KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

なんだかんだでアメリカ株上昇

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日経平均は金曜反落。前日のNYは追加景気刺激策への期待感が高まり3指数共にしっかり。WTI原油先物も41ドル台を回復しました。30年債入札を無難に通過して長期金利も0.78%と安定的。

それらを受けた日経平均は朝方こそ買いが先行。SQ値23724円を1円上回るとほぼ寄り天の形となり、その後は利食い売りに押されました。

日銀ETF買いも封じられて後場は一段安。日経平均ソフトバンクG(9984)が11営業日ぶりの反落となる中で、ファーストリテイリング(9983)が支える形。一方、前日の首都圏オフィス空室率の上昇などを受けて不動産株が売られ、TOPIXの方が弱い動きになりました。引けにかけては買い戻しが出て下げ幅を縮め、後場の高値圏で終了。売買高は10億株台、売買代金は2.1兆円台と低調。


投資判断は「中立」。金曜のNYはペロシ下院議長とムニューシン財務長官の追加経済対策を巡る協議が物別れに終わったものの、協議は今後も継続と伝わり期待感を残して3指数揃って堅調。VIX指数は8月以来の25ポイントまで低下。一方、ドル円は105円半ばまで円高が進む形。それらを受けた日経平均先物は23560円と月曜の日本株軟調なスタートが見込まれています。

今週のアメリカ株は総じてしっかりでしたが、その強さの原因の一つはトランプ大統領によるツィートでした。追加景気刺激策の「協議打ち切り」としていたのに、自身から協議打ち切りと言ってしまったことによる支持率低下を恐れたのか「支援策を承認すべき」とか「国民に給付金」とか言いたい放題。

何となく政権末期感が出てきましたが、一説にはペロシ下院議長も指摘したように本当に「ステロイドの影響」なのかも知れません。核ボタンを持っている人なんですけれど・・・。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-10-07/QHTEPEDWX2PS01

先週の雇用統計に関しては評価はマチマチですが、最早あまり株式市場では以前程大きな関心が持たれていない感じはあります。中身としては労働時間は前年比で延びているので、雇用環境自体は前向きな印象。

また今週は「バイデン氏圧勝が見えてきたので、選挙後すぐに大統領が決まる安心感」も背景に上がったようですがが、一番大きかった変化は長期金利の急上昇ですね。アメリカ人の気持ちはよくわかりませんが、これでトランプ大統領の再選は本当に遠のいてきたのかも知れません。

あんまりバイデン氏が勝つように感じ無いのですが、敵が勝手に自爆している感じもありますね。もっとも、これだけ増税リスクを織り込みながらもここまで株価がしっかりしていたのですから、やはり大統領が誰になろうと、株式市場に大きなトレンド変化は起こらないのでしょうね。

ただ真っ当な解説では民主党政権優位を織り込んでの株高・・・という理屈になるのですが、もし本当にそうならば法人・富裕増税の悪影響を最も受けやすい、創業者が大株主のAmazonMicrosoftFacebookといったGAFAM系銘柄がもっと売られても良いはずです。あるいは守ろうとしている航空産業がもっと買われても良さそうです。

本当に景気回復期待による「強いアメリカ」を期待するならば「強いドル」に向かっても良いはずです。しかしドルは上昇しませんでした。ということは債券を売っているのは主に外国人(債券を売って得たドルを自国通貨に変換)ということになるのでしょう。日欧の金融機関か、あるいは中国なのかは何とも言えません。ともあれ、債券売りで得られた資金が株式市場に回っているグレートローテーション感は薄いです。

現状の結論として足元の株高はまず素直に受け取って良いと思っています。ただやはり大統領選挙も近づくにつれ、どうしても警戒感は少しずつ高まっていくのは仕方無いですね。ボラティリティが高まっていく傾向はあり、例えばまだ全てを売ってしまった方が良い・・・という状況からは程遠いものの、少しずつ売りヘッジやポートフォリオの縮小を検討し始める段階にあるのは間違いなさそうです。

一番大変な状況になるのは、このまま長期金利の急騰が収まらない場合。まず1.0%を超えてきたら黄色信号でしょう。1.5%まで上がっても理屈的には全然構わないのですが、問題はそのスピード感になります。早過ぎると「止まらない」という恐怖が投資家に加わってくるので、まず1%を超えてくるまでは今の平穏な上昇相場が続く(金利上昇=株高)と見て差し支えなさそうです。

需給面を見ると、信用倍率は3倍を超えてきました。優待タダ取りの売りが無くなり、売り残が急減した結果で、これで特殊要因が無くなり実態面を表している感じです。3倍台乗せは3月第一週以来。一般的に半年リズムの高安というものを考えても、一旦天井感が意識される方が強いかも知れません。

また日経ダブルインバース(1357)の信用買い残も差し引き8,490万口まで減ってきており、5月以来の水準に。少しずつ需給は悪くなってきています。絶対水準は引き続き高水準であるには違い無いのですが・・・。

チャート的には・・・というと、実は1日のシステム障害でイレギュラーの一本値になったので、今後3ヶ月(75日間)くらいはちょっと特殊な判断が必要になってきました。公式見解として指数は1日は先月末の終値の一本値、個別株は商い0の不出来の日ということで、扱いが異なります。証券会社毎の情報端末によっても異なります。つまりそれぞれで論拠にする数字が異なってくるのです。

たった一日の話ではありますけれど、各テクニカル指標に微妙に影響を与えてきます。なお、当方では指数同様、個別株も10/1には9月末終値一本値とカウントしてテクニカル分析をしていきます。


新興市場も「やや買い」。金曜は両指数共に堅調。マザーズ指数はこれまで比較的大人しかった銘柄が循環的に買われる動きで上値追い。遂に18年1月の高値までもう一息となってきました。引き続き回転が効いており、1部市場に混乱がなければ安定的な上昇が続きそうです。


ポートフォリオ銘柄】
サニックス(4651)は反落。アメリカなどではバイデン氏勝利を確信した環境関連株の買いなどが目立っています。日本でもインフラファンドに加え、太陽光関連株であるウエストHD(1407)やNPC(6255)といったところが高値圏にあります。であれば、かつてウエストHDと太陽光関連の双璧だった同社にも、そろそろ買いが回ってきても良いと思うのですが。


ホクト(1379)も反落。段々と寒くなってきたので鍋シーズンに向けたシーズンストック的な面もあります。主要販売先のアイワイフーズは7&iHD(3382)系ですが、7&iHDは決算の上方修正を受けて急伸。この辺りは前向きに捉えられるでしょう。一方、先月IPO雪国まいたけ(1375)は金曜強含む動きで初値奪還となりました。月末のTOPIX算入があることで、ここから高値追いの動きが見られそうです。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。