KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

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日経平均は本日続伸。前日のヨーロッパは原油高を受けてしっかり。ドイツDAXは過去最高値更新となりました。テキサスでの大寒波により製油所が閉鎖に追い込まれ、WTI原油は60ドル台回復となりました。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。昨日3万円乗せを示現したものの勢い衰えずにいきなり窓を空けて急伸。30500円手前で一旦上値が重くなりましたが、前引けにかけて上回ると後場も上値追い。売買代金は14時15分時点で2.1兆円台と株価水準の割には低め。


投資判断は「中立」。足元またアメリカの長期金利が上昇してきています。上述のように金曜はまた高値更新しましたが、実はアメリカは2年債利回りが先週過去最低。10年債利回りとの差がグングン広がっていきます。順イールドということで将来の期待値が高まっている点が前向きに評価されているようですが、これは「10年後はアメリカも高成長に戻っていけるけれど、2年後まではまだ低成長のままだ」という見方の裏返しとも言えます。
https://jp.investing.com/rates-bonds/u.s.-2-year-bond-yield

ただアメリカの10年債金利が上がっている程にはドル買いに繋がっていません。むしろ10年債入札を通過して長期金利は再び上昇に転じたものの、ドルインデックスは横ばいがせいぜい。なのでドル円の方も105円弱の水準をウロウロしている格好。短期筋が貯まった円買いポジションを幾分解消してこの程度の上げですから、全体的に円高圧力が強めとも見て取れます。
https://jp.tradingview.com/symbols/TVC-DXY/

そうなってくると止まらないのが商品市況。WTI原油は遂に60ドルまで上昇し、銅の価格も上昇させています(金はようやく反落)。この辺り本当に将来の急激なインフレ懸念は高まるばかり。確かに株はインフレに強い商品なので、そういう意味で株高に繋がっている面もあるでしょうけれど。

ただアメリカ株の方は決算が一巡し、上昇が継続しているもののトーンダウンしている感じがあります。それはバイデン政権の追加景気刺激策に対して大体着地点が見えてきたこと(焦点は現金給付の対象と額)、またワクチン接種が進んで感染者が減ってきて景気の正常化に向けて歩み始めて「しまった」ことなどもあるでしょう。今は景気減速を止めるべく金融緩和頼りの相場なので、その金融緩和の終息が見えてくると株式市場にとっては嫌なので。

一方、ここまで牽引していたGAFAM系で決算後に弱いものが目立っています。高値追いが続くのはGoogleMicrosoftくらい。Teslaに至っては今年に入ってから(下がってはないものの)上がっておらず、推進力を欠いた状態。確かに最近イーロン・マスク氏が色々やっている割には強いと言えるのかもしれませんけれど。

VIX指数は遂に20ポイントを割り込んで来ました。これは素直に明るい話題です。短期筋のVIX先物空売りポジションは直近で差し引き13.8万枚と最近はあまり動いておらず、空売りなどではなく純粋に下がって来ているような感触です。
https://www.cftc.gov/dea/futures/deacboelf.htm

アメリカの金利上昇を受けて日本の金利も上がってきていますが、金利が高くなると、先物が示す数ヶ月先の株価に関しては、今よりも金利上昇分だけ上乗せしないと割に合わなくなってきます。ですから、少なくとも金利分は先物の方が現物よりも上乗せされたような価格になります。

そうなって株価に先高感が出てくると裁定買いと先物売りをセットにしたトレードが発生しやすくなり、裁定買い残が増えます。逆に売り残が増えていた昨今は、量的緩和の拡大などによって金利先安感が背景になったとされています。

ところで足元の報道では、次回日銀金融政策決定会合においてマイナス金利の深掘り余地を検討というものが出ています。また当局側のアドバルーンである可能性もありますが、世界的に否定されているマイナス金利の深掘りを議論しないといけないレベルとなると、日銀の打つ手もいよいよ限られているということなのでしょうね。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-02-10/QOB6YOT0AFC901

今週のスケジュールとして今晩はアメリカでNY連銀製造業景況感指数の発表。こちらは前月の3.5→6.3への上昇が予想されています。

17日(水)は12月機械受注の発表。12月の数字なのでそれで大きく反応するということはないと思いますが、確認しておきたい数字ではあります。また日本で新型コロナワクチンの初接種(医療従事者向け)が予定されています。

一応、海外では既に始まっていて特に開始日に何かアルゴが働いて株価が上下した・・・という事例が無いので、日本の方も大丈夫だとは思います。既に感染者数もダウントレンドですしね。アメリカでは1月小売売上高。FOMC議事録の発表もあります。


新興市場も「中立」。本日は両指数共に堅調。マザーズ指数は昨年10月の高値水準に迫ってきています。ここまで牽引してきたメルカリ(4385)は一服も、フリー(4478)やJMDC(4483)といった主力がやはり牽引する形。相対的に小型株が弱い相場展開が続いていますが、新興市場も外国人が買いやすい大型株が強いという感じでしょうか。


ポートフォリオ銘柄】

MTG(7806)は大幅反発。先週末のストップ高から昨日は一転急落となりましたが、昨日の寄値水準まで戻す場面があり全戻しの形になっています。巣ごもりが続く中で消費者の健康志向が高まっており、例えばエレコム(6750)などでもトレーニング用品がよく売れている模様。ホームジムも各社が力を入れれば日本でも流行りそうです。


ネクス・インフラ投資法人(9286)は続伸。2月に入ってからインフラファンド指数もいよいよ上がり始めましたが、分配回数が年一のため時価総額はカナディアン・ソーラーインフラ投資法人(9284)に抜かれてしまいました。ただそういう意味では割安感があり、ここから結構買われる展開になると見ています。
https://quote.jpx.co.jp/jpx/template/quote.cgi?F=tmp/hist_index&basequote=188&mode=D


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。