KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

日銀金融政策決定会合に期待感

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日経平均は本日反発。朝方から買い先行でスタートし、その後も半導体業界の好調を背景にアジア株がしっかりすると上げ幅を拡大する動き。先週末に決算を発表したファナック(6954)が今期大幅減益見通しながらもアク抜け感から急騰となったことも指数押し上げに繋がっています。後場の日銀金融政策決定会合に対する期待感も。売買高は11時15分時点で4億株台と低調。


投資判断は「やや買い」。

先週市場を混乱させた原油に関しては「原油貯蔵施設が物理的に在庫がパンパンで原油保管コストがかかる」ということで、WTI5月限月先物が売買最終日にかけて売りが殺到。先物で現物を引き渡されても困るということで、すっかり汚染水のような扱いになりました。さすがにマイナスになるとは思いませんでしたね。

無論、このまま世界の経済活動再開(WTIは基本的にはアメリカの需要なのでアメリカの活動再開如何)が長引けば、また来月同じような事態が繰り返されかねませんけれど、さすがに7月頃には一定の経済活動が戻っていること、またシェール掘削業者が掘らないということで、需給が引き締まる方向性にあるのは間違い無いと言えるでしょう。

まあ今のうちに原油を買って保存しておきたいという需要もあって、洋上のタンカーなどの用船料は昨年比最大6倍にまで拡大しているのだとか。この辺り、海運株には運送コストの低減にも繋がってメリットのように思われます。

しかし原油短期筋のポジションでロールオーバーできたところは問題無いでしょうけれど、間に合わなかったヘッジファンドなどはまた破綻が相次ぎそうです。そういう意味で、今回の混乱を経て上値は軽くなったとも言えると思います。

一説には「CME(シカゴ取引所)が先物のマイナスはあり得る」とコメントを出したことが、売り仕掛けに拍車を掛ける要因になったようです。確かに私も下はどんなに下がっても0に近似程度と思っていたので、マイナスになるとは想定外でした。

いくら貯蔵・輸送コストがかかるといっても、マイナス40ドルはあり得ないでしょう。実際、最終売買日の5月限月はマイナス5ドル程度でした。ですから現実的な保管(あるいは廃棄)コストは5ドルと言えそうですから、今後下限は△5ドル程度と考えるのが適当だと思います。つまりそれ以上の下落は仕掛けか短期筋の投げ売りということです。

理屈的には原油価格の下落は日本と中国にとってもプラスです。もし日本がこのマイナス原油を引き取ることができれば、一気に資源のある国に豹変できるのですが・・・残念ながらタンカーを用意したとしてもアメリカ内陸部まで原油を受取に行く必要があり、また消費期限も半年くらいという話(正確なところはわかりません)。まあ半年でもガソリン価格が税金分だけになれば大変有り難いですけれど・・・。

中国という国自体が復調傾向にあるのは繰り返している通りですが、勿論金融危機が去ったわけではありません。特に中国の場合は自国のみならず、アフリカなどの新興諸国に影響力を強めようとしていましたが、今正にそういった新興国での感染が増えてきています。そのアフリカなどの債務懸念もあって、先般の追加利下げに繋がったと推察されます。
https://jp.wsj.com/articles/SB10894208827136204308604586330661664658694

新興国は先進国のように医療設備が整っていないこと、経済的に余裕が無いこと、そもそも人命が軽視されがちでもあるということで、政府が具体的な対策を取る期待感は薄いですから、世界の感染者数はまだまだ増えていくのでしょう(絶対数が増えるので死者数もどうしても増えるでしょうけれど、人口構成上若い人が多いのでその分は救い)。

そう考えると、全人代で一層の金融緩和策や景気刺激策が出てくる期待感は高そうです。決して回復途上にあるからといってこれ以上政策が出ないというわけではないという辺りは、上昇要因にはならないにせよ、今の相場の底堅さに繋がるでしょう。実際、景気先行指標ともされる銅価格もジワジワと上がっていく流れになっており、雰囲気は悪くありません。

その他、最近のサプライズは金正恩氏重体報道。いやー、こうきたか・・・という感じですね。コロナ感染とかならばまだ話はわかるのですが、心臓手術後重体という話ですからちょっと具合は異なります。話が出た前日から何故か石川製作所(6208)など軍事関連株が既に上がっていたので不思議だったのですが、この辺りの事情を知る人のインサイダー(?)買いだったのでしょうね。

イメージ的には金正恩が居なくなればむしろ地政学リスクは無くなるようにも思いますが、次のトップが誰になるかわからない中では不確定要素の方が嫌気される格好です。

過去にもソ連スターリン書記長死去で日経平均は10%安というスターリンショックがありましたし、先代の金正日総書記死去で11年12月19日の日経平均は1.5%下がりました(ただその後は一貫した右肩上がり)。今回も投げ一巡となれば良いのですが(ただしまだ金正恩氏が亡くなった確証は出ていません)。

企業の決算は今期見通しが未定というところも多いですが、最近の傾向としては一種のストレステスト、例えば売上が40%落ちた状況に何ヶ月耐えられるのか、というところを説明会などで示しているところが増えています。見通しが未定であっても、決算説明会などでこういう部分をきちんと投資家に提示できる会社が安心して投資できる会社と言えるのではないでしょうか。

なお、国民一人当たりに10万円を配るという政策は株にとってプラスだとは思います。ただそれは景気支援策になるということではなくて、純粋に自民党の支持率が回復する=アベノミクスの継続が外国人に期待されるからです。

個人的には純粋に嬉しいですが、需要はそれ以上に落ち込んでいますから、それでコロナ終息後に経済が元通りになる、皆貯蓄しないようにして消費に回す・・・とはとても思えません。パチンコとかに消えなければ良いですが。


新興市場も「やや買い」。本日は両指数共にしっかり。マザーズでは本日もアンジェス(4563)が大幅高で活況。ただ大型連休が近づくに連れ、個人投資家のリスク回避売りが出やすい環境にもなってくるのでそろそろ注意は必要です。


ポートフォリオ銘柄】
日本リビング保証(7320)は大幅続伸。引き続き特段材料はありませんが、マザーズ高の流れに乗った形です。チャート的には日足ではこのまま終われば一目均衡表の雲の中に入り込んで、一つ節目を払った形になります。一方、週足では逆に雲に下支えされた形で、遅行線も実線に下支えされた再上昇相場入りを示唆しています。


ホクト(1379)は反落。先週末強かった食料品株が本日は反動安の流れに。商品市場ではコーンや小麦など食材関連が安く、ついでに言えば原油軟調。この辺りの背景はよくわからないのですが、まあ商品市況の低下は日本にとってはプラスと言えるかも知れません。個人的には引き続きキノコの免疫力アップ効果に期待です。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。