KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

祝日前の閑散相場で小じっかり

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本日の日経平均は続伸。朝方から買いが先行したものの、明日の祝日を控え積極的な売買は控えられる形。じり高とはなり後場には金曜の前引け水準まで値を戻すものの、引けにかけては22日以降に控えるイギリスの離脱法案採決に対する警戒感が拡がり上値は重くなる格好。それでも年初来高値更新となりましたが、一日の値幅は70円弱。売買高は9億株弱、売買代金は1.5兆円台と閑散。


投資判断は「買い」。いやー、日経平均は強いです。22500円という節目もあっさり上抜く場面がありました。たださすがに22500円より上では重い印象になっています。この辺りは先般も示したようにオプションのプット建玉が少ないので方肺飛行になってしまう、としたような感じです。ただ実感として「株高」ではなく「単に指数のみの上昇」です。

結果、NT倍率はまた高値圏に。先月下旬には4月以来の低水準まで落ち込んでいたところに、ファーストリテイリングの華麗なる大復活で一気に上値抵抗ラインである13.8倍を突破。高値更新となっています。まだ日銀ETF買いが大量に残っていることで、本日は反落となったものの日銀保有比率の高いファーストリテイリングに買い安心感があることから、NT倍率の上昇は継続しそうです。
https://nikkei225jp.com/data/nt.php

実際、前回NT倍率が急上昇したのは3月終わりから。つまり上半期の開始と共にまず買い上げられる形になりました。今回は9月終わりから。すなわち下半期の開始からです。日経などでは「海外勢が買ってきている」という論調になっていますが、この場合の海外勢は単なる裁定業者とか、短期筋のヘッジファンドに限られるとみられ、長期的な資金が入ってきているわけではなさそうです。
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL16HCS_W9A011C1000000/

ですから4月相場を思い出した方が、足元の値動きの参考になるでしょう。当時は日経平均がグイグイ上がる一方でTOPIXは横ばいでした。ファーストリテイリングは51750円→65000円まで買い上げられてようやく横ばいになりました。今回もそれくらいまずファーストリテイリングが先鞭をつけるのではないでしょうか。

ただ本当はファーストリテイリングが先行して株価をつり上げる→日経平均が上がる→TOPIXが上がる→小型株にも買いが回っていく・・・という好循環が早く出来るのが望ましいです。そのためには本日のようにファーストリテイリングには多少自重してもらって他の銘柄が付いてくるまで待っておいてもらいたいですし、そうなって初めて株が強いと言う事ができると思います。

足元の急速な株高改め指数の上昇に関しては、基本的には皆が言うように売り方の買い戻しであるという認識です。実際、日経レバレッジETF(1570)も空売り残が積み上がっているようです。ただ、多少真っ当なことを言えば、先般出たIMFの世界景気見通しが日本は変更無しで据え置かれた(むしろ20年は上方修正)点が、米中よりはマシということで相対的な評価が高まっているのかも知れません。

米中関係に関しては、基本的には中国の攻撃ターンに変わったようで、しばらく中国サイドから交渉を優位に進めるための強気発言が相場の重石になっていくかも知れません。先般「アメリカに500億ドル相当の関税撤回を求める」という報道も出てきましたが、中国にしてみれば至極当然の要求です。

が、株式市場的には気にする必要は無いと思います。中国の戦略は時間稼ぎにあるのは明白で、その時間稼ぎの間にできるだけダメージが減れば良いだけです。ですから合意を中国から白紙にすることはまず考えられません。

そしてアメリカ側も製造業に悪影響が出ている以上、これ以上経済面での圧力は控えるでしょう。その裏返しとして、今回の香港人権法案といった内政干渉の方向に舵を切ったのでしょう。「他人事」として中東から手を引いたのに、中国には首を突っ込むというのは、あまりにも露骨です。そして国民には中国に対して引き続き強気で圧力をかけているんだ、というメッセージを送っているのでしょう。

というわけで今回の香港人権法案、上院で可決されたとしてもトランプ大統領は署名しないのでは無いでしょうか。少なくとも来月習主席とAPECで会うまでは署名しないと思います。中国側から出てくる悪材料がこれまでのトランプ砲みたいなもので、適度に押し目を作ってくれるからこそ余計に株高に持続力があるようにも思えますけど。

アメリカ株が最高値を更新しないのも、むしろ好材料のように思われます。株価が上がってくると、我々はまたトランプ砲を気にしないといけませんから。

チャート的には日経平均TOPIX共に200日線が明確に上昇してきました。今後(とりあえず年内)はまず日経平均22000円が一転強力な下値支持線になると思いますし、どんなに下がっても200日線までと思われますから、だいぶ下値不安感は乏しいと思います。

ドル円に関しては109円という水準に7月以降抵抗線がありますが、これはまだ突破できるレベルの抵抗力でしょうから、いずれ上抜けてくるとは思います。ただ上値は110円がせいぜいで、今後アメリカの方が利下げや量的緩和といったハト派色を強めてくる一方、日本は対応策が限られてくるとなると、長期的にはジワジワと円高に向かっていくのでしょう。


新興市場も「買い」。本日は両指数共に堅調。本日は閑散商いの中で、まだ値動きが期待できる新興市場に資金が入りました。ただ週末にネット上で話題になったのは「NISAでの買い付けトップが日経ダブルインバース(1357)ということで、個人投資家逆張りスタンスが鮮明ですが、そういう意味では日経平均が下がらないと個人投資家好みの新興市場に資金を回す余裕が無いのかも知れませんね。


ポートフォリオ銘柄】
ソフトバンク(9434)は続落で75日線割れ。週末の報道では「財務省はSBG(9984)が用いたM&Aに絡んだ節税策を防止する方針」と伝わったことで、同社は直接的には関係無いですが、やはりグループ再編などの動きを封じられるという意味では間接的にマイナスと捉えられる形。実際、本日はドコモ(9437)やKDDI(9433)などが強かったですから、固有の要因による売り圧力が出た形。

親会社の方に関しては、ウィーワークのIPO延期からミソが付いた感じで、本日はビジョンファンドのパートナー退社も伝わりました。孫社長がこの逆風からどう立て直すか手腕の見所です。


フマキラー(4998)は大幅続伸。先般のヒアリ東京定着報道を受けて、本日は「政府が緊急のヒアリ対策」と報じられたことで火を噴いた形になっています。

元々出遅れ感が強かったこと、チャート的には1000円水準で長期的にダブルボトムとなっていた(できた)こと、またすっかりシーズンオフで全く手垢が付いていない状態だったことから、上がり出すと勢いがあります。たかがヒアリと侮っていると痛い目に遭います。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。