KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

売買代金は一年ぶりの少なさ

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日経平均は金曜反落。前日のNYはクリスマスイブの半ドンの中で閑散小じっかり。VIX指数は21.5ポイントに低下。そしてイギリスがEUFTAを含む合意が遂に妥結されました。アメリカの長期金利は0.92%台まで低下。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。ただクリスマス休暇モードに入っている閑散モードの中では買いが続かず。後場も前日終値を挟んだ水準での推移に徹しました。開始20分の値幅で一日の値幅が確定し、その後は横ばい推移。結局11円安でした。一方、TOPIXは終日プラス推移。売買代金は1.2兆円台と、丁度一年前以来の低水準。


投資判断は「中立」。前回も書きましたが、IT企業に対する風当たりが来年のブラックスワンになると考えています。確かにIT企業が一段と力を付けるのは、為政者にとって最も脅威です。それを痛感するのは中国政府そのもの。

トランプ大統領は「フェイクニュース」という単語と、TwitterというITツールの力を借りてメディアという別の権力者に抗しましたけれど、終盤はそのTwitterに発言を制限されるという事態が起きました。今度はITを御しようと、為政者があの手この手を駆使してくるのは当然の流れです。

ですから今日・明日に何か突然株価に影響してくるわけではないにせよ、そもそも「トリプルブルー」が実現せずとも、IT企業には常に政治的な逆風が吹き付け続けることになります。これまでは急激な成長という力で逆風をはね除けていましたけれど、その成長力を阻害されて成熟期に入るようならば、高いPERは許容できないということになってきます。

それとは別に、インフレ率の低下も高い株価を維持できなくなる理屈の一つです。株価は足元の「収益性」よりも「成長性」を反映しがちな数字であり、ここ最近の高PERはそれで許容されてきました。それが足元の経済指標の低迷からもわかる通り、インフレ率が下がって株価の成長率が高まり辛い・・・となると、高いPERは維持できなくなってきます。市場がいつその当たり前の原則を思い出すかは謎ですが、これも来年のテーマになってくるのだろうと思います。

株価は世界的に高水準となっていますが、最近気にされるのは為替です。為替は二国間の相対的なバランスを示すものですから、全世界同時に高いということはあり得ません。顕著なのはドル安で、大統領選挙後ドル安がずっとずっと続いています。大統領選前に高かったというのならばまだ話はわかるのですが、大統領選前も特別高かったわけではないのに売られているというのは一つ明確な世界の資金循環を示唆しています。
https://jp.tradingview.com/symbols/TVC-DXY/

それを受けてドル円円高が止みません。先週は遂に103円割れを示現し、100円に向けた流れが鮮明化してきたようです。そして日銀金融政策決定会合においても、それを止めるような話は出て来ませんでした。幸い、株価にとって悪影響を与えてはいません。

今では日本の外需企業も昔に比べると随分円高耐性を付けています。足元で1万円を超えてきたSONY(6758)にいたっては円高メリット株という位置付けでもあります。確かにそもそも通貨高、株高がその国が買われているバロメーターであるという大原則があり、これまでの円安だから買われるという理屈の方がおかしかったのかも知れません。バブル期は円高と株高が同時進行していました。

ただ別に日本のコロナ感染者数の相対的な少なさで内需が買われ、円高デメリットの外需が売られている・・・わけではなく、12月に入ってからはむしろ真逆の動きです。100円割れという動きが出てくると、さすがに政府も動かざるを得ないでしょう。その時の対応力(菅・バイデン両首脳の関係性)が試される場面になると思われます。

菅内閣の支持率40%割れというニュースも、Go To施策再起動が難しくなるというマイナスの見方もあれば、別の景気刺激策が今後出やすくなる期待感と紙一重。確かに来年度予算案の閣議決定が成されたばかりですから、後者の見方はしばらく出てこないでしょうけれど、一概に株売りの材料と決めつけてしまうのもいかがなものか。

先週の日経平均は上下幅がわずかに270円弱。日経平均が27000円弱ですから、1週間かけて1%のレンジでウロウロしていたということになります。今週はそれよりは拡がりましたが、11月の急騰に比べるとあまりにも極端で、明らかに12月に入ってからゲームチェンジがあったということになります。

そのゲームチェンジの一つがNT倍率で、日経平均が高値圏で横ばいながらバリュー株優位の展開続き、TOPIXがキャッチアップしてきている形です。

チャート的には200日前の日柄が丁度急落中の3月上旬に該当してきており、200日線が上がりやすい日柄。この流れで行くと大発会から間も無く3/17のTOPIXの年初来安値水準が200日前に該当してくるので、下値抵抗力が強まりそうな感じはあります。

動かない大型株よりも動きやすい小型株へと資金が移りやすそうです。そして地合に大きな波乱が無いのであれば、ラスト3日間は「掉尾の一振、個人投資家パラダイスモード」でしょう。個人投資家の待機資金が13.2兆円とされている中で、最後の餅代稼ぎがIPOなどを中心に盛り上がるのだろうと思います。

あと、例年この時期になると逆日歩を警戒して売り方の買い戻しが出やすくなってきます。年末年始は今年は短めですが4日間お休みがあります。諸々手じまうという意味合いでも、売り方の買い戻しは増えそうです。

そうなってくると一つは日経レバレッジETF(1570)の空売りの買い戻しが出そうでもありますから、日経平均は相変わらず下値が固いでしょう。それ以外ではIPO銘柄から仕手っぽいものといった値動きの大きな小型株、空売りの大きい銘柄の買い戻しというところが焦点になってくると思います。


新興市場は「やや買い」。金曜は高安マチマチ。IPOも買い疲れ感が出てきており、ちょっと回転が止まったような感じになっています。ただ例年クリスマスを底に次第高になっていく年末高アノマリーも意識されやすい時期です。


ポートフォリオ銘柄】

MTG(7806)は続落。株主総会は無事終了したようですが、反発の起爆剤にはならず。クリスマスの書き入れ時も通過したことで、当分反発の要素が見当たらない感じもあります。1000円までの下落は覚悟しておく必要がありそうですね。やれやれ。


日本KFCHD(9873)は反発。クリスマスと言えばケンタッキーということで、一年で一番の書き入れ時を迎えました。株価はむしろクリスマスに向かって売られて来ていたので、そろそろ出てくるクリスマス販売速報で反発できる下地が整ったのではないかと思います。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。