KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

SQで上値重く

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日経平均は金曜続伸。前日のNYは高安マチマチ。新規失業保険申請件数が100万件を下回ったものの、シスコシステムズが決算を受けて急落し強弱感が対立しました。半導体指数のSOX指数は下落。30年債入札が不調で長期金利は0.73%弱まで上昇。ドル円は107円を回復して返ってきました。


それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。SQ値が23350円で決まると、その水準を意識して上値が重い展開に。マイナス圏に沈むものの、概ね前日終値を挟んだ値動きに終始しました。後場も同様。終日値動きが鈍く、後場の値幅は60円ちょっとに止まりました。売買高は10億株台、売買代金は2兆円ちょっとと、SQ分を差し引くとようやくお盆休みっぽくなりました。


投資判断は「やや買い」。金曜のNYは出てきた経済指標が総じて予想を下回り、高安マチマチ。VIX指数は22.1ポイントに微減。半導体製造装置大手アプライド・マテリアルズは決算を受けて買われました。長期金利は0.71%で安定も、ドル円は106円半ばにやや円高に。それらを受けた日経平均先物は23140円となっており、月曜の日本株軟調なスタートが想定されます。

先週までの市場の話題は株価の水準よりも、低下していくアメリ長期金利と、それに反比例して上がり続ける金価格でした。コロナ対応を錦の旗として、無尽蔵にお金を刷り続けることでドルの価値が下落し続けており、金やビットコインなど他の資産の価値を押し上げました。結局、株高もドルの価値が低下しているから代替資産として株がチョイスされているという面もあるでしょう(外需企業であればドル以外の外貨も稼ぐことができるため)。

ところが、先週は長期金利が上がり、一方で金利を生まない金価格が暴落。先週は過去最大となる債券入札ウィークだったので、それで債券安が進みました。もう一つ、雇用統計の結果やワクチン開発期待感で景気回復期待感が高まったと説明できるかも知れません。

それでも尚ドルインデックスは18年5月以来の低水準。まあ確かに金利が上がったと言っても、歴史的な絶対値としては未だ低水準であることに変わりはありません。またドルインデックスの下落スピードは早いものの、ここまでのドルが高すぎたという面もあるので、それが株式市場に悪影響を及ぼすところには至っていません。
https://jp.tradingview.com/symbols/TVC-DXY/

むしろ低金利は、景気にはプラスとも言えます。国民が金利の影響を最も直接的に受けるのは何と言っても住宅ローン。アメリカでは新築住宅の割合は大きく無いものの、昨今のコロナで郊外住宅の需要が増えています。

そもそも、実はコロナ前から「ニューヨークから人が逃げ出している」という現象が起きていました。というのも、あまりにもニューヨークの不動産価格が高過ぎるので、不動産価格の安いところに人口が流れていくのは至って自然。
https://www.mashupreporter.com/new-york-lost-the-most-residents-census-2019/

というわけで金利が低ければ「家を買う」コストが安く済みます。一般的に家は人生で最大の買物であり、つまりは関わる人や業種も増えます。不動産業を始め建築に携わる人や資材を製造する会社など、自動車以上にお金が動きますから、景気に与える影響は大きいです。ただ先週の雇用統計にしろISM非製造業景況感指数にしろ、数字はそれぞれ良かったものの建築部門に関しての伸びは限定的でした。まだ金利低下=住宅取得意欲とは言えない感じではあります。

幸いという言い方が適当かどうかは不明ですが、日本での感染者数の増加に対して株式市場の反応は弱くなってきました。特に足元ではコロナ感染者数もお盆休みに入るので、更に医療機関がお休み→感染者数が少ない出がち、なのもあるでしょう。ただそれを差し引いても最近東京の感染者は減ってきた感じはありますね(逆にその他地域に広がってきた)。

最近少し為替と日本株の連動性が戻ってきたような印象を受けています。それは決算を概ね通過した結果、想定為替レートを付記した上で通期見通しも出てきており、各企業の上ブレ・下ブレ期待感が為替で計りやすくなったからでしょう。今期見通しが公表され、四季報予想やアナリストコンセンサス以外にも「目安」が出来ました。

結果的にここまで四季報予想やアナリストコンセンサスなんて大ハズレですが、コロナ環境下ですから誰も彼らを責めれませんね。もっとも会社計画も怪しいものですが。

先週はワクチン開発期待感も高まり、バリュー株優位の展開が目立ちました。ここまで日本株が出遅れていた分の修正があっても不思議ではありません。特に日本株=バリュー株みたいなところがあり(裏を返せばITが弱い)、日本株全体のPBRも1.17倍ということですから、世界のPBRに比べると半値くらいの位置にあります。
https://www.morningstar.co.jp/RankingWeb/SectorPart.do?sectorCode=0000
https://myindex.jp/global_per.php


新興市場も「やや買い」。金曜は両指数共にしっかり。マザーズは引き続きここまで売られた分の反動やアメリカでNASDAQが強かったことなどを背景に買い戻しが優勢になってきています。決算シーズンはこれで一巡したので、ここから改めて売る材料が無いでしょう。


ポートフォリオ銘柄】
日本リビング保証(7320)は大幅安。一時はコロナ後の戻り高値を更新したものの、後場に発表した決算で今期見通しの渋さが出て売りが殺到。大幅安になりました。うーん、確かにここは決算が固いのと、四季報予想が強かったので期待した向きも多いと思うのですが。ここ3ヶ月ジワジワ上がった分を一日ではき出す形。

一応、教育用ICT事業進出など面白いネタもありましたし、個人的には東証1部昇格期待感などもあるので、まだ強気で見ていけることに変わりは無いと思っています。


はごろもフーズ(2831)も反落。決算期待感もあってここ一ヶ月はグングン買われる動きになっていましたが、増配も通期減益見通しを嫌気して出尽くしの売りに押されました。ただ前日に出来高を伴った高値引けとなった割には反動安は抑えられた感じ。目標株価3500円には指呼の間になりましたが、もう一段高を期待します。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。