KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

薄商いで方向感の無い展開続く

★☆★☆【有料メルマガ】お申込受付中!!

「損を減らし、焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中!
(注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです)

▼その他「じょうしょうダルマ」HPより有料メルマガの成績などご確認後、お申し込みください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html

1ヶ月当たり3,300円~

相場が続く限りチャンスは無限大!
是非一度お試しください。

※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

日経平均は本日大幅反発。前日のNYは新型コロナウィルスの感染者拡大を警戒し売りが優勢に。ただNASDAQは反コロナ禍のFANG株の健闘などで堅調。VIX指数はほぼ横ばいの33.5ポイント。半導体指数のSOX指数は1%弱の上昇となり、2週続けてアメリ原油在庫が過去最高と伝わったエネルギー株の下落が目立つ形。赤字転落を嫌気して鉄鋼大手USスチールが10%超の急落に。


それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。小安いところでのもみ合いが続きましたが、人民元基準値が発表された辺りから急に値を下げる形。オーストラリアの雇用統計が予想よりも悪かったことなどで円高に振れました。ただ22100円手前で下げ渋る動き。

後場は日銀ETF買いが入った他、トランプ大統領ウイグル人権法案に署名したものの、米中外交トップがハワイで会談を行い概ね良好な結果だったと報じられたことから安心感が下支え。ただマイナス圏を抜け出すには至っていません。売買高は14時15分時点で8億株台と低調。


投資判断は「中立」。一旦7月終わり頃まで戻して8月から大きめの下落に・・・というシナリオを想定していたのですが、先週時点よりは幾分弱気になっています。前回述べたVIXの推移が気に掛かるんですよね。

先週は日経平均TOPIXは大幅安でしたが、マザーズは何とかプラス引け。5月下旬からの上昇は外国人買いが主導→といっても先物の買い戻しが大きい→高値で買った人は含み損を抱えているわけではない(先物は決済してしまったので)と考えると、上値の戻り待ちの売りは少ない印象があります。マザーズの方はそもそも個人主体ですが潤っていて、回転が効いているのでやはり需給関係は悪く無いです。

チャート的には本日から75日線が上昇する日柄になります。というのも、75日前の株価水準が2月末水準に当たってきて、当時そこから一貫した下落になりました。75日前の株価を上回ってきており、75日線が上向いています。そうなるとまた下値に強力な支持線が出来上がることになります。また個別でも前後してそういう銘柄がドンドン増えてくるタイミングです。

あとこれは全く個人的な経験則で確証は無いのですが、今回のように一目均衡表の雲のねじれが近づいていて、ある程度距離がある場合は、一旦そこに近づく素振りを見せるものの結局ねじれを突き抜けられない傾向があります。

むしろ個人的な経験則で強いのはアメリカ株に「アイランドリバーサル」が出現したこと。これは目先どうこうと言えないものですが、将来的にかなりの確率で完全に埋める動きになるので、比較的長期視点であれば強気に見ることができる材料です。

あと目先2週間程度のスパンでの買い材料と言えば、月末に近づくにつれ毎年恒例「配当金再投資買い」があること。ファンドなどの運用者は振り込まれた現金をただ持っているわけにはいかないので、入金されたらすぐに投資に充てます。

ただ例年は株主総会が集中するので、早ければその翌日に配当金が振り込まれ・・・というパターンからこの時期に期待できたのですが、今年はコロナの影響で開催が後ズレするところも多く、その効果も同様に後ズレする可能性はあります。

もう一つ細かいところで例年と違うのは日銀ETFの貸株が開始されたこと。本来4月に予定されていたのが市場の混乱を受けて延期され、12日のSQから開始されました。当初は比較的小規模の金額からということなので、市場には大きなインパクトは無さそうです。

個人的な予想としては、信用売り残が大きくて空売りし辛いファーストリテイリング(9983)の売りポジションを作成できるので(ETF空売りして他の224銘柄を買えば擬似的にファーストリテイリング空売りが生成され、信用残高にも載らない)、ファーストリテイリングの売り圧力になりそうとは思うのですが・・・金曜むしろファーストリテイリングはプラスでした。

もし本当にファーストリテイリング売りならば、確かに日経平均は売られやすくなる可能性があるもののTOPIXはそこまで下がらないことで、歴史的な高水準にあるNT倍率の縮小に繋がるとは思っています。ただ繰り返しになりますが規模が小さいので影響は限定的と思います。

これらを総合すると「需給は今まで程は良く無いものの、チャートは良い流れ。アメリカのVIX指数の高まりから波乱展開には警戒も、まだ大きな心配をする必要は無い時間的な猶予があるのではないか」という認識です。夏場まで22000円弱~23000円の範囲で動くのではないかなと思います。この価格帯出来高も薄いので、値がスッスッと動きやすいのだろうと思います。

明日はアメリカのメジャーSQであるクアドルプル・ウィッチング・デーがあります。日本同様にここが転機と捉える人も多いのですが、個人的な経験則としてはアメリカのSQで流れが変わったということは経験が無いです(日本ほど先物に支配されていないので)。ただ、近年アメリカでも空売り先物売りが増えてきている一方、市場の売買代金が減ってきているので、影響力が増してきているのは確かだろうと思います。

個人的にちょっと嫌だなと思ったニュースは「トランプ大統領がフラフラしていた」という話。ここでまさかの健康不安説が出てくるようだと、確かに市場の混乱要因になりそうです。以前ドイツのメルケル首相にも同じような話がありましたけど、その後特に問題は無い様子。ともあれ、ひょっとしてこの辺りを気にしているのかなと思ったり。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-06-14/QBXG21T1UM1701


新興市場も「中立」。本日は両指数共に堅調。NASDAQが引き続き高値圏で頑強なことから、日本でもコロナや為替の影響を相対的に受け辛いと見られる新興株に強さが見られます。またミクシィ(2121)がようやく東証1部昇格ということで、マザーズ先物裁定取引などに絡んだ銘柄組み替え売買なども幾分影響していると見られます。


ポートフォリオ銘柄】
MTG(7806)は反落。同業のヤーマン(6630)は決算を受けて高値更新波動に。ドンドン差を拡げられる展開になっています。今やインバウンドが全く期待出来ない状況でも黒字を維持できるヤーマンの力強さが羨ましい。何とか75日線が下げ止まる日柄になってきたので、ヤーマンに引っ張られる動きになっていけば良いのですが。

フマキラー(4998)も反落。昨日大幅反発となり1900円水準での動きに終始しています。うーん、高値波乱のトリッキーな値動きが続きます。引き続き目標2000円に到達すれば円満終了ですが、1800円を割り込んだ場合も利食い終了とし、前回今週いっぱいとした終了要件はやっぱりキャンセルにして1800円~2000円の範囲で動くならば継続とします。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。