KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

世界はコロナ停滞からの出口戦略を模索

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日経平均は金曜大幅反発。前日のNYは引き続き高水準の新規失業保険申請件数に加え、感染による死亡者数がまた増加に転じたものの、AmazonNetflixといった巣ごもり消費関連株が買われることでNASDAQに引っ張られしっかり。

ただ引け後にはトランプ大統領による段階的な経済再開指針(感染兆候の薄い29州は比較的早く再開する)発表や、ギリアドの「レムデシベル」が新型コロナウィルスに対する臨床試験に成功と伝わり時間外でNYダウ先物が急騰。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。いきなり19900円に迫る上昇を見せましたが、その後は強弱感が対立。中国の1-3月期GDPを警戒する動きが出ました。そして11時に予想よりも悪い年率△6.8%と伝わると、一旦失速の動きに。

後場寄り後は更に値を消しましたが、そこから引けにかけて買い戻しの動きが強まる形。前場高値を上回り、2万円に接近する流れになりました。引けにかけては少し押し戻されたものの、高値圏での引けに。ただTOPIXの上昇率は弱く、1部銘柄の半分は値下がりする歪な相場でもありました。売買高は14億株台、売買代金は2.6兆円台と最近の中では膨らみました。


投資判断は「やや買い」。金曜のNYは経済活動再開期待感から堅調。ボーイングなどが買われ、前日急騰したFANGに一服感が出たものの、総じてしっかり。原油価格は軟調持続も、S&Pエネルギー指数は10%超の急騰。VIX指数も38.2ポイントに低下しました。ただ金曜急騰の反動で日経平均先物は19590円と月曜の日本株軟調スタートが予想されています。

先週からアメリカ株がしっかりしている一因は、トランプ大統領の適当な楽観見通しより、FRBの2.3兆ドル追加供給と、かつてトランプ大統領は煙たがっていたものの結局彼の方針に従わざるを得なくなったほどに保険政策への影響度合いが強いファウチ氏が楽観的な発言をしたことは大きかったと思います。

経済指標は当然悪いものが相次いでいますが、結局今の相場は景気見通しが悪い方が、中央銀行から無限の支援策が出てくるので株価がプラスに反応しやすい環境があります。どうせ決算をまともに評価するような地合ではないですし。逆に言うと、市場が落ち着きを取り戻すと今度は株価が下がる(これ以上の支援策が出ないことから現実を見始める)ターンになるように思われます。

相変わらずアメリカの経済対策はスピード感があります。FRB議長も「回復が着実に軌道に乗っていると確信するまで、積極的にあらゆる能力を活用する」と発言したことも、最大級のファイティングポーズとなっています。

残念なのは感染拡大が続いていることですが、国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長が「(10万人~24万人と見ていた)感染による死亡者数が6万人程度に抑えられる可能性」と楽観的な見解を示したことは安心感に繋がっています。

また民主党が次の経済対策として、現政権の倍の54兆円(5000億ドル)規模の対策案を提案と伝わったことも期待材料になっています。

一方、今回相場暴落の一因ともなった原油に関しては、今後WTI原油で概ね20ドル以上30ドル未満の推移が続くのでしょう。そうやって、ジワジワとアメリカのシェール企業を潰していく感じなのでしょうけれど、ジャンク債市場の主役であるシェール企業の発行する債券を買うわけですから(ただしダブルBまでということなので限定的ではある)、せめぎ合いが続きそうです。

トランプ大統領は「自主的に減産している」と言っていますが、純粋に採算面でやっていけないので止まっているというのが正しく、それでメキシコの減産分を肩代わりする・・・とするのはムシが良すぎる提案かも知れません。

ただやはりトランプ大統領WTI原油20ドルラインを死守しないといけないと強く思っているので、下値は固いのだろうと思います。今や世界最大の石油産出国であるアメリカが(自然減以外に実際にできるのかどうかは別として)価格維持に向けて、あの手この手を打ってくるのでしょう。であれば原油価格は上がりはしないでしょうけれど20ドルを割り込んで大きく下がりもしないように思います。

日本株に関しては、日銀ETF買いが金融緩和の一助になっているとされています。日銀は基本的に売りません。貸株を新年度の今月から開始とも言われていたのですが、この状況下で始めることはなさそうです。

新型コロナに関しては、中国は武漢が今週にも封鎖全面解除ですし、イタリアやスペインはようやくピークアウトしたと言われています。日本も目に見える形で増えてきましたし、新たに爆発しているのがブラジルで、世界全体の感染者数は沈静化の兆しも見えません。

ただ幸い、コロナに対する警戒感は和らいでいます。世界の感染者数は伸び続けているものの「伸び率」は低下したとの見方が一般的です。

確かにスペイン風邪の時も一旦落ち着いてから皆の気が緩んだ夏にもう一度感染拡大という流れはあったみたいで、今年はずっと警戒が続く感じもあります。ただひとまず悪いニュースよりは良いニュースが出やすい感じにはなってきたので、指数的に2番底回避の可能性はそこそこあると考えています。

ちなみに2番底には最初の安値を下回る底を指すケースと、最初の安値を下回らない押し目を指すケースと二通りあり、昔は私も後者のことを2番底と言うと思っていました。ただ、世間一般的には前者のことを指すケースが多いようなので、私が言う2番底も前者のケース、すなわち3/19安値16358円を割り込むケースを意味します。

VIX指数や日経VIという指数が低下することは、今後の株価復調にとってとても重要です。落ち着けば利回りなどが正常に評価されます。

業態として今後の影響が大きいところは利回りなんてとてもアテにできませんが、例えば医薬品やスーパーなどの小売、あるいはREITのうち住宅系や物流系、またインフラファンドといった利回りが確保できるであろうところから順々に評価されていけば、それが市場の落ち着きを生み、更にもう少し評価対象の拡大に繋がっていく好循環になります。


新興市場も「やや買い」。金曜は両指数共に堅調。特に最近は直近IPO株が軒並み高。地合の悪さから上場を延期するIPOが相次いだことで、既存IPOに残存者メリットが出て来たという見方もあります。ともあれマザーズを見るとだいぶ雰囲気が良くなっており、個人投資家の資金はだいぶ暖まっていると言えます。


ポートフォリオ銘柄】
カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(9284)は小動き。今週REIT指数はずっと横ばい。実に今週は一度も日銀がREITを買っておらず、それでも尚REIT市場が安定してきたことはちょっと特筆すべきかも知れません。それに歩調を合わせるような感じでインフラファンドも安定感がありました。VIX指数が低下してきている中で、利回りがそろそろ意識されるタイミングだと思います。


ホクト(1379)は反落。食料危機懸念もあって、先週は一時2/21の急落開始の水準まで戻して来ました。金曜は反落となりましたが、やはり食品系は強いと思います。ただ農作物の中でコーンだけはドンドン値下がりしており、濃淡はありますね。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。