防衛大学校話の続きです
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20210317.html
富士登山スタートの時点で対番からの助言に従い木製の杖を購入。「こんなもの必要あるのかな?」と思いましたが、やっぱり効果的でしたあるのと無いのとでは、足の疲れが段違いですねただ登山というのは結局「慣れ」です。我々が登っている脇を、60~70歳くらいの男性が杖も無く軽々とひょいひょい登っていくのを観て、益々そう感じました
当時はまだそこまで登山ブームが到来していなかったので、大混雑という程では無かったのですが、やはり山頂はそれなりに混んでいますそれでも昼食を食べたり、まとまった休憩が与えられました標高3,776mの富士山頂から雲を見下ろし、澄んだ夏空の絶景をおかずにミリ飯を食べるのは、やはり格別
今でこそ携帯が使えるかも知れませんが、当時はまだN102などの携帯が発売されたばかりで持ってる方が珍しい頃山頂に設置されている1台の公衆電話が、下界と唯一交信が可能な手段でした。私は登頂記念に実家に電話をしてみることに
「オレオレ。今富士山山頂」なんて母に言ったらさぞかしビックリするだろう・・・と思ったのですが、「へぇ~そうなんけ。大変やねぇ」とあんまりピンときていない様子ものすごいスピードでみるみる減っていくテレフォンカードの残量が馬鹿馬鹿しくなって、さっさと電話を切りました
山頂の小屋でトイレを済ませると「もう下山するルートにトイレは無いからな」と言われました。ただやはり夏とはいえ富士山山頂は寒く、私はすぐにまたオシッコにいきたくなりました(つづく)