KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

トランプ速射砲連発もアメリカは下げ幅縮める

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日経平均は金曜続伸。前日のNYは中国の貿易統計が予想よりも悪化しなかったことを受けて安心感が拡がりほぼ高値引け。S&Pは約2ヶ月ぶりの大幅な上昇率となりました。ただ引け後にBloombergが「中国が米国からの農産品の購入を一時停止したことを受け、トランプ米政権がファーウェイへの輸出規制緩和の決定を先送り」と報じたことで、また円高に。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。寄り前に発表されたGDPが予想外に良く、SQ値が20855円とかなり高く決まったことで、その後は20800円にも届かず上値が抑えられる形に。その後注目の中国人民元の基準値がまた元安設定となりましたが、市場の水準よりも元高方向だったこと、また中国株がしっかりしたスタートになったことも安心感に繋がりました。

その後中国株が値を消すに合わせて上値も重く。3連休を控えていることも様子見ムードに繋がりました。日中値幅は100円ちょっとと落ち着き。売買高は11億株台、売買代金は2.1兆円台と低調。


投資判断は「買い」。金曜のNYはトランプ大統領がまた「中国と当面の合意は無い」「ファーウェイとの取引も当面行わない」「FRBは1%利下げを」などと好き勝手放言し、ダウは一時300ドル近く下落するも、引けにかけては90ドル安まで戻す格好。ドル円も一時105円前半まで円高が進みましたが、105円台後半まで戻しています。

アメリカの長期金利はグングン低下し、一時1.5%台まで下落して16年の大統領選挙前以来の安値水準、つまりトランプ大統領就任後では最も低い水準になりました。その割にはドルインデックスは高いですし、にも関わらず円インデックスも円高という不思議な位置関係になっています。これはすなわちユーロがとにかく安いというところが影響しています。
https://jp.tradingview.com/symbols/TVC-DXY/

https://jp.tradingview.com/symbols/TVC-JXY/ 

ですから、理屈では日本が為替操作国認定されたりする筋合いはまるで無いのですが、まあ今までの言動からしトランプ大統領は理屈が通用しないので、日米の貿易協議の行方に関しては引き続き油断はできません。

本質的には、私はやはりFRBの資産圧縮停止が効いて、資金流通量であるM2が拡大し、それが資産バブルに繋がっていくと見ています。その右肩上がりの軸(基準値)に対して、株価がその時々で上下に乖離するようなイメージですから、とりあえずはアメリカ株に関しては強気継続で良いと思います。

一方、日本の方にそれが波及するのには、タイムラグなどが生じてくるのは仕方ありません。また最近のイメージとしては例えば「MSCI AC アジア指数」など、中国や韓国とごっちゃ混ぜになったETFを外国人投資家が売買しているだけで、日本固有の要因は考慮されていない、つまり中国や韓国と一緒くたに下落していっているように感じます。

何故なら、日本株に魅力を感じなくなった外資が次々と日本の拠点を閉鎖し、日本株専門のアナリストが居なくなったからです。なので外国人投資家がもし日本株が割安と思っても、自分で調査するにはコスト(労力)がかかるので、結局売買の拠り所がそういう大きな指数に連動するETFしか選択肢が無く、中国や韓国の悪材料に引っ張られてしまう、という現象が生じているのではないかと思います。

先週末にはGPIFの6月末のポートフォリオが発表されました。国内株は23.5%と昨年末23.7%から本当に少しずつですが割合がジワジワ低下しています。これは他の資産、特に外国株が24.3%→26.4%に、また外国債券が17.4%→18.1%と価格の上昇に合わせて比率が高まったことが背景にあります。

基本ポートフォリオでは国内株も外国株もそれぞれ25%とされており、勿論±5%程度の乖離は許容されているのですが、6月末に比べると少なくともS&Pは更に上昇している一方、日本株は低下してきたので、乖離を解消しようという動きは出てくると思います。ただ運用の巧拙を期待するなら、外国株のウエイトを高めた方が得策のようにも思えますが・・・。

為替に関しては結局FOMC後に円安に振れたのは「ダマシ」で、それで円買い勢のロスカットを誘因しておいて、改めて円高に振れていく・・・という動きになっています。逃避先通貨として名高いスイスフランが買われるのと同様に、安全通貨として認知されている円が買われる動きになっています。それが上述したように、円インデックスの上昇に繋がっています。

通貨に関しては政治的に日銀も為替介入がし辛いので、短期的には一旦反発を見せたとしても、この先一ヶ月くらいは8月円高アノマリーもあり、105円割れに向けて円高方向に進みやすいのかも知れません。ただ先般より示しているように、裁定残高の逆ざやもあり、株価に対する為替の影響度合いが低下してきている点はまだ救いです。


新興市場は「やや買い」。金曜は両指数共に軟調。金曜は新興市場も含めた小型株の決算集中日でした。新興市場銘柄はアナリストなどのカバーが少ない分、決算で悪いものが出たら素直に売られやすく、例えばメルカリ(4385)などが大赤字決算を出したら指数も連れ安せざるを得ないという状況です。一巡する来週14日まで上値は重いと思います。


ポートフォリオ銘柄】
サニックス(4651)は大幅続伸。1Q決算が発表され、営業利益が前年同期比約6倍、上半期計画の63.1%の進捗率となっており、素直に好感される形。廃プラ関連の利益が急拡大して一番の稼ぎ頭となっており、先細りの太陽光から業態の大転換に成功した形です。ただ上値では戻り待ち売り圧力が強く、陰線となりました。

この銘柄の場合、過去の急騰局面を見ると日証金ベースで融資残(信用買い)が増え、貸株残(空売り)が減る傾向にあるのですが、今回は逆張りの貸株残が増加。出来高も過去一年で最も大きくなっており、今回ばかりは大きなトレンド転換を期待しても良いのかも知れません。材料がとにかく豊富な小型株で、夏枯れ相場にピッタリだと思います。


フマキラー(4998)は大幅安で東証2部値下がり率ランキングトップに。金曜場中に決算を発表し、まさかの大幅減益着地に。勿論まだ夏前の決算ですから前哨戦ではあるのですが、アース製薬(4985)も防虫部門はそこそこしっかりしていたこと、また前期が悪すぎた反動で増益期待感は高かったのですが、裏切られる格好になりました。

いやー、これは参りました。インドネシアは復調が見られるものの、国内が足を引っ張る形。2Qの書き入れ時でどれだけ挽回できるかというところですが、しかしこんなに売られる程悪いのか。丁度前回5月の本決算時と同じような大陰線を付け、日証金ベースでは貸株が1.5万株増加。かなり空売りが入っており、底値での出来高を伴った「包み陰線」は底打ちのサインですが・・・。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。