KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

ETF分配金捻出売りを通過し反発へ

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日経平均は金曜反落。前日のNYは引き続き感染者数が拡大し、ダウやS&P軟調。一方、NASDAQは買われ連日の高値更新となりました。190億ドル規模の30年債入札の好調な結果を受けて長期金利は低下。バイデン民主党大統領候補は7000億ドル規模の経済対策により、500万人以上の雇用創出と製造業の復活を目指すと発表。

それらを受けた日経平均は朝方は前日終値を挟んだ値動きに。SQ値が22601円に決まると、前日に下方修正を発表したファーストリテイリング(9983)の売りと保有するアリババの最高値などを受けITバブル時代以来の高値を追うソフトバンクG(9984)やTOBを受けたファミリーマート(8028)の買いで強弱感が対立。その後は次第に売りに押されました。

中国市場が軟調なスタートになったものの、次第に下げ渋りの動き。後場からの日銀ETF買いに対する期待感が下支えとなりました。ただ後場にはETF分配金捻出に伴う売り、また東京の感染者が過去最高を更新、中国のバブル抑制の動きなどが報じられると、次第に値を下げる展開に。安値引けとなりました。売買高は13億株台、売買代金は2.4兆円台とSQの割には低調でした。


投資判断は「やや買い」に。金曜のNYは「レムデシビル」でコロナ患者の死亡率低下という報道を受けて3指数揃って堅調。特にコロナ禍でダメージを受ける業態が買われる形でNASDAQよりもダウの方が強い展開になりました。一時0.58%を割り込んだ長期金利も0.64%にまで復帰。それらを受けた日経平均先物は22610円と月曜の日本株は強い展開が想定されます。

昨今の相場はドル安=リスクオンの株高ですから、少しずつ日経平均先物も下値を切り上げる形になっています。今晩も大きなイベントは無い中で、アメリカ市場も大崩れはしないと思います。基本的にはジワジワとダウやS&Pに6/12の急落で出来たアイランドリバーサルの窓を埋めに行く流れになるのでしょう。

最近特徴的なのは中国株の強さ。個人的には中国が全般的に本気を出してきたような印象を受けています。香港を強硬に取り込んできて、北朝鮮も引き込み、半導体国産化を目指してもう再選が無く任期も半年とみられるトランプ大統領を無視する戦略に。

結果、上海総合指数の7月の上昇スピードは14年から15年にかけた中国株バブル以来のものになります。直近で急伸した昨年春節明けの高値水準を上回っており、更に伸びそうな勢い。実際、当時に比べて人民元は元安に推移していますし、全く米中の対立が緩和されていないにも関わらずこれだけ上がっているわけですから、もし緩和の糸口が見えようものならば更に上がる可能性を秘めています。

もっとも、上海総合指数は中国国内の投資家のウエイトが大きいため仕手性が強いです。本当の実力は外国人も入り込みやすい香港ハンセン指数を見て測るべきですが、その香港ハンセン指数も連れてそれなりにしっかり上がってきています。

ただ18年以降の下落トレンドは継続中であり、チャート的には18年11月、19年8月などの安値を結ぶ抵抗線をコロナで下回り→その抵抗線の延長線に再度トライの形となっていますから、まず28000ポイントを上回ってから中国株の次の展開を予想する必要がありそうです。逆に言えば、中国株はまだしばらく上昇の余地があるとも言えます。

先週のサプライズはファミリーマート(8028)に対して伊藤忠TOB。ほぼ3大メジャーに集約されたコンビニ業界の飽和感とドラッグストアなどとの競争環境の厳しさに対する危機感の表れのように思われます。

先週末時点の信用倍率は前週の2.15倍→2.39倍に上昇。前週は6月権利取りに伴う空売り需要があったので、それが剥落して大体前々週水準に戻った感じ。

また直近の裁定残高では売り残が1.8兆円、買い残が0.4兆円で差し引き1.4兆円の売り長となっており、前週とほとんど変わらず181億円だけ増加。長期金利が上昇した週だったので減っているかと思ったのですが、普通に株価が下がって裁定売り残が増える形。

日本の経済指標は強弱分かれます。まず機械受注は5月のものなので過去の話ではあるものの、前月比+1.7%となり底打ち感を感じさせる内容でした。一方、首都圏オフィス空室率は、前月比では一気に0.33ポイントも悪化し1.97%に。4ヶ月連続の悪化で18年11月以来の水準になりました。その割にREITSMBC日興の強気格付けなどもあり比較的しっかりなのですが、不動産株は連日下落が続きます。

週初の富士通(6702)によるオフィス半減報道もありましたが、極端にオフィス需要が激減するとまでは言いませんけれど(逆にディスタンスをとるために広いオフィスが必要と考えるところもあるとみられる)、二極化が進んで中途半端なオフィス物件は駆逐されていくのでしょうね。ともあれ不動産株はここ一ヶ月一貫した下落となっており、相場を重くしています。

投資主体別売買動向では外国人投資家が先週現物を1086億円の売り越し。先物は401億円の買い越しとなったものの、差し引きで売り越し基調は変わらず。一方、信託銀行が主に買い支える動きとなりました。

個別ではファーストリテイリング(9983)の決算は下方修正でしたが、月次を見ると6月既存店売上高が26.2%増と好調。気温上昇による夏物販売の好調や誕生感謝祭の好調ぶりもあったようですが、 マスク効果(+ついで買い)が大きかったように思われます。休業店舗などもあったのにこの伸びですから、もっとこの辺りが評価されても良さそうですが。

一方、通期見通しの下方修正は他の企業もここから続々出してくる可能性があり、日本株全体のEPS低下に繋がりそうです。幸い、今は業績相場ではないので大きな売り材料にはならないとも思う反面、先週イオン系が軒並み売られたように、案外悪い決算数字を織り込んでおらず改めて売られるケースも多いです。個別個別では注意すべきでしょう。


新興市場は「中立」。金曜は高安まちまち。特にマザーズメルカリ(4385)やアンジェス(4563)といった時価総額上位銘柄が買われ、指数を押し上げる原動力になりました。ETF分配金捻出売りに伴い東証1部が手がけにくい中で、こういう市場に資金がしっかり入ってくるところに今の相場の粘り腰が見えるようにも思います。


ポートフォリオ銘柄】
日本ドライケミカル(1909)は続落。1750円弱の水準での上値抵抗線が意識される展開になっています。最近ではガソリンを使ったテロなどを防ぐ新商品も発売。各施設での需要も高そうです。
https://www.ndc-group.co.jp/ir/library/pdf/bridge_20200708.pdf


はごろもフーズ(2831)は反発。東京での新型コロナウィルス感染者数過去最高を受けて、また巣ごもり需要商品への買いに繋がる形。2900円の抵抗線を上回るような動きになりました。まあ流動性が薄いのでダマシの可能性は十分あるものの、このまま上放れればいよいよ大相場に発展すると思います。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。