KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

東京で感染者が急拡大

★☆★☆【有料メルマガ】お申込受付中!!

「損を減らし、焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中!
(注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです)

▼その他「じょうしょうダルマ」HPより有料メルマガの成績などご確認後、お申し込みください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html

1ヶ月当たり3,300円~

相場が続く限りチャンスは無限大!
是非一度お試しください。

※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

日経平均は本日反発。昨日のNYはISM製造業景況指数が予想や好不調の分かれ目を上回る52.6と19年4月以来の高水準となったこと、またファイザーが共同開発中のコロナワクチンが初期段階の臨床試験で有効性を示したことで買われたものの、感染拡大報道を受けて次第に売られダウはマイナス転換。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。ただ中国市場を警戒してマイナス圏に転じると前日終値を挟んだ値動きとなりました。その後、中国株がしっかりしたスタートになったことに合わせて、日本株も強含みました。

後場も一段高のスタートになったものの、直後に東京の感染者数が100人を超えたという速報が入り、急速に値を消す動きに。ただ前場安値は下回らず、プラス圏はキープした動きが続いています。売買高は14時半現在で10億株程度と低調。


投資判断は「やや買い」。IMFが「市場の楽観と実体経済に隔たり」「とりわけ日米の株価が割高」と評するのは当然です。誰も企業の決算や経済指標、市中の状況を見て「コロナ前の株価水準に戻ったから、景気の影響は大したことないんだ」と思う脳天気な人は誰一人居ないでしょう。

逆にIMFが「株価は実態に即している」などと言い始めたら、いよいよWHOのように忖度しているダメな機関だというレッテルを貼りかねられません。

皆わかっていることです。ですから皆NISAや給付金、助成金でダブルインバースを買いますし、空売りを入れますし、プットのオプションを買っています。もし株価というものが完全に企業業績のみで評価され決まるものであれば、とても今の株価が正しいとは言えないでしょう。

しかし実際には投資判断以外にも何らかの事情で売る人、買う人の存在を全て包括した「需給」によって株価は決まりますし、そういった当たり前を受け入れた上での現在の株価水準なのですから、ここから更に皆がもっと酷いことになる、もっと悪いことが表面化する・・・と思わないと、(長期的には実体経済に収斂していくとは言えますが)いつまでも「オレは正しいのに株価がおかしい」と言い続ける偏屈な人であり続けなければなりません。

確かに感染が再度拡大しているのは悪材料です。ただ第一波(※この定義も曖昧で、今はまだ第一波の途中なのかも知れませんが便宜上)より少なくとも人々の心理が暗くなることはないと思います。

私はすごく高所恐怖症なんですが、先日娘と一緒に観覧車に乗りました。やっぱり上がっていく程に怖くなってきて、娘はキャッキャと動き回るのですが、その都度に揺れるゴンドラに冷や汗タラタラでした。その恐怖心はピークに近づくにつれて高まりました。

ところが不思議なことに、頂点を過ぎたその瞬間、フッと気が楽になったのです。「ふぅ、あとはこれで下がっていくだけだから少しずつ気が楽になる」と思った途端、ピークに達するつい数十秒前と比べゴンドラの高さの絶対値は変わらないのですが、一気に安心感に包まれ気が楽になりました。娘が動き回ってもそれほど気にならなくなりました。

これは株や感染状況にもすごく通じるところがあると思いました。すなわち株価の水準よりも「方向性」に投資家は強く引っ張られるということです。また感染者数が東京都で50人超の日々が続きますが、一ヶ月前の頃と比べて当時より更に怖いと思っている人はどれだけ居るでしょうか。慣れも含めたこういった心理状況が投資行動にも表れ、そして株価が決まるのです。

ですから少なくとも「コロナ」「米中関係」「大統領選」「Brexit」「国内政局」・・・などなど、既知の材料で今年の安値を付けるような展開にはならないと思っています。勿論株価は色々な材料で上下しますから、だからといって今後無条件に上がっていくわけではありません。

ただ大きな方向性として、FRBのバランスシートがコロナ前に比べて1.9倍になったのであれば、それによって要求される企業のPERなども以前より高くなりがちであり、それらを織り込んで今の株価が成り立っているのであれば、明日明後日に突然投資家が「すわ、なんて今の株価は割高なんだ!」と目覚め、大きな水準訂正が起こるとは考え辛いと思います。

6月が終わり、日経平均の方は月足陽線(3ヶ月連続)ですが、TOPIXは陰線とチグハグ。前月末比でも日経平均はプラスですが、TOPIXはマイナス。そして7月相場はまた需給が変わる可能性があります。

信用倍率は前週の2.35倍→2.15倍に低下。そして日経ダブルインバース(1357)の信用買い残はまた過去最高を更新。6月権利取り前の繋ぎ売りが膨らんだ影響が大きい模様。ただすかいらーく(3197)の優待タダ取り狙いはわかるのですが、JT(2914)の方は今年から無くなったので、勘違いで増えている可能性がありますね。

一方、日経レバレッジETF(1570)の方も信用倍率が改善しており、引き続き先行きに対する警戒感が高いことを示しています。これらは将来的な需給改善圧力に繋がります。

スケジュールとしては、3日(金)は中国で財新の非製造業PMIの発表。国内ではGPIFの昨年度の運用状況の公表があります。3月末での運用結果になりますから、今回はまた色々と世間が騒ぐかも知れません。アメリカは独立記念日でお休み。アメリカ議会は19日までお休みとなります。

そして5日(日)は東京都知事選があります。まあ小池都知事の勝利は固いとみられていますが、日本のGDPのかなりの部分を占める都市の首長ですから重要な選挙です。


新興市場は「中立」に。本日は両指数軟調で、特にマザーズ指数が大幅安。マザーズ指数は6連敗となっており、連日先物にサーキットブレイクが発動する始末。ただ本日は大きな下げの割には発動とならず、感染拡大の報を受けて一時バイオ株の下落率が落ち着きました。新興市場空売りが入り辛い分、急落時に買い戻しの買い支えが無くなるので、一方向に値が傾きやすいです。


ポートフォリオ銘柄】
MTG(7806)は反発。上述のようにマザーズ市場が崩壊する中で、案外しっかりしています。アメリカではヨガブランドのルルレモンが、オンラインで鏡にフィットネスのトレーナーを映し出すミラーというスタートアップ企業を買収という話がありましたが、自宅でフィットネスという流れが出来上がってくると、案外テーマ性があるような感じにもなってきました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8dcb3419fdf4824153783a380236fc84d8572412


クレステック(7812)は続落。残念な決算を受けて、それまで盛り上がっていた株価の手痛い逆撃になってしまいました。ただ同社が得意とする自動車や中国といった分野は、共にここから急回復が見込まれるところ。特に中国はPMIの回復が顕著です。何らかのきっかけで見直しされれば早いと思うのですが。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html

そして次回は6月の成績発表です。まあまあ良い成績になったのではないかと思うのですが、ともあれお楽しみに!


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。