★☆★☆ 高岡で20回目となるセミナー開催!
テレビ東京、日経CNBC、ラジオNIKKEIなどでお馴染み、あのブーケ・ド・フルーレット代表の馬渕治好氏が高岡で自主開催セミナーを開催!!
馬渕治好氏略歴
http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub1.html
内容 :「世界経済・市場展望」
(※世界の経済動向、主要市場の先行き、政策要因や投資家動向などの全体観について、最新情報を踏まえながらわかりやすく解説。なお質疑応答を含め、個別銘柄の株価判断はありません)
日時 :12月7日(土) 13:30~
場所 :富山県高岡市 JR高岡駅前 ウイング・ウイング高岡
参加費:4000円
事前お申込制となっており、定員に達し次第締め切りとなります。
セミナー終了後は懇親会も予定されています(※自由参加。別途5000円程度)。
詳細を下記リンクよりご確認の上、お申込みください。
https://kokucheese.com/event/index/582888/
当然私も参加します(^_^)/
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日経平均は本日大幅反発。前日のNYはアメリカ当局が中国との部分合意月内署名の可能性を示唆したこと、トランプ大統領が(票田や習主席が若い頃過ごしたことを意識した)アイオワ州を検討したということ、ロス商務長官がファーウェイ製品への部分販売を間もなく許可するとしたことなどから緊張緩和ムードが強まり大幅高。3指数揃って最高値更新となりました。
またフィナンシャルタイムズが9月からの対中関税の軽減を検討と伝えたことから一段とリスクオンムードの高まりに。それらを受けた日経平均は朝方から大きく買われ、いきなり23100円まで突破。その後更に買い進まれて23200円を上抜けました。さすがに一旦は買い一巡感が出たものの、中国市場が開始して財新の非製造業PMIがほぼ予想通りの51.1で着地したことも安心感に繋がり再度騰勢を強める形。
中国の人民銀行が一部利下げを行った他、香港で景気対策が行われるとの観測から中国株が強含むと、後場は一段高でのスタートに。たださすがに23300円を超えたところでは上値が重くなってきて、14時以降は売られて後場の安値引けではありましたが、400円高はキープしました。売買高は16億株台、売買代金は3兆円強と活況。
投資判断は「買い」。個人的には年末にかけて上昇していく相場を想定しています。ペンス副大統領の演説も、1年前のものに比べると遙かにマイルドな印象でした。これ以上中国に対する経済的な圧力が増すことは無いのではないかと思います。
では逆にどうなったら株が下がるのかと考えると「米中関係が改善されても株価が反応しなくなった」「FRBが更なる追加利下げを示唆しても株価が下がる」というように「悪いニュースで下がる」のではなくて「良いニュースで反応が無くなった」時に最も深刻に株価が下がるのではないかと思います。
そういう意味では、適度にトランプ砲の警戒感が残りつつ、全面的な握手にならない「少しずつ前向きに進む部分合意」という今の展開が、結果論ですけれど一番株式市場的には理想的ではないでしょうか。また日銀が追加緩和という最後の弾を撃たずに出し渋ったのも(少なくとも株式市場には)正解かも知れません。
懐疑的で買えない、あるいは買いたくても思った程下がらないので買えないという人が居る方が、上昇余力がある強い相場です。足元の薄商いは正にそういう人達を置き去りにしている感じがあります。
一方、新規に誰も予想しえなかった角度から悪いニュースが出てきた場合は勿論別です。足元VIX指数が先物を使って意図的に押さえ込まれている急反動が出て来るでしょう。ただそちらは誰も予想がつかないのですから考えても仕方ありません。
例えばGoogleが成功したとされる量子コンピューターによる「量子超越性の実証」で、ビットコインなどのセキュリティが破られるという懸念から、一時ビットコインが急激に売られたりしました。こういう悪材料の出現はそれこそ量子コンピューターで計算しないとわからないかも知れません。
