KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

日経平均3万円回復!

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日経平均は本日続伸。前日のNYはNY連銀製造業景気指数が予想を大きく上回る17.4と18年10月以来で最高となったことから、ダウやS&Pは最高値更新。一方、長期金利がむしろ低下したことでNASDAQもしっかり。Afterコロナを意識したバリュー株も買われました。VIX指数は20.0ポイントまで低下。他方、インドの取引規制報道を受けてビットコインは急反落。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。そのまま買われ、一時3万円を回復する場面がありました。ただ3万円の達成感も出て、その後は上値が重く。中国株がしっかりのスタートとなったものの、ドル売りの傾向から為替が伸びなくなったことも重石に。売買代金は14時15分時点で2兆円強と最近の中では低調。


投資判断は「中立」。ダウやS&Pはとにかく強いですが、昨晩こそ戻りましたけれどNASDAQの弱さが目に付いています。厳密に言えばNASDAQが弱いというより、GAFAM系と半導体関連が弱くNASDAQの足を引っ張っていますが、まあこれまでNASDAQをここまで牽引してきたのですから、足を引っ張っているという言い方は酷な面はあります。

何故最近弱いのかと言えば、まず先行高の反動が出ていると言えましょう。また長期金利の上昇もさることながら、バイデン政権によるIT規制方針が重くのしかかってきていると思います。

特別補佐官にIT規制強硬派のウー氏を起用したり、連邦取引委員会(FTC)委員にやはり規制派のカーン氏の指名が報じられたりしており、足元のGAFAM系株安とも符合しています。またこれまで強硬に反対してきたデジタル課税の国際合意に関し、アメリカは容認の姿勢を示しています。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-03-06/QPIH96DWRGG201

勿論、あまりにITに厳しく当たりすぎると、中国のIT系が台頭してくるリスクもありますから、せいぜいビッグ・テック企業の勢いを止めるくらいの掣肘程度に止めるでしょう。ただ私は新年一発目のメルマガでも書いたように、このGAFAMに対する規制がブラックスワンになる可能性があると見ています。今はその前哨戦なのかも知れません。

また半導体関連に関しても、米中対立を経て中国や欧米がそれぞれ自国で半導体開発をしていかないと安全保障上に問題があると気付かされたことから、これまで半導体製造装置が活況でした。足元でも欧州が製造に力を入れるという話ですが、一方で先んじて株価が頭打ちしてきているところを見ると、もう受注のピークは過ぎたと見て良さそうです。株価はやはりお金がかかっている以上、何よりも敏感な指標に対する先行性がありますから。

足元のビットコインの上昇も、以前のような半導体需要(採掘のための需要)の底上げに繋がっていない模様。今はそうでなくても半導体が引っ張りだこなのに、価格の乱高下で需要が変動する採掘向けにはメーカーも供給は渋っているようです。

NASDAQのチャート的には13000ポイントの節目は再度突破してきましたが、まだ1月~3月までの高値で形成された三尊天井を否定できたわけではありません。確かに足元ではダウやS&Pは最高値を更新していますが、30銘柄でしか構成されていないダウの方はさておき、S&Pはここ一年間の上昇率が74%に対してNASDAQは丁度2倍。乖離は大きく、まだバリュー株買い、ハイテク株売りのリバランスの動きは続きそうです。

一部には「またアメリカで給付金が出るので、ロビンフッターが1400ドルの給付金で株を買ってくる」という話も出ています。事前アンケートでも「1700億ドルの資金が株式市場に流入してくる」という観測になっており、それは確かに入ってくるのだろう(実際入って来なくても入ってくるという期待感はある)と思います。
https://www.businessinsider.jp/post-230928

ただ、以前と同じTeslaが買いの中心になるかどうかは微妙ですし、またこれだけ事前に入ってくると言われるならば先回り買いもあるでしょうから、二匹目のドジョウは考えない方が良いと思っています。ゲームストップのような、これまで見向きもされなかった低位株の乱舞が散発的にある程度ではないでしょうか。

今週のスケジュールはまた重要です。本日16日(火)はアメリカの小売売上高。1月が予想以上の伸びだったことで、2月は前月比△0.2%~△0.5%の反動減が見込まれています。ただこちらも予想に反して良かったりすると、長期金利の上昇に繋がる可能性があります。

17日(水)はアメリカでFOMC。パウエル議長がインフレ率が多少上昇しても緩和策を緩めるつもりはないと明言している以上、金融政策に対して変更は無いでしょう。ただ市場の関心は経済見通しがどうなるか。OECDなどが経済成長見通しを上方修正し、足元でもワクチン接種が勢い良く進んでいる中で、FRBの見通しも強いと見るのが自然です。パウエル議長のコメントもまたアルゴトレードなどの監視対象になっているでしょう。

なお、その他で個人的に気になったのが「プライマリーディーラーが米国債保有を減らしている」という記事。プライマリーディーラーとは大手金融機関の一部で連銀などに直接意見などが出来る反面、一定量国債購入を義務付けられている機関のことを指します。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-03-12/QPUF5DT0AFB901


新興市場は「中立」。本日は両指数共に堅調。本日から春のIPOシーズンが本格始動。マザーズにはヒューマンクリエーションHD(7361)が公開価格を65.3%上回る好スタートとなりましたが、その後は一気に売り込まれており元気がありません。ウイングアーク1st(4432)の大型IPOと重なったことも資金循環を悪くしているようですが、東証1部が順調なので霞んでいる感じです。


ポートフォリオ銘柄】

クレステック(7812)は続伸。最近は同社にしては買いが断続的に入り、昨年6月の急落以来の1100円台回復の場面がありました。長期的には昨年から形作られた三角持ち合いを上放れてきており、明らかに誰かが集めているような買い方をされているので、ちょっと面白い展開になっていくのではないかと期待しています。


売りポートフォリオM&ACP(6080)は大幅高。先週から急速にM&A系に買い戻しが入ってきており、ちょっと売り方にとっては嫌な展開に。チャート的には一目均衡表の雲の中に入り込んできましたが、ストキャスティックスも割高感を示しているので、とりあえず上げはこの辺りまでと思いますが。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。