KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

米中貿易協議進展と企業の決算を受けてアメリカ株は最高値圏

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日経平均は金曜続伸。前日のNYは注目のペンス副大統領の演説において、引き続き中国に対して厳しい内容ではあったものの、昨年の内容よりはソフトになっているということで株価はプラス転換。ただダウは3Mが決算を受けて売られたことで下落しました。その他の主要企業に関しては概ねしっかりで、SOX指数はラムリサーチの決算を受けて堅調。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。ただ22800円到達の後は一転マイナス転換する動きになりました。引き続きエーザイ(4523)が大幅高で指数を牽引する一方、ビジョンファンドの評価減が伝わったソフトバンクG(9984)や、先んじて相場を主導していたファーストリテイリング(9983)が利食い売りに押される格好。

後場は14時半まで値幅30円未満の膠着状態が続きましたが、引けにかけて売り方の我慢の限界となりじり高。22800円はギリギリ維持できなかったものの、TOPIX共々ほぼ高値引けとなりました。売買高は11億株台、売買代金は2.1兆円弱と低調。


投資判断は「買い」。金曜のNYは米中通商協議が「第一段階」の通商合意に近づいているとアメリカ通商代表部(USTR)が発表したことで3指数揃ってしっかり。S&PNASDAQは最高値圏に迫りました。決算を受けてAmazonは下落したものの下げ幅を縮め、Intelは好決算で買われるなど全般的に強い動き。それらを受けた日経平均先物も22820円と、月曜の日本株もしっかりのスタートが予想されます。

まず個人的にはそもそもBrexit絡みのネタに関してはもう過剰に気にする必要は無いと考えています。いつまでやってるんだという話ですし、多分最終的には今月末のBrexit期限も土壇場で再延期でしょう。先般離脱が決まりそうになったのも所詮「もう少しだけ時間をかければいよいよイギリス国内で意見まとまるから、もうちょっと時間を頂戴」というイギリス側の交渉術に過ぎないような気もします。

一方、ペンス副大統領の演説も無事通過。恐らくトランプ大統領自身はもう中国と仲良くやりたいのでしょう。これ以上関税で圧力をかけても泥沼化するだけで支持率も上がらず、メリットは無さそうです。9月にボルトン大統領補佐官を解任したのも、中東の問題が一番にあるでしょうが、対中国とも上手くやりたい(そして功績を歴史に残したい)という意向が働いたのだと思います。

ただ大統領と共和党首脳の考えは必ずしも一致していないようで、トランプ大統領が中国と妥協モードに入ってるのを快く思っていないのかも知れません。個人的には経済的圧力から信条的な圧力に軸足を移した第二ステージへの移行と思いますが、この辺りの推移は見守りたいところです。

日本株に関しては、NT倍率は引き続き高水準で「ファーストリテイリングだけが上昇している相場だ」などと揶揄されていますが、それ自体は悪い話ではないと思います。例えファーストリテイリングで作られた相場であっても、TOPIXの方もちゃんとトヨタ(7203)が年初来高値ですし、極端に両指数が乖離しないようにTOPIXもついて行かざるを得ません。

少しずつ乖離が拡がる形で、ファーストリテイリングが例年本決算後強いこと、日銀ETF買い余力が大きいことを考えると、しばらく上昇が続いてNT倍率も14倍台くらいまで乗せてくる可能性はあります。

日本株の10月の強さを海外と比較してみると、上昇率はそれぞれ日経平均4.8%、TOPIX3.8%。対してNYダウ0.2%、S&P1.5%、NASDAQ3.0%、ドイツDAX4.1%、香港ハンセン指数2.2%となっています。また別格の日経平均もドル建てで見ると実は4.0%の上昇に止まっており、アメリカはこれまでが高かった分を差し引いて考えると、ドイツと大差無く、日本株が際立って強いわけではないということがわかります。

それでも日本株独自の強さの背景を考えてみると、チャートの良さ、需給の良さ、IMFの景気見通し20年上方修正、日銀追加緩和期待などなど色々挙げられます。

まずチャートに関しては200日線の上昇が特にポイントです。200日線は一年間の株価の平均であり、それが上向いてきたということは一年間の投資成績が好転してきた投資家が多いということです。個別でも濃淡はあるものの200日線が上向いてきた銘柄が増えてきており、好循環が期待されます。またボリンジャーバンド+2σがしっかり上向いてきたことで、上昇トレンド継続が意識されます。

一方、例えば日経平均は窓を空けてポンポンと上昇してきており「四空」の形を警戒する人も居ますが、確かにそれは一つ下値不安感があるのは事実ですけど、過剰に心配する必要は無いでしょう。先物の方は窓を空けていませんし、またそもそも商いが薄いので、極端なことを言えば9月以降ずっと窓を空けて上昇し続けているようなもの。

需給の良さに関してはやはり裁定売り残が引き続き高水準なこと。更には年間6兆円の日銀ETF買い付け枠がまだ2.0兆円分残っており、現状のペースなら約28営業日分の残高が残っています。年内あと45営業日と考えても半分以上の枠が残っており、このまま行くと買い付け条件を緩和してくる可能性もあります。

また日柄的にもTOPIXが9月までの高値を付けたのが4/17でした。そこから半年期日通過を達成したという安心感もあります。が、これは同時に半年リズムで考えると10/16高値が鬼門では無いかという考え方があってもおかしくはありません。


新興市場も「買い」。金曜は両指数共に堅調。エーザイが全株一致で寄りついて、バイオ系などの短期資金がエーザイに吸収されましたが、時価総額最大のメルカリ(4385)メリルリンチの格上げを受けて大きく上昇したことなどで、指数を押し上げました。ここから東証1部が本格的に決算シーズンに入っていく中で、新興市場の株が買われそうな感じです。


ポートフォリオ銘柄】
フマキラー(4998)は反落。ただここまで勢い良く上がってきた中での一服であり、上昇に転じた200日線に下支えされる形。今度はマダニが社会問題化しており、殺虫剤メーカーの同社に思惑買いが入っています。足元で台風や大雨が続く中、じめじめした環境が害虫にとっては居心地良く、こういう話題が増えやすいのだろうと思います。

ともあれ、これらはあくまで上昇のきっかけでしかなく、本質的には長期にわたった調整終焉のタイミングを市場が求めていただけであり、足元の出来高急増による上放れの動きを見ると、大型上昇相場は今始まったばかりという感じです。少し前のサニックス(4651)のような大相場発展が期待されます。


ソフトバンク(9434)は続落。ソフトバンクホークスが日本一になったものの、株価は弱い動きとなっています。金曜は他の通信株も弱かったことで、特段親会社の弱さが波及した感じではありません。ただ来週はTOPIX浮動株比率の調整があり、同社には売り需要が発生すると見込まれていることから、需給悪化懸念が続きます。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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