KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

FOMC前で薄商い

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日経平均は火曜反落。前日のNYは昨晩のNYはアメリカの経済活動再開に向けた動きを好感して3指数揃って上昇。VIX指数は33.3ポイントまで低下しました。一方、アメリカ最大の上場型商品「The United States Oil Fund(USO)」が期近の6月限のポジションを解消すると発表したことが下落要因となったWTI原油の期近は12ドル台後半まで下落。長期金利も0.66%に上昇。

それらを受けた日経平均は朝方一時前日高値を上回る場面がありましたが、その後は反動安もあって利食い売りに押される動き。原油価格の下落なども相場の重石になりました。

ただTOPIXの前引けが0.53%の下落となったことから、後場は日銀ETF買いが入りTOPIX前場高値を上回る動き。日経平均の方も買い戻しの動きが断続的に入りましたが、寄値を超えてプラス圏に浮上するには至らず。一方TOPIXはプラス。売買高は12億株台、売買代金は2.1兆円台と低調。特に引けでTOPIX浮動株比率調整のリバランスで4000億円膨らんだ分を差し引けば閑散でした。


投資判断は「やや買い」。火曜のNYはこれまで好調だったFANG系銘柄に売りが出て軟調。ただここまで売られていた銘柄や中小型株には買いが入りラッセル2000は5連騰。VIX指数は微増の33.6ポイント。決算はGoogleが好調だったものの、3月の広告収入が大幅に鈍化。それらを受けてシンガポール日経平均先物は執筆現在で20200円と2万円超えとなっています。

原油安に関しては、売り仕掛けたい筋にとっては新しいオモチャが見つかったという感じです。原油暴落にはETF犯人説があり、値頃感で買った個人の投げが影響していると言われています。これは日米以外にも中国や韓国でも個人投資家が買っていたとかいう話も聞きます。純粋に万国共通で個人投資家逆張り嗜好が強いだけかも知れませんね。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-04-23/Q97OT8DWLU6901

ともあれ、ETFはそれぞれ特殊な商品特性を把握する必要があります。例えば原油ブルETF(2038)のようなレバレッジ型の商品は限月ロールオーバーにより時間の経過と共に価値が下がる(=基準価格が下がる)ので長期投資には向きません。注意が必要です。

今回の一件に関しても言えるのは、やはり「皆が皆そう思っているのであれば、逆の目が出やすい」ということ。私も含め原油の下値は限定的と思った人が多いので原油は更に下がりました。一方、株に関しては皆が皆「二番底がある」と考えているので下値は固いです。日経ダブルインバース(1357)の信用買い残はドンドン貯まってきており、2月急落前の水準まで戻して来ました。燃料は貯まってきています。

ただ、WTI原油アメリカ内陸部まで受取に行かないといけないタイプの原油に対して、イギリスの北海ブレンドなどはタンカーで取りに行ける市場なので、何とか20ドル台での推移。
この20ドル水準が今の世界の実需均衡点と言えるのでしょう。もっとも、これもまだ下げ止まったとは言えませんが。
https://jp.investing.com/commodities/brent-oil

アメリカのシェール産業はこれで息の根を止められたところがたくさん出てくるでしょうけれど、そう考えれば間も無く一転原油の需給は引き締まると思います(イメージとしてはちょっと前のIPO株が軒並み大きく売られ(需給の緩み)、IPO延期銘柄が相次いだことで(需給の引き締まり)、昨日まで直近IPO銘柄が大幅高したのと状況が似ています)。

一方、トランプ大統領が「イラン艦がアメリカ艦を妨害するなら破壊せよ」と指示したりして一種の口先介入を行っています。やはりアメリカは原油20ドル割れ水準は看過できないという証左だと思います。

口先介入が効くのであれば、トランプ大統領は「アベや中国が買ってくれると約束した」などと適当なことを言えば上がる余地があり、なんとでもやりようがあります(ただウォールストリートジャーナルの報道では、中国は既に安い水準で大量に買い付けてしまったので、中国も在庫がパンパンで余力が無いとのこと)。

先々週末時点の裁定残高は買い残5281億円に対して売り残が過去最高の2.4兆円。差し引き1.8兆円の売り越しとなり、こちらも過去最高となりました。いやー、だいぶ貯まりましたね。

問題はどこのタイミングでこの燃料に火が付くかです。これが解消に向かえば長期上昇トレンドに向かう燃料にはなるのですが、それがいつ始まるかまではわかりません。更に積み上がるかも知れませんから。個人的には世界のロックダウンが緩和に向かい、決算が出揃いかける一ヶ月後くらいかなと思うのですが。

先々週末時点の投資主体別売買動向によると、外国人投資家は現物を3,019億円の売り越し。先物も978億円の売り越しということで、4月の外国人連続買い越し記録は20年目にしてストップしてしまうのか。しかし先週は週間では上昇した週でしたが、存外強い印象です。日銀も2回しか買っていないのですが、まあ商いが薄くなってきた週ですから、その影響度合いが強いとも言えます。

個人的に一番「おぉっ!」と思ったのはVIX指数の急低下。以前も書いたように35ポイント割れが今回のコロナショック終結の一旦のメドと考えているので、(多少下がることはあっても)3月安値が大底と考えて差し支えなさそうです。



新興市場も「やや買い」。火曜は両指数共にしっかり。マザーズではアンジェス(4563)売り気配スタートもプラス圏に切り返すなど相変わらずの人気。値動きの良いサイバーセキュリティクラウド(4493)も買われる動きになっています。ただ大型連休が近づくに連れ、個人投資家のリスク回避売りが出やすい環境にもなってくるのでそろそろ注意は必要です。


ポートフォリオ銘柄】
カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(9284)は続落。東証インフラファンド指数が公表開始となりましたが、出尽くし感の方が出るような流れです。追加緩和を受けて日本の長期金利も低下する中で、利回りが確かなインフラファンドの存在感は一層強まりそうなものですが。


フマキラー(4998)も続落。東証1部では同業のアース製薬(4985)が年初来高値を更新。一方、花王(4452)は1Q決算を受けて出尽くし売りが出て、全般的にこれまで買われた銘柄が売られ、売られた銘柄が買われる攻守交代の動きが出ている印象。世界の経済活動再開が近いと見る筋が多いように思われます。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。

そして次回は4月の成績発表です。4月は地合の戻りを受けて成績が幾分回復しているはずですが。ともあれお楽しみに!


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。