KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

日銀金融政策決定会合は現状維持でアク抜け!

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日経平均は本日大幅反発。前日のNYは朝方こそダウが700ドル以上下げたスタートになったものの、FRB社債購入プログラムを発表したことで、急速に値を戻す展開に。3指数揃って堅調となりました。VIX指数は34.4ポイントに低下。長期金利は0.75%まで戻し、WTI原油も37ドル台回復。


それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。いきなり昨日後場の急落分を取り戻すように22000円回復の動きになりました。その後も戻り売りに押し返されることもなく、ジワジワと上げる動き。

そして前引け直後に金融政策決定会合の結果が出て、市場予想通り現状維持と中小資金繰り支援のための枠を75兆円→110兆円に増額となったことで後場一段高。一時1000円近い上げ幅となったものの、後場寄りを天井にして利食い売りに押される動きになっています。売買高は13時15分時点で8億株台と低調。


投資判断は「中立」。まず毎週チェックしているFRBのバランスシートに関しては、6/8時点で前週から増加額がほぼ横ばいの、わずか37億ドルしか増えていません。週間で4000億円ほども増えれば巨額に思えますが、これまで毎週兆円レベルで増えていたことを考えると、先般の雇用統計を受けて中央銀行がしぶり始めたと思われること、それが先週の株価下落に繋がったと言われても仕方無いかも知れません。
https://www.federalreserve.gov/monetarypolicy/bst_recenttrends.htm

一応、これに関しては先週10年債、30年債などの入札を控えた債券入札ウィークだったので、その前段階でちょっと調整しただけなのかも知れません。まだFRBの姿勢が完全に変わってしまった、と言い切れないようにも思えます。

ただ一つ嫌なのがVIX指数のチャートがまた上昇を始めたこと。以前も書きましたが、そもそも今回のコロナショック、それに続くオイルショックの発端となったのは20年1月にこれまでのVIXチャートの上値抵抗線(19年8月、10月、12月、20年1月の高値を結ぶもの)を上抜けて以降、VIX指数が不安定になってきたこと。それがあの歴史的なVIX指数の暴騰に結び付いてしまいました。

「VIX指数はS&Pのオプション価格から算出されるものだから、VIXのチャートが上がってきて相場が崩れるというのも変」と思われるかも知れませんが、現実的にVIX指数の先物取引がありますし、またETFも組成されています。それらを売買する人はVIXのチャートをら見て判断したりするわけですから、やはりVIXのチャートも重要な意味を持ちます。卵が先でも鶏が先の場合があるのです。

なので今回VIX指数が4/21、5/4、5/13、6/1などの高値を結ぶ上値抵抗線を6/11の大陽線で一気に突き抜けてきたのは非常に嫌な感じを持っています。まあ現実的に3月に付けた歴史的な高値80を上回るとは思いませんが、50超えの可能性は十分ありそうです。

では今のところこのVIXをドンドン上げ続ける材料になるのは何か・・・というと「これだっ!」と指摘できるようなものはありません。コロナも、米中間の対立も、アメリカや香港でのデモも、深刻さは十分ながらそれぞれ所詮は二番煎じ。長期金利は比較的安定していますし、商品市況も安定しているので、決定的に何かのバランスが崩れた感じはありません。

強いて言えばトランプ大統領の支持率低下→まさかのバイデン候補勝利、副大統領ウォーレン氏シナリオが株式市場のリスクではありますが。

為替に関しては、ユーロの短期筋の買いポジションが6/9時点で9.5万枚となり、18年5月以来約2年ぶりの高水準となりました。現状まだユーロ買いの流れが止まっていない(=世界の景気回復感から過度なドル買いが止んだ)ので今すぐにどうこうと言うわけでは無いのですが、将来的なユーロ売り・ドル買い圧力として保たれているという点は留意しておくべきでしょう。
https://www.dai-ichi.co.jp/market/cftc.asp?cd=5173

WTI原油に関しては、先週発表されたアメリカの週間原油在庫が過去最高になったということで、逆に何故30ドル台をキープできているのかも怪しい感じはあります。そりゃ原油価格が上昇してもベイカーヒューズが発表する稼働リグ数がドンドン減っていって、遂に200基を割り込んでしまったのもわかります。
https://jp.investing.com/economic-calendar/baker-hughes-u.s.-rig-count-1652

今週のスケジュールとしては本日はドイツではZEW景況感があります。こちらはアナリストやエコノミストの予測数字なので、方向性が良ければ上がるソフトデータ。前月の51.0→60.0が予想されています。アメリカでは5月小売売上高の発表があります。こちらは前月に過去最大のマイナスとなった△16.4%→+8.0%が見込まれていますが果たして。

17日(水)はアメリカで20年債入札があります。この20年債は今年新たに出てきた新参者ですが、募集規模もそこそこ大きいので、先週の債券入札ウィーク終了後も長期金利への影響があります。ただ先週の10年債、30年債の入札動向を見ると、あまり人気のあるものでも無いのでしょう(=入札は不調に終わり、金利上昇圧力に)。


新興市場も「中立」。本日は両指数共に堅調。特にマザーズ指数はまた1000ポイント回復の動きになっています。本日はバイオ関連株にそれぞれ材料が相次いだ他、曰く付きのテラ(2191)も反発してくるなど安心感に繋がっています。個人投資家はとにかく元気という感じ。


ポートフォリオ銘柄】
フマキラー(4998)は反発。最近乱高下の展開が続いており、高値波乱の形となっています。うーん、何とかこのまま2000円を突破してくれれば良いのですが。これはもう今週中に決着を付ける形で、目標2000円に到達すれば円満終了ですが、1750円を割ってきたらそこでも終了、もしくは金曜終値で終了のいずれかのケースを想定します。


昨日寄り付きより買いポートフォリオ入れとなったはごろもフーズ(2831)は続伸。チャート的には長期で見ると2800円というところが16年以降ずっと上値の抵抗線になっていたことがわかります。そこを今回の巣ごもり消費メリット株として突破してきたので、長期上昇波動入りしていると見ています。気長に待ちましょう。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。