KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

S&PとNASDAQは最高値更新!

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日経平均は本日反落。前日のNYはTwitterが決算を受けて高かったことや、Amazonが決算を期待して買われたことなど個別企業への楽観から終値ベースでS&PNASDAQ揃って最高値を更新。WTI原油も66.6ドルまで上昇する場面がありました。

それを受けた日経平均は朝方から買いが先行。ただほぼ寄り天の形になり、利食い売りに押される形。中国株がしっかりしたスタートになったことで再度高値を目指すような動きになったものの、やはり中国株が軟化したことでマイナス圏に沈みました。売買高は前場段階で5億株台、売買代金は1兆円強と低調。


投資判断は「中立」に。またアメリカで各指数が最高値を更新してきたので、一旦様子見の中立に投資判断を引き上げます。しかしアメリカ株はとにかく強い。

新年度相場入りとなった3月末頃から外需買い、内需売りの動きが鮮明でした。新年度相場になってプレーヤーのポジションが変わったということがまず挙げられるでしょう。外需が強いのは昨年1年間ずっと弱かったことと、アメリカで特にSOX指数の上昇が続いていることも背景にありそうです。

中でも住友不動産(8830)は先週まで17営業日連続安という体たらくでした。REIT指数が新年度になってから金融機関の取得買い需要が無くなったこと、またアメリカの長期金利反転によりアメリカのREIT指数が急落してきたことなども不動産株にとって逆風になっています。

そもそも不動産市況に関しては日銀が「不動産向け融資残高がGDP比で過熱している」と指摘。まあREITを一生懸命買っているあなたたちにも一因はあるだろうというツッコミはさておき、バブルの兆候を示唆しています。これで本当に消費増税延期があり得るのかどうか。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-04-17/PQ32L56S972801

しかし荻生田氏による消費増税延期も可能発言は、マーケットに全く影響せず。公平を期して言えばその前に麻生さんが「消費増税少子高齢化に対応」と発言していますし、いずれにせよ、市場は相変わらず好悪材料に対しては無反応な感じ。

それにしても消費増税が「7月の日銀短観の結果に因る」なんて言われると、企業経営者はこぞって悪い見通しを示すんじゃないでしょうか?楽観的な見通しを出そうものなら国民から恨まれかねませんね。

16年の伊勢志摩サミット時と同様、今回もG20議長国であることから議長国が率先して景気の腰を折る増税に踏み切らない・・・という楽観的な見方もありますが、あくまで日本国の事情の問題ですし。しかも7月に延期決定というのは、あと4ヶ月しかない中で現実的ではありません 

他にもセブン&iHD(3382)に代表されるコンビニ、百貨店、ドラッグストアなどの小売株も売られています。2月期決算が出て人件費上昇と消費増税の影響を深刻に受け止められたことが主軸ですが、消費増税延期論がやはり真剣に受け取られていないということの証左でもあります。なおファーストリテイリング(9983)だけは指数プレイの別事情があり買われていましたが。

協和発酵キリン(4151)も結構えげつない下げ方になっていますが、医薬品株もアメリカで民主党の大統領候補が皆保険制度の実現に言及しヘルスケア株が下落する中で、日本の医薬品株も連想的に売られていた形です。

実は丁度先週から公表が始まった「日経内需株50」「日経外需株50」の指数の差を見るとその動きの顕著さが歴然としているのですが、構成銘柄的には医薬品は外需に分類されているので(武田薬品工業(4502)とアステラス製薬(4503))、よりイメージ的な内需売りが鮮明という感じではあります。 

他方、大型株指数と小型株指数の4月の昨日までの上昇率を比べると2.4%と2.0%の上昇で大差無いように見えますが、より大型のTOPIXコア30は2.7%ですし、日経JASDAQマザーズ共にマイナスと差が広がります。4月はアノマリー的にも外国人買いが目立つ月ですが、外国人が得体の知れない小型株をなかなか買ってこない一方、個人投資家は10連休リスクを控えて手放すので差が広がっていくのだろうと思われます。

先週発表の投資主体別売買動向によると、4月第二週は外国人投資家が現物を1,214億円の買い越し。一方、先物も322億円の買い越しで、先々週上昇の原動力となりました。他方、投信が売り越しという構図。今週もやはり外国人が買っているというパターンのでしょう。

また大型株の中には逆日歩の発生している銘柄がある一方、小型株はそもそも空売りが出来なかったりするわけで、そういった「売り方の買い戻し」が出ないことも一因だろうと思います。というわけで、4月はここまで「超大型外需」が最も強く「小型内需」が最も弱い月でもありました。

ただその事情は今週から少し変わってくるかも知れません。逆日歩狙いの買い戻しは昨日が期限ですし、今週から大型株の決算発表週にもなってくるからです。連休前の週末にかけて社数がドンドン増えていきますが、週間で400社超の決算が予定されており、外需系の大型株が主体となってきます。


新興市場は「やや売り」。本日は両指数共にしっかり。昨日の段階で連休前の逆日歩買い戻しモードが終わったので、相対的に出遅れの新興市場に目が向きやすいターンになってきた印象。ここから大型株の決算が始まるので、大型株に手を出し辛いという事情もあるでしょう。NASDAQが高いという点もハイテクが多い新興市場には追い風です。ただ連休前のリスク回避売りは今週いっぱい続きそうです。


ポートフォリオ銘柄】
MTG(7806)は反発。1900円割れ水準から切り返し、25日線を上回った推移を見せています。顧客である中国市場の景気減速感は気になりますし、連休明け後の決算発表に向けて神経質な展開は続きそうです。ただ信用買い残は急速に整理が進んでおり、下方修正で出来高が膨らんだところが大底だったという点は理解が得られやすいでしょう。


ソフトバンク(9434)は反発。明日の引けにTOPIX調整係数解除による買い需要が見込まれているため、とりあえず明日までは高値圏をキープした強さが継続するのかも知れません。ただ上場以降、これら指数イベント終了後は下落というパターンが続いており、今回もまたそのパターンを踏襲すると見ています。

全く余談ですが、WSJ報道によるとビットコイン孫社長が145億円の損失というのが話題になりました。正直、よっぽど世界的に閑散で話題が無いのかなと思いますが、最近昔の著名投資家の失敗話ばかり耳にするようになり(今回の孫さんのケースはちょっと毛色が違いますけど)、どうも昔の勝ちパターンがAIなどの台頭で通用しなくなってきたのかもと思ったりしています。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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そして次回は平成最後の成績発表です。小型株が弱い中で私の成績も冴えない感じがしますが、最後にきちんと清算して新元号を迎えたいと思います。お楽しみに!


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。