防衛大学校入校話の続きです
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20200416.html
この「夜話」というのは公式的には認められていませんが(消灯後は速やかに就寝して明日に備えるべきなので)、暗黙の非公認行事みたいな部分があります週番(学生の生活規律維持のための当番)がライト片手に見回りで回ってきて、ベッドから離れてごそごそ何かやっていたら注意されますが、夜話なら「早めに寝ろよ」程度言われて終わりです。正直、私は眠いのでさっさと寝たかったのですが
電気が落ちた真っ暗な部屋の中で1年生3人、それぞれの対番である2年生3人が今日の感想などを聞いてきます。また、防衛大学校の真の怖さなどを伝えにきます真っ暗の中で話合うので、心理的に覆面座談会みたいになり、皆の本音が出るので結構面白いシステムにも思います。
対番が「さっきは焦った~」などと、先ほどの「作業服チャック全開事件」の意味を教えてくれました。その「しでかしてしまった」ことの大きさは、今でなら十分過ぎる程理解できます
普段はその「夜話」は対番や同期と行われるのですが、初日ということもあり部屋にブロック長もやってきました部屋に上級生が入ってくる時は直立不動で正対し迎えないといけないので、部屋のドアが開いて上級生と認識した途端、電流が走ったように2年生はピンと立ち上がります
ただ「夜話」は多少無礼講な部分もあるので、4年生が「いいよ」と言うと、2年生はホッとした感じになり、やや緊張が解けます幸いにして、先ほどの私の「作業服チャック全開事件」も不問のようで、対番は大きく安堵新入生の前でいきなり刺激的なことはできないという配慮もあったかも知れませんが、対番にしてみれば本当にラッキーだったと思います(つづく)