一方、中国の習主席が「ブロックチェーンに力を入れるように指示した」と報じられ、ビットコインは一転息を吹き返しています。先般Facebookがアメリカ議会からの抵抗で仮想通貨リブラの導入を延期としましたが、その際ザッカーバーグCEOは「アメリカがやらなくても中国が数ヶ月以内にやってくる」と反論していました。今正にそんな感じの流れになっており、全般的にアメリカよりも中国の方が勢いがあると言えましょう。
量子コンピューターに関してもまだGoogleが完全に実証したとは言い切れず、本当に実用化するにはまだ随分時間がかかるともされています。こちらもやはりすぐに中国が追いついてくるであろうことを考えると、アメリカの抑圧政策は既に手遅れだったのかも知れません。ですからアメリカは抑制の手段を経済力での押さえつけ→民主化により内側からのプレッシャーに方針を変えたとも言えます。
ただ中国が国家的に注力するからといって必ずしも成功するとは限りません。最近の失敗例ではEVの普及は目標に達することなく、まず段階的に日本が得意とするHVの導入にシフトしました。ただEVに関しては先般の日本電産(6594)永守会長の決算説明会でのコメントでは「21年→23年にかけてEVの需要が5倍になる」との見通しがあり、EV化の動きが停滞しているわけではありませんが。
先般のペンス副大統領も「香港デモを支持する」などといった「人心」に軸を置いた演説を行いました。中国が強権で一気に物事を推し進める力がある一方、ごり押しを快く思わない国民も多いです。じゃあアメリカもこれをコントロールできるのかというと、なかなか至難の業です。アメリカでも人種差別のデモは後を絶ちませんし、反トランプデモだって起きます。
アメリカ以外の西側諸国でも、最近はまたスペインのバルセロナにおいて、カタルーニャ州独立デモが拡大。チリでは地下鉄の運賃引き上げで、レバノンは無料通話アプリ「What's APP」への課税がきっかけでそれぞれ破壊的な大規模デモが起きるなど、香港デモを是とすることを嫌がる政府は多いでしょう。それはある程度破壊的で過激なデモを、世界のリーダーが認めたことになり、今後も更にアチコチで起きかねません。
だいぶ話が逸れましたが、要するにとりあえず米中貿易協議は前向きに事が運んでいくであろうということ、また「上手く行き過ぎず、不安感が残る」今の地合が一番株式市場には都合が良いということです。
新興市場も「買い」。本日は両指数共に堅調。ただ日経平均が400円以上上げる中で、それぞれサッパリな感じではありました。足元の相場が外国人買いと売り方の買い戻しによる相場である以上、それらが期待し辛い新興市場の上昇力が弱いのは致し方ありません。マザーズの信用評価損率が△13%と言われ、引き続き個人投資家の多くが身動き取れない模様です。
【ポートフォリオ銘柄】
カナディアン・ソーラーインフラ投資法人(9284)は続伸でまた上場来高値更新。今日は圧巻の上昇で、特に今月末に年一の分配金がまとめて出るエネクス・インフラ投資法人(9286)は一時4%以上上昇しておよそインフラファンドとは思えない強さでした。
本日はレノバ(9519)が上方修正を受けて一時ストップ高となるなど、引き続き世界的に環境を意識した売買が活況です。ましてトランプ大統領がパリ協定から脱退し、民主党が対立軸として環境を掲げてくるなど、テーマ性になりやすいです。この辺り、時価総額も大きくなってきたことから、ESG投資などの資金が入りやすくなったものと見られます。
ソフトバンク(9434)は反落。これだけの地合の中で逆行安でした。ただ本日引け後に出した決算は増収増益で市場予想を上回る着地に。スマホや光回線の契約増加が寄与する本質的な面での増収増益でした。これで何とか同業他社のように高値更新波動に繋げていけると思います。ちなみに本日引けで目に付いたのはNTT(9432)の分割と優待実施でした。明日は通信株が主役になりそうです。
・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。
なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。
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