KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

アメリカでワクチン接種開始も出尽くし感

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日経平均は本日反落。前日のNYはアメリカでワクチン接種が開始されたものの、出尽くし感もあってダウやS&Pが軟化。一方NASDAQはGAFAM株が相対的にしっかりしていたことで堅調。半導体指数のSOX指数も上昇しました。VIX指数は24.7ポイントに上昇。長期金利は0.9%弱。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。その後一時プラス圏に切り返す場面がありましたが、改めて売り直される展開に。中国の指標は概ね予想通り好調だったものの、株価を押し上げる材料にはならず。前引けのTOPIXが△0.48%だったことで、後場の日銀買いも封じられました。売買代金は14時時点で1.5兆円台と低調。


投資判断は「中立」。結局先週アメリカでは債券発行ウィークを通過して長期金利は低下し、0.9%を割り込んで大人しくなってきました。一方VIX指数の方がじわりと上昇してきています。今週のビッグイベントであるFOMCに向けて警戒感が高まってきているという感じです。

8月下旬に安倍首相辞任報道でかき消されましたが、FRBジャクソンホールで「インフレ率が2%を超えてもしばらく容認」とし、最大雇用の確保がインフレ率よりも重要という重大な方針を決定しました。その後11月のFOMCでは選挙直後のために何も出せませんでしたが、今回12月のFOMCでは足元の雇用の鈍さも背景に、何らかの追加緩和策が出てくる可能性が高いと見られています。
https://jp.reuters.com/article/usa-fed-jacksonhole-idJPKBN25N21F

では何が出てくるかということですが、結局ECBと同じように国債の買い入れ額を増額する程度ではないかと見られています。ただ先週ECBが同じように債券買い入れ増額を発表したところでヨーロッパ株は売られました。

ですからFRBはより思い切ったことをやらないと、失望売りに繋がる可能性があります。無かったとしてもせめて先々の緩和を臭わすようなコメントくらいはありそうですが、(可能性こそ低いものの)完全に0回答の場合は一番厳しいシナリオになるでしょう。

為替に関しては、ドルインデックスが下げ止まりつつありますが、低位安定が続いています。8日時点の短期筋の為替のポジションとして、まず円買いポジションがジワジワと膨らんできています。ユーロドルでもユーロ買いポジションが膨らんでおり、ワクチン流布によりこれまでのドル買いの反動やアメリカの追加緩和に対する期待感の表れといったところです。
https://imm.gradefour.net/

個人的には先週出てきたFacebookに対する独禁法違反問題が案外「ブラックスワン」になる可能性を感じています。今回はたまたまFacebookですが、調査はAmazonAppleGoogleにも及んでいるということ。

勿論、明日・明後日に何か起こるという話では無いのですが、今後民主党政権に交替し、ここまでとは流れが変わる可能性があります。ちなみに00年ITバブル崩壊時は情報スーパーハイウェイ構想を打ち出した民主党クリントン大統領でした(議会は上下院共に過半数共和党でした)。

やはり巨大な権力を持つ者は、その権力を失うことに一番の恐怖を覚え、次の勢力を潰しにかかるものです。今回の場合は権力者(大統領及び議員)が自分達の選挙結果すら塗り替えられる恐れがあるネット情報という巨大なデータを握るGAFAMに対して、何とかしなくては・・・という危機感がそうさせているのだろうと思います。ですから今後もずっとGAFAMに対する圧力は続くでしょうし、実際には中国以上に警戒しているのでしょう。

あとワクチンの接種がイギリスを皮切りに欧米で始まっていきますが、これまでのようにワクチンが広く投与される期待感から、副作用などの失望に繋がるニュースが出やすいターンになってきました。接種率や輸送にかかる様々な懸念などもそれに含まれます。幸い、それが嫌気されるような地合では今のところないのですが、あくまで金融緩和が百難を隠しているだけということは認識しておくべきでしょう。

先々週の投資主体別売買動向では先週外国人投資家が現物を1599億円の買い越し。ただ先物は1955億円の売り越しということで、合わせると5週ぶりの売り越しとなりました。一方、個人を含めた国内勢も買いに転じてきた格好。個人はNISAの残りなどを消化にかかっているのかも知れません。

12月のメジャーSQ後は少なくとも14年以降12月のSQ後は日経平均大納会まで地味な動きになります。大体横ばいになり、大納会はSQ値よりやや低いということが多いですね。18年はブラッククリスマスになったので急落でしたが、基本はSQが終わったらクリスマス休暇モードという感じでしょうか。

上述の投資主体別売買動向を見ても、とりあえず年内の外国人買いは一巡したと言えそうです。であれば掉尾の一振は新興市場などの個人投資家の好きな銘柄に限られてきそうな感じです。

今週のスケジュールは色々と重要です。まず本日アメリカではNY連銀製造業景気指数の発表があります。11月6.3→12月8.1への上昇が見込まれています。

16日(水)は四季報の発売日。アメリカでは11月ブラックマンデーを含む小売売上高の発表。ただ前月比△0.1%と減少が予想されています。そしてFOMCの結果発表。上述したようにここが今年最後のビッグイベントと言えます。


新興市場は「やや買い」。本日は両指数共に軟調NASDAQがプラスでしたが、特に新興市場には響かず。本日から怒濤のIPOラッシュモードになるのですが、まず2部上場のビーイングHD(9145)は好スタートを切りました。今回のIPOシーズンは軽量級のものが多いですが、回転が悪くなると途端に需給悪に繋がりますから注意が必要です。


ポートフォリオ銘柄】

クレステック(7812)は反発。相変わらず底辺を這った株価推移が続いています。ただ足元で軽量級株が軒並みストップ高を付けてきている地合であり、どうもこの忘れ去られた銘柄もそろそろ動き出しそうな気配を感じます。何とか4桁を回復して今年を終えられれば良いのですが。


日本KFCHD(9873)は反発。3000円手前でマゴマゴした推移が続いています。先日市場調査も兼ねて近所のケンタッキーに行ってきましたが、相変わらず大行列が途絶えることなく。クリスマスバーレルの予約をしにくるお客さんも居てごった返していました。シーズンストックとしてここからの上放れに期待です。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。