KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

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日経平均は本日続伸。前日のNYは新規失業保険申請件数の減少などの経済指標を受けて総じてしっかり。ただ引け間際にトランプ大統領が国防権限法案に拒否権を発動と伝わり値を消してNASDAQはマイナス転換。長期金利は0.97%を付ける場面も。VIX指数は23.3ポイントに低下。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。拒否権に関しては、今月上下両院で拒否権の無効化に必要な圧倒的多数の賛成を得て承認されているということで、ダウ先物が戻しました。ただ薄商いの中では寄り付き後間も無く天井を付けた形になり、上値が重い展開に。後場は更に利食い売りに押される形に。売買代金は13時時点で1.0兆円強と低調。


投資判断は「中立」。先週で一通り年内のビッグイベントを通過しました。日米の中央銀行の出した答えは現状維持ということでしたが、特段市場は大きな反応無し。一般的にトレーダーなどがクリスマス休暇モードに入っている段階ですから少なくとも年内は大きな動きが無いと見て良さそうです。

しょっちゅう繰り返していますが、究極的にはFRBのバランスシートが拡大しているうちは金余りの状況が続きます。足元ではまた最高値を更新。コロナはともかく景気に効くかどうかも別として、少なくとも株価には効いています。
https://www.federalreserve.gov/monetarypolicy/bst_recenttrends.htm

不安材料を探せば、むしろ不安材料しか見当たらない状況です。Brexitネタはもう十分としても、最近にわかに盛り上がってきたのが各国のIT規制に対する話。Facebook独禁法EUもIT大手に対する巨額罰金や分割命令、中国もテンセントやアリババに対して独禁法違反の罰金やデジタル課税の検討などなど、世界的にITに対する風向きが強くなっています。実は平和なのは日本くらいという感じですね。

特に罰金や課税に関しては、足元でこれだけ巨額の金融支援を実質的に全産業に対して分け隔て無く行っているわけですから、コロナで潤ったIT企業に対して徴税を強めて回収しようとするのは当然の動きかも知れません。もし1/5のジョージア州の上院決戦投票において2議席共に民主党に決まるようなら、いよいよ来年は巨大過ぎるグロース株に、カードゲーム「大富豪」の革命が起きたような、大逆転劇が起こる可能性が強まります。

実はアメリカのIT企業にとって最大の味方は中国なのかも知れません。というのは、中国のIT企業が力を付ければ、アメリカが自国のIT企業を掣肘してしまうと中国に対して技術面で劣後する恐れが出てきます。ですから中国が自国のIT産業を奨励するようならばアメリカは自国のIT産業を徹底的に責めるわけにはいかなくなります。あくまでも「程々」にしないといけません。もっとも、上述したように中国でも規制の動きが出て来ていますけれど。

日経平均に関しては11月とは完全に流れが変わって、12月に入ってからは指数は完全に上げこじれた感じになっています。ただドル円円高方向にジワジワきている割には下がっていないため、ドル建ての日経平均はジワジワ上がってきている形。先週は260ドルに接近する場面がありました。

1月限月のオプション建玉を見ると、26000円~26500円辺りのプットの建玉が直近では多めであり、まずはこの水準が居心地の良いところだろうと思います。なんだかんだいって、要は需給バランスの問題です。

ただ今回の短観の想定レートがドル円106.8円、ユーロ円が121.0円ということで、ユーロは良いとしてドルは8月以来一度も達していない円安方向の水準。個々では感応度も異なるでしょうけれど、理屈的には外需の買い戻しは過剰な面もあるかも知れません。もっとも、今は年末に向けた買い戻しの需給相場なので、そういった細かい差異は無視されるのでしょうけれど。

この感じでいくと、大納会から大発会にかけて日本がお休みの間にドル円が100円を割って荒れるパターンになるかも知れませんね。なお裏側ではビットコインがまた急騰。株云々よりも通貨というものの価値が今試されている局面であると言えます。

東海東京調査センターの調べによると、個人の証券口座MRFの待機資金は先月末で13.2兆円と3年1ヶ月ぶりに過去最高を更新したのだとか。配当やドコモ(9437)のTOBが大きかったことに加え、株高で乗れていない人も多いのだろうと推察されます。これがまた株価下落局面では良い緩衝材になるのでしょうね。ともあれ大納会に向けて、個人投資家の人気株や優待などに魅力的なところが買われてくるのだろうと思います。

全体の大型株は重そうですが、個人投資家のNISA残額の買い需要、あるいは掉尾の一振を狙う買いなどから、比較的中小型株の方に妙味があると思います。アメリカでは中小型株指数のラッセル2000が好調なのに、日本の方では中小型株に出遅れ感が強いです。

原油に関しては、またアメリカのシェール掘削リグ数が増加基調にあります。引き続きトランプ政権のうちに、掘れるだけ掘ってしまえ・・・という動きがあるように見られます。一方、需要に関してはEVシフトだと言われても急激に構造変化するわけでは無いものの、またアメリカで感染拡大が続く中、どれだけ需要があるのかは謎です。
https://jp.investing.com/economic-calendar/baker-hughes-u.s.-rig-count-1652


新興市場は「やや買い」。本日は両指数共に堅調。本日はクリスマス特有の閑散相場となったことで、値動きの良い新興市場に買いが集まる形。怒濤のIPOラッシュもウェルスナビ(7342)という大きなところを通過して終盤にさしかかっていますが、軒並み初値が好調なスタートとなっており、それなりに資金循環は良好な感じ。年末高アノマリーも意識されやすい時期です。


ポートフォリオ銘柄】

MTG(7806)は反落。翌日に株主総会を控える中でグングン下がっていくな・・・と思っていたら、クレディスイスによる空売り20万株超が報告され、どうも主犯説がありますね。まあ犯人がわかって仮需の売りならば、そろそろ安心感が出て来そうですが。総会でトレンドが変わるということもママあるので、その辺りに期待です。


はごろもフーズ(2831)は反発。結果的に先月の立ち会い分売後ジリジリ売られる動きが続いています。ただ最近聞いた話では「ワクチンが極低温保管しないといけないので、日本ではマグロ倉庫が代替される」というので、冷凍マグロが倉庫から出される→供給過多→缶詰へ回る・・・というのはムシが良すぎますかね・・・。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。