KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

まさかの日銀ETF買いが買い支え

★☆★☆【有料メルマガ】お申込受付中!!

「損を減らし、焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中!
(注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです)

▼その他「じょうしょうダルマ」HPより有料メルマガの成績などご確認後、お申し込みください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html

1ヶ月当たり3,300円~

相場が続く限りチャンスは無限大!
是非一度お試しください。

※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

日経平均は金曜反発。前日のNYは週間新規失業保険申請件数は予想の129万件を上回る150.8万件、継続需給者数も予想の1,985万人に対して2,054万人ということで、雇用環境は悪い着地。一方、フィラデルフィア連銀製造業景況指数は予想の△23.0に対して+27.5とかなり良い数字でした。それら強弱感が対立することで高安マチマチのほぼ横ばい。


それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。ただ寄り付き後に利食い売りに押され、次第に値を消しました。それでもマイナス圏に沈んだところで下げ渋り。

後場はまさかの日銀ETF買いが入って前場高値を上回る流れ。ただ前場高値まで達すると上値が重くなりました。TOPIXはギリギリマイナス引け。売買高は15億株台、売買代金は2.8兆円台でしたが、引けではFTSEのリバランスが入って1兆円程出来ており、それを差し引くと低調でした。


投資判断は「中立」。金曜のNYはカリフォルニアやフロリダなど6州で感染拡大となり、アップルストアが11店舗閉鎖されるなど経済活動停滞を嫌気。一方、コロナの影響を受け辛いNASDAQは小じっかりでした。VIX指数は35.1ポイントに微増。WTI原油は39.5ドル。それらを受けた日経平均先物は22280円と月曜の日本株軟調なスタートが予想されます。

今週上昇の材料と解説されたFRB社債買い入れの発表も、日銀金融政策決定会合の結果も、共にサプライズなんてありません。前者に関しては既に3月暴落時に発表されて市場を下支えした内容の具体化。それが先の雇用統計の好調さを受けて反故にされかかっていた・・・という話も無かったですし、特に目新しい話でもありません。

ただ確かに先般「FRBのバランスシートの拡大ペースが落ちた」という話を書きましたけれど、そのFRBのバランスシートの拡大がまだまだ続くという裏付けを得られた点ではポジティブだったのかも知れません。また、月曜急落の原因とされた「感染第二波やアメリカでの暴動拡大」という材料も二番煎じだっただけに、市場はとにかく好悪材料を渇望している状況と言えるかも知れません。

アメリカの1兆ドル規模のインフラ支出検討・・・というネタも、やはり既出。材料が出て買われた・・・というより、何らかの材料をネタに上がりたかった相場という見方が妥当だと思います。そもそも最終的には議会採決が必要な案件ですから、通るかどうかは不透明です。

ただアメリカ株はアメリカでの既出の好材料に反応する一方、南北朝鮮や印中の緊張には反応しない都合の良い相場が続いています。それに合わせて日本株も小動き。

そもそも、売買代金が少なく引き続き方向感がありません。売買代金2兆円のうち1000億円超を日銀が買っているのですから下げ渋って当然。金曜はFTSEのリバランスで日本株から1000億円の資金流出が観測されていただけに(その分中国株のウエイトが上がる)、それを打ち消すための買いを入れてきたのでしょうか。

結果、日経平均のチャート的には6/3~6/11の日足で形成されたアイランドリバーサルをあっさり埋めてきました。またしても「アイランドリバーサルの窓は埋める」の法則をあっさり実現してしまったわけですが、まだアメリカ株の方は埋めていないので、そういう意味では上値期待感があります。

先週末時点の信用倍率は2.12倍→2.34倍に悪化。先週は下落となったので、この辺りは想定の範囲内ですね。

裁定残高は売り残が1.94兆円に対して、買い残が0.28兆円の差し引き1.7兆円まで低下。先週末のメジャーSQを通過して減少したという形です

先週の投資主体別売買動向によると、外国人投資家は現物を2847億円の売り越し。一方先物は527億円の買い越しで、差し引き売り越しという形。先週下落の犯人は外国人ということで、ここまでの連続買い越しは一時的だったのかも知れませんが、先週はメジャーSQ週だったので色々と特殊な商いが入り込んではいたと思います。一方、個人は948億円の買い越しでしたが、個人が主体の投信は1,022億円の売り越しなので、結局はほぼトントンという感じ。


新興市場も「中立」。金曜は両指数共に堅調。やはりNASDAQが引き続き高値圏で頑強なことから、日本でもコロナや為替の影響を相対的に受け辛いと見られる新興株に強さが見られました。テラ(2191)ストップ高したことやそれぞれ個別に材料が出たことでバイオ株が活況。個人投資家の戦闘意欲が極めて高いことがよくわかります。


ポートフォリオ銘柄】
クレステック(7812)は反落。そして引け後には遅れていた3Q決算の発表。3Q決算までは好調なものの、通期見通し下方修正と減配の憂き目に。うーん、4Qがコロナ禍でダメージを受けることは想定線でしたが、今更出してきますかね。大幅減益分は来期の反動増に期待が持てるものの、短期的には減配ダメージは避けられませんね。残念。

ホクト(1379)は続落。今週は年初来高値を更新する場面もありましたが、2000円より上の水準は相変わらず抵抗力が強く。なかなかすんなり上値を追わせてくれません。ここで何か上値を突き破る材料が出れば、大相場に入る正念場だと思うのですが。


【注目銘柄】
アキレス(5142)は続伸。こちらは先月末に有料メルマガで買いで取り上げ。「レジなどに設置された飛沫防止シートが燃える」という事件を受け、防炎タイプのものを販売しているという点に注目しました。取り上げ後はジワジワ買われたものの、先週末から失速。その後今週に入ってから急速に買われる動きになっています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200528/k10012449281000.html

まあ確かに飛沫防止シートがバカ売れしたとして、大ヒット商品「瞬足」は学校の休校や体育の授業実施の難しさなどもあり、ちょっと売れ行きは懸念されます。一方、主力の自動車内装材の方は、個人的には自動車はここから売れていくと思っているので、プラスかも知れません。

普段あまり値動きをしない銘柄であるが故に、動き出した時の勢いは大きくなる可能性があります。特に同社よりも小型のウェーブロックHD(7940)が飛沫防止シートで大化けした経緯があるので、テーマ性を帯びれば爆発力はありそうです。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。