防衛大学校入校話の続きです
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20201026.html
防衛大学校でも警察学校でも厳しさには理由があるにせよ、その指導が相手を思って(変な意味ではなくて)「愛」があるのかどうかが重要です。明らかに「こいつ単なるドSだな」とか「機嫌悪かっただけじゃないか」「自己満足じゃないか」「単に好き嫌いでやってるんじゃ?」というような人が居るのも事実。人間だものまた今のハラスメントブーム同様、「愛」だとしても受け手がどう感じるか、はまた別問題ですが
そういうのが度を過ぎている人達を総評して「カスってる」と言います。下級生が陰口で言うのは勿論ですし、同期の中からも「あいつちょっとカスってるよな」というような目で見られます。この辺りは結局その人の人間性に因ります。
その度が過ぎているんじゃないかという実体験の一つとして、当時言動などから色々と「この人おかしい」と感じる変わり者の4学年が居ました。同期からもちょっと変人扱いされていましたが、そういう人が週番になると厄介です週番は見回りに来るので、室内の状況(整理整頓など)にも色々と関与してきますから。
一応、全く理由無くシバかれるわけではないのですが、さすがに「これくらいのことで?」と思うようなことで無茶苦茶シバかれたり、同じことでもある人は許されて、この人は許さない、という好き嫌いが激しい感じでした。「今週の週番○○さんかよ~」となると、「あー、オレはハマってるから大丈夫」とか「いやー、オレは嫌われているからキツいわー」というような会話が同期内で行われます。
その○○さんが週番の時に、私が何をしでかしたかは覚えていません。ただ不出来な私は何らか週番に指摘されるようなことをしでかしたのは事実です。それで「報告書を書いて提出しろ」と言われたのですが、その日はバタバタと忙しくて間に合わず、結局そのまま消灯になってしまいました
消灯になると寝ないといけないので、すなわちタイムリミット消灯後に報告書を提出しに行くと逆にシバかれます。ですから内心ドキドキしながら、明日の朝早めに出しに行こうと思っていました(つづく)