KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

VIX指数はコロナ後最低に

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日経平均は金曜反落。前日のNYは注目の消費者物価指数が予想の前年比+4.7%を上回る+5.0%だったものの、アク抜け感が台頭。S&Pは最高値を更新しました。ただダウは引けにかけて売られる動きで4連続陰線に。長期金利の低下で景気敏感株が売られました。中小型株指数ラッセル2000も下落。一方でNASDAQの上昇率が大きく、グロース株優位の展開になりました。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。まずは安心感が出たものの、メジャーSQ値が29046円に決まったことで一転上値が重く、前日安値を目指す動きになりました。ただその後は改めて買い戻しが入り29100円近くまで上昇。昨日売られたエーザイ(4523)が一段と買われ前日高値を上回ったことなどが牽引役となりました。

しかしその後は中国人民元基準値の公表後に改めて売られ、後場は前日終値を挟んで一進一退の小動きとなりました。売買代金は2.9兆円台と膨らみましたが、メジャーSQの割には閑散でした。


投資判断は「やや買い」。金曜のNYは引き続き閑散小動きの中でS&Pは上場来高値を連日の更新。長期金利は1.45%に低下し、NASDAQの方に買い妙味が強まりました。VIX指数は15.7ポイントとコロナ後最低に。ラッセル2000は1%超の上昇に。WTI原油先物は71.2ドルまで上昇。それらを受けた日経平均先物は29020円となっており、月曜の日本株は堅調なスタートが予想されます。

先週はECB理事会は予想通りの現状維持。また週間新規失業保険申請件数は予想を若干上回る着地でしたが、こちらもコロナ後の低水準をキープ。全般的に安心感の方が強い動きとなっています。

先週の日経平均はメジャーSQを意識して29000円での推移が続いていましたが、メジャーSQを通過しても閑散小動きであることには変化がありませんでした。

REITは先週全般的にしっかりしていました。アメリカの長期金利低下に加え、やはり21日からのFTSE組み入れイベントまで需給的な支援材料があり、順調な上値追いが続きそうです。

先週末の信用倍率は前週4.23倍→4.19倍に微減。ただ信用買い残の方が金額的に増えて3.3兆円(売り残0.8兆円)となっているので、今の売買代金の薄商いでは返済売りがそれなりに重石になるレベルではあります。

また先週末の裁定残高は買い残4,832億円、売り残8,035億円の差し引き3,203億円の売り長。前週に比べて592億円増えました。この辺りは需給の安心感に繋がります。

あと先週末時点の投資主体別売買動向では外国人投資家は現物を605億円の買い越し。先物は887億円の売り越しということで、差し引きではやや売り越しでした。

足元では飼料価格の上昇→アメリカで今度はポークショックと言われる豚肉価格の上昇などが報じられており、日本でもいよいよインフレ圧力待った無しな感じがしますね。中国での人件費上昇などもインフレ圧力です。

円安に加えて原材料コストの上昇というコストプッシュ型の悪いインフレなんですが、まさか黒田総裁最後の花道を飾る神風になるかも知れません・・・。一応、どちらにせよ、インフレに強い金融商品である株式市場にとっては追い風ではあるのでしょうけれど・・・。


新興市場は「中立」。金曜は高安マチマチ。東証1部銘柄がアメリカの消費者物価指数やメジャーSQといったイベントを通過しても閑散であることから、マザーズの主力株に買いが入った格好。一方、東証2部指数は10連騰でストップとなりました。NASDAQの好調を受けてマザーズが来週どこまで伸びるかに注目です。


ポートフォリオ銘柄】

MTG(7806)は続落。25日線も下落に転じたところで下支えの力を失い、割り込んでしまいました。そして金曜引けには同業のヤーマン(6630)が本決算を発表。前期は絶好調だった分、今期の伸びは鈍化の見通しとなっています。それでPTSで売られる動き。個人的にはこれだけ高水準の利益を出して減益見通しにならないならば御の字だろうとは思うのですが。

一方、中国では11月の「独身の日」に次ぐ規模のネット商戦「618セール」が来週に控えます。最近中国ではプレゼンスが落ちているMTGですが、イベント的には面白いですね。特に現値水準を保つことができれば、日柄的に来週は75日線が上向いてくるので、下支えになることに期待します。


テスHD(5074)は続伸。足元で政府が「公共施設の半分に太陽光パネル設置を」など好材料がわんさか出ているにもかかわらず、全く無反応の低位安定が続いています。ただ日証金を見るといい加減に諦めた投げが入ったようで、融資残は一気に減って上場来最低水準。これで信用買いもだいぶ減ったと思われ、そろそろ上向く25日線を下支えに反転上昇の展開を期待します。


【注目株】

京浜急行(9006)は反落。こちらは5/25の有料メルマガで買いで取り上げ。その後はスルスルと上がっていって、久しぶりに成功した銘柄となりました。本当は27日引けにMSCIから除外されるので、27日通過のアク抜けで取り上げようと思っていたのですが、先んじて買われ出した感があったので、見切り発射しました。

まあ正直他の鉄道株の方が強い動きを見せていますが、鉄道株はとにかく散々でした。緊急事態宣言で人は動きませんし、リモートワークでもう以前のようには戻らないとも見られています。確かにそうだと思う一方で、これ以上は悪くならないでしょう。

また引っ越すにしても都心部から郊外に引っ越す人が多く、であれば日常が戻って出社したりする必要が生じる場合、今まで以上に長い距離の電車に乗らないといけない人も増えていると思います。

同社は京浜地域を地盤にした私鉄ですが、今期から会計基準の変更があるものの、本質的には増収及び営業黒字転換を見込んでいます。コロナ前の前々期と比べ、鉄道旅客は15%減、バス事業は30%減、ホテル稼働率は25%と厳しい想定に。

完全にコロナの問題を克服し正常化するのは23年4月以降との前提で長期計画を描いており、実際に業績が戻るのは長く厳しい道のりがあるとは思いますが、それでもワクチン普及による正常化を期待し、下期からの黒字化を標榜しています。

ワクチンの普及が進むにつれて株式市場的にはコロナ禍銘柄の巻き戻しが強まっています。実際、空運株は今年に入ってもう戻り歩調になってANAHD(9202)は年初来高値更新。それに比べると鉄道の戻りが悪いのは、やはりMSCIの除外などに絡む特殊需給要因が強かったからと言えます。まずその巻き戻しは期待できるでしょう。

そして航空需要が戻るならば、そしてインバンド需要の戻りも想起すれば、羽田路線に強い京浜急行が良いとは思います。昨年散々売られた青山商事(8219)・・・とまでは言いませんが、リバウンドはこの程度で終わるとは思えませんね。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。