KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

枯れざくら~昔の防衛大学校物語 組織図

防衛大学校入校話の続きです
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20200626.html


随分話が逸れましたが、教場に着くと皆一様にホッとして気が抜けます何故なら上級生が居ませんから一気に緊張の糸が切れたようにワイワイと話し合います

勿論新入生だけでくっちゃべる時間ではありません。上級生よりも上の立場である「指導官」がオリエンテーリングの担当になります。勿論指導官が壇上に上がれば皆ビシッとする必要はあります

ここで組織図を簡単に解説します。まず防衛大学校のトップは学校長です実は民間人で、特に慶應義塾大学とパイプがあるので、歴代の学校長は慶應義塾大学の教授から招聘したりするケースも目立ちます。私の時の学校長もそうですし、現学校長もそうです。正直、慶應義塾大学では学生からどのような扱いを受けているのかわかりませんが、少なくとも防衛大学校では殿上人扱いです

その下には色々な人がいますが、あまり学生に直接的に関与しないので省略。ただ訓練部長は色々な訓練を企画したりするので、学生にも影響があります。「訓練部長、全く余計な計画立てやがって・・・」などと陰口を叩かれる対象でもあります

学生に直接関係するのは各大隊単位での組織図になります。大隊のトップは大隊指導官二佐クラス(昔で言うところの中佐クラス)が当たります。ちなみに今同期はこのレベルです。その下に中隊指導官(三佐、同少佐クラス)、小隊指導官(一尉、大尉クラス)と続きます。現実的にお世話になるのは主に小隊指導官になり、特に一学年の時には訓練指導官として直接指導を受けたりします。

指導官はそれぞれ現役の自衛官で、年齢もマチマチです。ただ指導官という名前のイメージと異なり、基本的に学生をシバいたりしません。あくまで監督官というような位置付けで、むしろ上級生が度を過ぎた指導を下級生に行っていたりする場合は注意するような立場でもあります。学生生活はあくまで学生の自治によるという感じです。(つづく)