KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

円高が重石に

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日経平均は本日反落。前日のNYは追加景気刺激策に進展が見られず3指数揃って軟調Netflixは加入者数の伸びが鈍化したことを嫌気して売られました。一方、VIX指数は28.7ポイントまで低下し、節目の30ポイントは下回りました。WTI原油先物は週間原油在庫統計でガソリン在庫の増加などを嫌気して40ドル割れ。長期金利は0.83%まで上昇し、ビットコインは年初来高値更新。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。アメリ長期金利が高くなる一方でドル売りのトリプル安となったことで、ドル円は104円台に。寄り付きから一段安となり一旦は下げ渋ったものの、ドル円が少しずつ円高方向に戻す中でも改めて売られる形。

後場は日銀ETF買いが入ったと見られるものの下げ止まらず。マザーズの下落率は一時5%を超え、先物にサーキットブレイクが発動されました。売買代金は13時15分現在で1兆円ちょっとと低調。


投資判断は「中立」。月曜に日経平均終値ベースで昨年末比プラスに転じコロナ後の戻り高値を更新しましたが、ドル建て日経平均の方は224.6ドルとバブル崩壊後の戻り高値を更新。

一方、TOPIXの方は25日線を回復できていないという点でちょっと弱い感じです。結果、TOPIXのチャート的には25日前の株価水準も下回ってしまい、上値に控える25日線が下方転換。一層上値を重くするような形です。

最近の特徴は特に薄商い感が強まり、これまで弱かった負け組銘柄に一層売りが広がったところ。ここまで年初来安値更新してきた精密機器や重工、電力、鉄道、百貨店というところの弱さが際立ちます。これらに共通し等しく言えるのは、それぞれ時価総額が大きめの重厚銘柄なので、薄商いになって買い手が居なくなったら自身の重みに負け、途端に売りが売りを呼ぶ・・・という形になりやすいのだろうと思います。

引き続きこの辺りがAfterコロナの「K字型」回復、つまり勝ち組はドンドン勝ち続け、負け組はドンドン負け続けるという構図です。銘柄選択が重要なのはいつでもその通りなのですが、バブル後の最高値を更新している銘柄が目立ってきた中で一人負けというのはあまりにも切ないですね。いくら長期投資といっても、例えば一生銀行株を持ち続けて配当を・・・というのはある種の怠慢なのでしょう。少なくとも数年に一度はポートフォリオは抜本的に見直す必要があります。

ともあれファーストリテイリング(9983)は勝ち組の方に属する形で今週上場来高値を更新してきました。その分、他の銘柄のリバランスが発生してしまい、私がよく口にする「質の悪い」相場になります。あまりにもファーストリテイリングの寄与度が高すぎるため、ファーストリテイリング寄与分だけ単純に指数が上がると先物界やオプション界のバランスが崩れてしまうことから、他の銘柄を売って調整しようという動きが出て来やすくなります。

ちなみにファーストリテイリングは例年本決算以後、大発会まで高くなるというアノマリーがあり、実に02年以降ずっとそうですね。19年は大発会が急落で失敗したものの、大納会まではプラスを維持していました。近年株価水準が上がってきたのもあって上昇率は弱いですが、ともあれ指数寄与度の高い銘柄が牽引する形で(質は悪いかも知れませんが)やはり買われやすい流れは出来ます。

その「オプション界」の様子を見ると、11月ものはやはり24000円コール(買う権利)の建玉が1万口超で最高、24500円プット(売る権利)が1501口で特徴的な数字になっています。ただ現状24500円プットはほとんど商いが成立していないので「一応あるよ」という程度の存在感しかありません。ですからまだ実質的な意味は無いのかも知れませんが、個人的な経験則上からも24000円以上は目指してもおかしくない感じがします。

先々週時点の投資主体別売買動向で外国人投資家が日本株を久しぶりに買い越しに転じて来たこと、業績面でも世界的に半導体関連株の好調確認、新型iPhoneの発売など、日本のエレクトロニクス産業にとって良い話が出て来たのに先週上がらなかった点は「あれ?」という感じです。

また決算発表などを見る限り、結構上方修正などの割合が多いです。これまでの予想があまりにも保守的過ぎたということで、ここまでの株高の幾分かは肯定している格好。基本的には上に向かいやすい相場だと思っています。

河野規制改革相から様々な規制緩和策が表明されていますが(例えば再生可能エネルギー普及への規制緩和)、「規制緩和」は一般的に外国人投資家の大好物。昨日までは寄り付き10分程グイグイと買われる動きが見られましたが、どうもこの動きは誰かしらの大口買いが入っている模様で、薄商いだから余計に寄り付きの動きが目立ってバレやすいのだと思います。それが外国人だという確証までは無いのですが。来週の投資主体別売買動向まで待ってみないといけませんね。

この違和感が単に薄商い環境下での「気まぐれ」なのか、あるいは2年前の10月同様、我々の預かり知らないうちに既に地殻変動が起きているのかどうか。方向感は出辛い環境であるには違いありません。もう少し注意して推移を見守る必要がありそうです。

先週末時点の信用倍率は前週の2.97倍→3.08倍に増加。そして毎回注目している日経ダブルインバース(1357)の信用買い残は差し引き8,360万口ということで、8月のピーク以降は少しずつ減ってきている形。純資産残高も7月末のピーク3,627億円→2ね956億円まで減ってきている形ですが、まあ基準価格が下がって来ているので、減るのは仕方無い面もあるでしょう。


新興市場は「やや買い」。本日は両指数共に軟調マザーズ指数に関してはだいぶ上値もきつくなってきて、25日線までの調整となりました。先週末にGNIG(2160)が新薬の完成に時間がかかるという旨のIRを出したことで軟化。先日のアンジェス(4563)といい、ノーベル賞や学会シーズンも通過したバイオ系はちょっと足を引っ張りそうなところです。

問題はそれでポートフォリオが単純に傷ついた・・・で終わらず、回転を効かせて他の銘柄に資金が入るかどうか。先週の話題で目立ったのは、外国人のマザーズ大量買いでした。結局やはり相場を動かすのは外国人の動向次第です。


ポートフォリオ銘柄】
カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(9284)は反落。ただ連日陽線が続いており、買い手の強い存在が確認できます。東証インフラファンド指数も最高値更新中ですし、上述のような再生可能エネルギー関連の規制緩和方針などから、新しい投信設定もされやすそうですね。テーマ的に営業が売り込みやすいですから。


サニックス(4651)は反落。こちらも太陽光関連であると同時に「環境省経済産業省がプラスチックごみを大量に排出する事業者にリサイクルを義務付ける方針を示した」とされ、廃プラ関連として旬のテーマ性を持っています。既に株価水準も十分低いのに売られる理由がわかりません。そろそろドカンときそうですが。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。