防衛大学校入校話の続きです
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20200804.html
ミーティングで指名され、スケープゴートとなった者以外の1学年は体育座りの形で必死にメモを取りながら、上級生の発言者の方に一斉に向かなければなりません発言の都度あっちを向いたり、こっちを向いたり、正面を向いたり第三者から見れば異様で滑稽な行動かも知れませんが、当人達は至って真剣です
このミーティングの1時間、本当に針のむしろに座っているようで、一日で一番嫌な時間帯でした課業から帰ってきてホワイトボードに「ミーティング」の文字を見つける度にブルー
しかも後々わかりましたが、ほぼ毎日のようにミーティングが行われたのは我々8号舎くらいで、他の大隊はそこまで酷くなかったようです理由の一つとしては女子学生と文系の学生が居たので人数が多かった分、シバきネタの絶対数が多かったせいもあるでしょう。またやはり食堂や風呂など何かと遠いので、時間が無くてアレコレミスの機会が多いという点もあると思います
更に8号舎には43中隊と44中隊が同居していましたが、隣の中隊に負けじと、相乗効果で厳しかったという点もあるように思います
ミーティングが終わると、容儀点検の報告書を提出にいかないと行けません。ただ週番の部屋には長い行列が一人一人報告書の提出と再点検を受ける必要があるので渋滞しがちです部屋の中から怒声が聞こえてきたりして、待っている間も予防接種を受ける前のようにドキドキです
私はというと、そもそもその前に前日の容儀点検で名札を引き剥がされたので、自習時間を使って名札の縫い直し何度も引き剥がされ、遂には点呼で並ばなければならなかったので、絶対引きちぎられることを覚悟の上で縫っている途中の状態で並んだこともありました行かないことの方が罪が重いのでそして案の定引きちぎられてシバかれました(つづく)