KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

逆イールド深まる

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日経平均は本日続伸。前日のNYは朝方こそ中国の景気対策期待感から買われて始まったものの、2年債と10年債の逆イールドが一層深刻になり売られる展開に。小幅ながら3指数揃ってマイナスでした。

それらを受けた日経平均は朝方こそ買い先行で始まったものの、前日終値を挟んで方向感に乏しい値動き。中国人民元基準値が昨日より若干元安設定程度で収まったことや、自動車購入規制の緩和が伝わった中国がしっかりしたスタートになったことで20500円を抜ける場面があったものの、20500円では上値が重い展開に。

後場も引き続き20500円の上値を意識した横ばい推移に。売買高は13時15分現在で6億株弱と低調。


投資判断は「買い」。先週末は皆がジャクソンホールに構えていたところに中国からの奇襲。ただ結果的に思った程下げなかったのは、ジャクソンホールで投資家が備えていたタイミングでもあったことが幸いしているのかも知れません。

そもそも中国がアメリカに対してかける関税の範囲は限られていて、アメ車なんてほぼ買ってませんし、また既に中国はあまりアメリカから大豆を買っていません。実際、ニュースを受けて大豆先物の変動率も1%の下落に止まりました。ですから実害はそこまで大きく無いのかも知れません。

↓4月分までですが中国のアメリカ産大豆輸入推移
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-05-30/PSB55F6JIJUP01 

引き続きアメリカの長期金利が低下していますが、ヨーロッパで政局混乱があればある程アメリカに資金が集まる形で、今最もホットな債券市場に買いが回ってくる流れになっています。それは需給面の話ですが、ファンダメンタルズで考えると、期待インフレ率の低下(=景気の先行き不透明感)が世界中の金利を押し下げている面もあります。

そもそもインフレ率は物流のグローバル化やIT化の進展によって世界的に下落圧力が続いていますから、景気を良くするのは昔に比べて格段に難しくなっています。公共投資などを行って一時的に引き上げることに成功できたとしても、当然永続するものではありません。ですから元々金利には下落圧力がかかっているので、世界的な金利低下局面は当然と言えるのかも知れません。

そう考えるとヨーロッパの混乱も全て既出のものですし、実際に下落率も限定的。「上がる材料は乏しいかも知れないけれど、下がる材料はもっと無い」という感じがします。

7月に入ってからアメリカで利下げ観測が本格化し、それに合わせて私も強気に転換しましたが、例えば以前も書いたように「これはバブルだ!」と明確に思うのはアメリカ株や債券の方で、日本株の方は「え、バブルでもこれだけ?」という程度の上昇に終わる可能性があります。日本でも不動産バブルは発生する可能性がありますが、やはり都心など局地的な地域に止まると思います。

日本株に関して、売り手はだいぶ減ってきた感じはあるものの、逆に買い手に欠くからです。安くなればGPIFや日銀といった公的マネーは入ってくるものの、外国人が売ってきている中では上値を買う主体がありません。個人投資家も基本的には売り越しが続きます。それ故、チャートでMACDが好転しても素直に買い上げられることなく、20500円を意識した展開が続いています。

今のところREITのような高利回り商品は買われても高配当株は避けられている傾向にあり、例えば利回り6%台のJT(2914)やJFEHD(5411)はドンドン売られていますし、郵政3社もかんぽ生命問題もあって売られる動きが続いています。証券株は最近下げ止まりつつありますが、まずその高配当株の下げ止まりで需給の均衡点を探る必要はあります。(そういう意味では秋に見込まれていた日本郵政(6178)の追加売出延期観測は株式市場的には助かりました)

今のところ需給の転換点は来月のメジャーSQであると見ています。その手前から少しずつ裁定売り残の巻き戻し買いが意識されてくるのではないかと見ています。また9月の権利取りの動きも出やすいタイミングです。 

個人投資家の待機資金は日米共に豊富です。特にアメリカの方はMMFの残高は3.3兆ドルに達し、09年10月以来の高水準なのだとか。当時はリーマンショックのダメージからようやく少し回復しつつあるものの、NYダウは1万ドルでしたから株価水準は今より6割も下の水準。以後脈々と続く高値更新波動への入り口を作り上げたとも言えるのですが、今と株式相場の時価総額が大きく異なりますから、相対的に買い支えとしては大きくは期待できないかも知れません。

一方、これまでアメリカ株の担い手であった自社株買いに関しては、ウォールストリートジャーナルの記事によると、4-6月期の自社株買いが1660億ドルと1年半ぶりの低水準になっているのだとか。まあ17年12月に実施された税制改革の影響で昨年が多すぎただけなのかも知れませんが、株価水準がまた一段と上がっている中で額が減ってしまうと、買い支えの力としてはどうしても弱くなってしまいます。


新興市場は「買い」。本日は両指数共に軟調アンジェス(4563)やインパクトHD(6067)などといったこのところ個人投資家に人気だった銘柄が売られ、相場の雰囲気を悪くしている格好。また、足元東証1部がしっかりしているのは日銀やGPIFなどの下値支えがあるとすれば、それが見込め無い新興市場は下がりやすいという事情もあるかとは思います。

ただ米中貿易戦争や為替の影響を直接的には受けない企業が多いですし、新興株に買い安心感があるとは思います。


ポートフォリオ銘柄】
サニックス(4651)は大幅続伸。そして目標株価330円をクリアしてきたので利食い終了となりました。が、恐らくここまで出来高が急増してきて、しかも寄り付きからガンガン買われるタイプの陽線ですから、かなりの大相場になっていくのではないかと思います。

そういう意味で実はもう少し目標株価を引き上げて延長しようと思ったのですが、残念ながら間に合いませんでした。押し目があるかどうかは不明ですが、もし押し目があればまた取り上げたいと思います。世界的に廃プラを含めたゴミ問題がクローズアップされる中で、否が応にも注目度合いは高まっていくだろうと思います。


フマキラー(4998)は反発。決算が悪かったことで昨年末安値水準である1000円手前まで売られ、反発を伺う段階に。昨日のミヤネ屋でヒアリや蚊の特集をやっていたのが材料とか違うとか色々思惑がありますが、そもそも同社の主要顧客(?)である蚊は9月~10月が最盛期とか。足元ではデング熱なども警戒されており、注意が必要です。

また同社が注力するインドネシアは首都移転の話があり、密林を切り開いて開拓していくそうですが、その辺りに投資妙味があったりするのかも知れませんね。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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そして次回は8月の成績発表です。8月はまたMTG(7806)以外は頑張ったのですが果たして。お楽しみに!


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。