KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

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日経平均は本日続伸。昨日のNYはISM製造業景況指数が予想よりも悪く、更に米中関係の悪化や暴動の深刻化などがありながらも3指数揃って堅調。特にFANG株がしっかりしていました。一方、VIX指数は28.2ポイントに上昇。REITETFiShares US REIT」は2.3%の上昇。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。あっさり前日高値を上回り、3月安値以降の戻り高値を更新すると、そのまま22300円を超える水準まで買われました。中国株がしっかりしたスタートになったことも追い風に。

後場は一段高。22400円を付ける場面がありましたが、そこで本日のところは達成感が出て、引けにかけて売り戻されました。売買高は13億株台、売買代金は2.4兆円台と昨日並の低水準。


投資判断は「中立」。FRBのバランスシートは毎週着実に増え続け、また前週に比べて600億ドルほど増えました。毎週毎週簡単に○兆円単位で市中に資金を放出させています(※ただしその全額がちゃんと市中に流れているかどうかは別問題)。それ自体は心強い材料です。また黒人に対する人種差別的な分断がアメリカで拡がり暴動に発展していますし、百難ある中でもアメリカ株がしっかりしているのは偏にこのお陰と言えそうです。
https://www.federalreserve.gov/monetarypolicy/bst_recenttrends.htm

WTI原油は35ドルを突破。直近限月を繋げ合わせたWTIのチャートを見ると、3/9にコロナショックにオイルショックが加わった際の暴落で開けた窓の水準にまで戻して来ました。ただ個人的にはWTI原油の保管コスト5ドル分(マイナス価格で終わった5月限月の最終取引値が△5ドルだったので)を勘案し、この辺りが戻りの限界だろうと考えています。窓はしばらく埋まらないのではないでしょうか。

またワクチン開発報道などに一々好反応するところに今の相場の強さがあります。現実的にも成功率は低いですし、過度な期待感は持たない方が良いでしょうけれど、丁度原発の水素爆発があった際に、自衛隊のヘリが水をかけて日経平均が一時的に急反発したのと似ているかも知れません。勿論、あまたあるパイプラインのどれかが成功してくれることは期待していますけれど。

ただワクチン関連のものを国内銘柄で追うのはそろそろ危険な感じがします。純粋に日本は患者数が少ないので、今後治験にも難儀します。勿論海外子会社で研究しているような製薬大手は良いのですが、マザーズのバイオ株などがハシゴを外されると、東証1部の方にも突然暗雲が立ちこめてくる可能性はあります。

直近の裁定残高は、売り残2.6兆円に対して買い残0.5兆円の差し引き2.1兆円の売り長とまた過去最高を更新。これがある限り買い方は心強いと言えるでしょう。信用取引の評価損率も△17.7%とまだ過熱感はありません。

投資主体別売買動向では、外国人投資家が先々週現物を772億円買い越し。また先物を2,987億円の買い越しで、現先合わせての買い越しは実に15週ぶり。今年2度目ということです。先々週の上げは、この買い転換してきた外国人の買いに因るところが大きいと言えそうで、ようやく買い転換してきた外国人が裁定売り残の巻き戻しに火を付けてくれたような印象はあります。

珍しくウォールストリートジャーナルでも「コロナ危機がどう転んでも日本株が優位」としています。内容としては世界経済が想定以上に回復した場合、電子部品に強みのある日本株は優位だし、ダメな場合でも現預金が豊富な日本株には安心感がある、という論調です。
https://jp.wsj.com/articles/SB10034906928480403467804586410680899286462

ただ私は目先の上昇の勢いはこの辺りまでと考えています。月替わりで機関投資家の方針が変わりやすく、特に外国人買いに対してGPIFが今度は売りでバランスを取ってくるのではないかとも思います。

というわけで、投資判断は一旦「中立」に落としています。ただ目先の下値は限定的で、とても3月安値を再度更新する程の急落に見舞われることは無いとも思っています。メジャーSQまでまだ2週間くらい時間がありますし、下がったら出てくる日銀買いは金額が減額されたとはいえ未だ強力です。

またやはり皆売りたがっており、警戒感がだいぶ強いですね。であれば、下がるのは下がるとしても、あまり深い下押しにはならないような気がします。

ですから反落すると言っても、上手くいけば21000円を割り込むことすら無いかも知れません。長期目線に関しては上昇が続く、という方針にはまだ変更はありませんが、より本格的な下落は夏場に、というようなスタンスです。VIX指数が30ポイント弱で高止まりなのも、まだ本質的に買われる場面を想定していないようにも思います。

今週のスケジュールは月初なので色々と重要な指標は出て来ます。悪いのは大体織り込まれていますから、前月分と比較してどうなっているかという点に注目が集まっています。

本日はアメリカでズームの決算があります。コロナで突如脚光を浴びた銘柄ですが、この決算を受けた反応で日本も関連株、例えばアセンテック(3565)やJストリーム(4308)などに影響がありそうです。

3日(水)は中国で5月財新の非製造業PMI、アメリカでもISM非製造業PMI(予想44.0)があります。この辺りもどの程度回復が見られるかに注目です。


新興市場も「中立」に。本日は両指数共に堅調。だいぶ買われてきたのでこちらも投資判断を一段階引き下げることに。ただマザーズ指数が1000ポイントを超えても強く、日経JASDAQ平均の方も13連騰。JASDAQ時価総額首位となったワークマン(7564)は無敵モードですし、2位の日本マクドナルドHD(2702)もそうですが、コロナに負けない小売が一段と強くなっています。


ポートフォリオ銘柄】
フマキラー(4998)は続伸。今月に入っても買いの勢いは衰えず、上値追いの動きが続いています。昨日に至っては、売買代金が東証2部で3位と大盛り上がり。正直、何故ここまで盛り上がっているのかは不明ですが、少なくとも何かしらの大口のファンドがアース製薬(4985)とまとめて買ってきているような感触です。


ホクト(1379)も続伸。地味ながら2000円の上値抵抗線を頑強に攻めています。結果75日線も上昇していく日柄になっており、トレンドは緩やかな上り坂。月次などのきっかけで上放れれば、大相場に発展していく素地はあります。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。