指数揃ってしっかり。S&Pは最高値まであと1%程度の水準まで戻して来ました。それを受けた日経平均先物は22070円となっており、月曜の日本株は堅調なスタートが予想されます。

4月は外国人の買い越しが目立つ月とされています。アノマリー的に4月はアメリカ株が高い月とされ、それに呼応するように日本株も4月の陽線確率が戦後統計で68.1%と12ヶ月中トップなのだとか。

リーマンショック以降の4月は平均8824億円の買い越しということで、今年も4月からの外国人買いが期待されていますが、私はこれに関しては額面通りに受け取れないと考えています。ここまで外国人が例年通り1~3月売り越し基調→反動買いの期待感は確かにありますが、同時にここまで先物買いがちゃんと出て、相場の戻りを演出しました。

つまり確かに4月に外国人買いになるとしても、それは恐らく「先物から現物への付け替え」が行われるだけと思います。とにかく先物日本株をドンとまとめて買っておいて、あとでゆっくり米中貿易協議の推移を見ながら個別を吟味しようと。ですから指数に与える影響は限定的になるように思います。実際先週外国人が現物6228億円の買い越しに対して、裁定買い残は2774億円減少。

なお、3月末の日経平均は2月末の終値21385円を下回ってしまいました。こちらも過去のアノマリーでは、1月、2月が高くて3月安いというのは1966年以降昨年まで5回あったそうですが、年間騰落が5戦全敗なのだとか。また3月の月足の陰陽が年間の騰落と一致するらしく(06年以降外れたのは2回のみ)、それを見ても今年の先行きは厳しそうです。

チャート的には先週の足を離れ小島とする「アイランドリバーサル」を形成。いつものパターンですが、私の経験則として「アイランドリバーサルの窓は埋める」というものがあります。ですからとりあえず21460円辺りまでの押しは遅かれ早かれあると思うのですが、問題はそれがどの程度尾を引くかというところです。

もう一つ市場の話題はビットコインの急騰。この辺りは先般よりこのメルマガでも「4000ドルを超えてきたが、世界的な金融緩和策のバロメーターになるので注目」としていましたけれど、金余りがまた暴走を始めた形です。中国が採掘禁止を検討と伝わっても5000ドル超をキープしています。

しかし改めて考えてみると、このビットコインの上昇というのは我々に色々なことを教えてくれます。上述した内容に加え、そもそも「無価値のものに価値が付く」「その価値が上がると思えば、世界中からお金が集まる」ということです。実際、金曜総崩れとなったバイオ株などは投資家に「夢」を売っています。ですから今が赤字だろうと構いません。

そういう銘柄に割り切って投資できるかどうかはスタイルの違いで良いも悪いも無いのですが、「出口」がわからなくなるので(例えばPERなどが算出できれば、目標株価の目処が立てやすい)私は苦手です。何年後には確実に黒字になる、という確信を持ってずっと待ち続けられれば、投資成績は良くなるのでしょうけれど運用効率は下がりますね。そういう銘柄にどれだけ資金を振り分けるかなど、各自のリスク許容度を元に考えていく必要がありそうです。

そもそもアメリカ株上昇の背景にあるのが「米中貿易協議の楽観論」ですが、以前から繰り返しているように、私は米中の通商問題は根本的に解決することはないと考えています。解決するにしても、かなりアメリカが譲歩する格好になるでしょう。

その場合、株価も一旦は好感するでしょうが既に足元で期待値も高まってしまっているので、恐らくそこで出尽くしとなり一転売られる流れになるのではないかと思います。もし解決してしまうと、アメリカの成長を阻害する要因が無くなるので、足元の上昇要因であるFRB緩和継続の前提が無くなってしまいます。

一方、何故日本株がこれだけ出遅れているかを考えると、一つは消費増税が着実に不可避に向かっていること、またもう一つはやはり月末からの10連休を意識したリスク回避の動きがあるのだろうと思います。

足元特に出来高が少なめですし、大口の投資家は売るつもりがあるのなら、今からでも少しずつ売っていかないとマーケットインパクトが大きすぎて連休前に売りきれなくなってしまいます。為替は比較的安定的ですから、これら日本株固有の要因が足を引っ張っていると見られます。


新興市場も「やや売り」。金曜は両指数共に軟調東証1部でも実質的に強いのは少数の指数寄与度の高い銘柄だけという状況で、新興市場もサッパリな感じ。週末ということもあり、ここまで急伸していたオンコリスバイオファーマ(4588)がストップ安になるなど、バイオ株が売られました。指数のチャート的には一目均衡表の雲と上向いてくる75日線での下支えに期待が持てる場面ではあります。


ポートフォリオ銘柄】
今回は一銘柄買いポートフォリオに入れたい銘柄があります。それは日本リビング保証(7320)です。

住宅設備機器保証修理の会社で、私最近まで家賃の保証会社と勘違いしていたのですが全然違いました。キッチンやトイレといった新築住宅に設置される住宅設備機器を対象に10年保証を提供する会社です。

その売上の計上方法が独特で、最初に顧客である住宅オーナーが住宅事業者経由で保証料を支払った場合、保証対象期間である10年に分割して売上に計上するのだとか。一方、販管費などのコストは先に計上されてしまうため、時間経過と共に利益率が自然と上向いてくるような形になっています。

そのためキャッシュフローは潤沢ですし、余剰資金は資産運用などで増やすことも可能。もっと言えば、初期不良ならともかく、例えば8年目くらいに壊れたとして本当に保証に入っていたことを覚えていてきちんと修理を依頼する人がどれくらい居るのか・・・ということを考えると、随分手堅いビジネスのように思われます。

まだまだ書きたいことはありますが、その辺りは追々改めて追記していきます。流動性が低い銘柄なので時間をかけてゆっくり評価されることを見越して長期保有目的で、目標株は2000円に。月曜寄り付きで買いポートフォリオ入れとします。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。