いよいよ書くネタも尽きつつある防衛大学校のバカ話の続きです。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20210504.html
同部屋のJ君はいつも点呼ギリギリまで外出しているタイプだったので、部屋には私とE君、K君の3人。ちなみにJ君は当時その場に居合わせなかったことを未だに悔やんでいます。
私は「おいE、寝るんだったらもうベッドで寝たら?」と促すと、フラフラと立ち上がり、彼はベッドの方に向かっていきました。そして倒れ込むように寝入りました
何か寝言だかうなされているのかわかりませんが、色々と「あー」とか「うー」とか言っています。うるさいなと思いながらも、私とK君はそのまま話しを続けていました。そんなに苦しそうな顔もしていないし、まあ一晩寝れば翌日に二日酔いが少々残る程度だろうと。
それから2~30分後私とK君は話しに夢中になって、E君の事をすっかり忘れていました。途中でフッと「そういえばEは大丈夫かな?」と思ってベッドの方を見ると寝ているはずのE君の姿が見えません。「あれ?」と思って視線を部屋の隅の方にやると、ベッドの横の段ボールが置かれている小さなスペースにチョコンと座り込んでいました。
「おいE、そんなところに座り込んで何してるの?」と聞いても返事がありません。寝ているような起きているような酩酊状態。「おいE、大丈夫?」と彼に近づきました。
すると私は妙な違和感を覚えました。「あれ、E、何でズボンを脱いでるの?」遠目ではベッドの影に隠れて見えませんでしたが、彼はパンツも下ろしてお尻を出した状態で座り込んでいたのです。まるでトイレでもしているかのように・・・。
私が「E、ひょっとしてウ○コでもしてるんじゃないの?」と冗談っぽく言いました。K君も笑いながら「ははは、まさか」と。しかし私は心の中で急速に不安の翼が羽を広げていくのを感じました。(つづく)