KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

ファーストリテイリング(9983)だけが支える相場

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本日の日経平均は続落。前日のNYは引き続き原油金利高によりエネルギー株、金融株が買われダウこそ最高値更新となったものの、長期金利1.3%乗せにより金利と逆相関の動きをしやすいIT関連株が売られNASDAQは軟化。VIX指数は21.5ポイントでほぼ横ばい。

それらを受けた日経平均は朝方こそ買いが先行。昨日に続きワクチン接種開始によるAfterコロナ株が買われる動きになりました。ただ引き続きファーストリテイリング(9983)主導により歪な上昇相場となり、値下がり銘柄の方が多い状況に。TOPIXの方は間も無くマイナス転換となり、徐々に値を下げていきました。春節明けの中国株が高値更新となっても反応は限定的。

後場は2月初の日銀ETF買いが入るか・・・と見られたものの、実際には入らず。前場安値を割り込みました。ほぼファーストリテイリング一本に頼った支えで全体的に弱い相場展開でした。売買代金は2.8兆円台とそこそこ。


投資判断は「やや売り」に。いよいよ日経平均は一旦天井となってくるとは思います。明日、明後日すぐに天井とわかるような急落になるというわけではなく、上値が重くなって上がらない展開になると思います。

理由としては日経平均のオプション絡みの売買が3万円という節目で膨らんでくるというのが「まとも」な考え方になります。しかしその割には売買代金が極端に大きく膨らんできません。

ということは、この買い上げで売り方の買い戻しによる上昇というのは見られず、もう売り方も戦意喪失したのかほとんど存在していないということになります。そうなると片翼飛行という感じで上昇に力強さも無くなるので、推進力は弱い感じがします。

また先般も指摘したように恐らくここから週刊誌などで「日経平均3万円!」「バブル到来!」という見出しがたくさん出てきて「にわか個人投資家」がドッと入る→外国人などが待ってましたと浴びせ売りをする、またGPIFを含めた機関投資家ポートフォリオリバランスにより日本株のウエイトを下げる、などなどが挙げられます。

そして「これだけ世間が苦しんでいるのに株で儲けるなんてけしからん」などという世論が台頭し、証券税率アップの話なんかも出てくる可能性があります。

もう一つ言えるのは「目標を見失ってしまった」という人間らしい面もあるとは思います。勿論、私は14年に超長期的な上値抵抗線を突破してからずっと言ってきたように、日経平均はバブルの高値を十分超えて4万円もあり得るとは思っています。

ただそれはこのまま一足飛びに突き進んで行くものではなく、紆余曲折を経て向かっていくもの。いきなり次の目標は最高値38915円だ!・・・というと「おいおい、一旦ちょっと待ってくれ」と考えるのは「自然」でしょう。

一方、減ってきたとはいえ裁定残高も売り長ですし、信用買い残も歴史的な高水準とは言えません。需給の方向性が悪くなってきているのは事実としても、需給の水準自体は決して悪くありません。

株式市場も3月期決算銘柄が多く、決算が一巡したことでほぼ期末の配当が確定したも同様ですから、ここからいよいよ利回りを取りに行くトレードが膨らみやすいと言えます。こういう点からもバリュー株に優位性があり、NT倍率低下に繋がっていくのではないかと思います。日経225採用銘柄で指数寄与度の高いところは軒並み利回りが低いですから。
https://nikkei225jp.com/data/nt.php

明日はアメリカで中古住宅販売件数の発表。またアメリカのオプションSQであるダブルウィッチングデーでもあります。この辺りもイベントとして株価への反応は限定的だとは思います。


新興市場も「やや売り」に。本日は両指数共に軟調アメリカの長期金利上昇が、IT系が強いNASDAQの逆風に繋がる格好になっており、その流れが日本のマザーズにも波及しているような印象です。逆回転が始まると空売りの入り辛い新興市場は一方通行になりがちなので、少し警戒しておく必要がありそうです。

本日上場のアクシージア(4936)は好発進となりましたが、今年最初のIPOで人気化していたQDレーザ(6613)はさすがに急反落。東証1部でもここまで強かったマネックスG(8698)が急反落となるなど、ちょっとイケイケの雰囲気が止んだような感じになっています。


ポートフォリオ銘柄】

MTG(7806)は反発。この地合の中で結構頑張りました。同社は実はベンチャー投資として今年一発目のIPOであるQDレーザ株に投資しており、22万株超を保有しています。そういった辺りでもう少し盛り上がっても良かった感じはありますね。何とかこのまま週間プラスで終えたいですが。


さて、本日は一銘柄久しぶりに売りポートフォリオに入れたい銘柄があります。それはM&Aキャピタルパートナーズ(6080)です。

コロナで打撃を受けた中小は数知れず、それ故M&Aで事業譲渡を考えるところが数多あります。というわけで同社の決算はすこぶる好調でした。事業環境は引き続き繁忙だろうとは思います。これから給付金や協力金が切れて廃業を正式に決めてくる業者も増えるでしょう。株価は昨年12月まで好調でした。

ところが環境が良いのに今年に入ってからM&A各社の株価は下落基調にあります。というのは、昨年末頃に河野太郎行革担当大臣が「M&A仲介業者が売り手、買い手双方から手数料を取る仕組みは利益相反だ」という主張を提言し波紋を呼んでいるからです。
https://www.taro.org/2020/12/%E4%B8%AD%E5%B0%8F%E4%BC%81%E6%A5%AD%E3%81%AE%EF%BD%8D%EF%BC%86%EF%BD%81.php

日本M&Aセンター(2127)にしろ同社にしろ、この「両方から手数料を取れる」というビジネスモデルの強みでここまで業績を伸ばしてきました。それ故、本当に3月頃にまで何らかの指針が出来て規制されてしまうとなると、片翼飛行になってしまいます。

特に儲け過ぎの業界ですから、これに対して異論が出る余地は無いでしょう。河野さんはワクチン担当大臣として昨日からワクチン接種が開始となったことから、ここから心置きなく次の課題に移れるのだろうと思います。

また、これだけ事業環境が良いですから、ライバルや競合もドンドン増えていきます。同社や業界最大手日本M&Aセンターは老舗故のノウハウを武器に強みがあるのは確かだろうと思います。ただ収益難にあえぐ地銀などの金融機関も必死です。結局中小企業の相談相手は担当している税理士だったり、融資してくれている金融機関だったりしますから、セミナーや営業などでまず客を取ってくる必要があります。

1Q決算は数字的には売上が売上が3倍に、営業利益も大幅黒字転換です。ただ不動産業界同様に、その期間でどれだけの成約があったかに因りますから、正直数字の大小はあまり問題にならないと見られます。実際、決算後は株価が下落しています。

目標株価は4000円に。明日の寄り付きから売りポートフォリオ入れとします。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。