KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

イベント通過し小動き続く

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日経平均は本日続落。前日のドイツやフランスは予想を上回るPMIを出したものの1%程度の下落。一方、NYはTeslaを含むGAFAM系が買われNASDAQはプラス。中小型株指数のラッセル2000もしっかりでしたが、ダウやS&Pは軟化。610億ドル規模の5年債入札は平均並で、長期金利も1.49%程度で小動き。原油在庫の減少でWTI原油先物は73ドル台を維持。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。ただ売りが一巡すると、昨日株主総会を終えたソフトバンクG(9984)が急速に買い戻され、日経平均もプラス転換。その後は前日終値を挟んだ値動きとなっています。売買代金は11時時点で0.9兆円弱と低調。


投資判断は「やや買い」。月曜の急落以後、落ち着きが戻ってきています。月曜の急落に関しては、まともな解説ならば「先週末の日銀金融政策決定会合後に下げているのだから、日銀による手詰まり感で売られているのだ」ということになります。それは確かにそうなのかも知れませんが、今更そんな失望することあるか?という感じがします。

一つはその日銀の新規のETF買いのラインを見極めようとした仕掛け売りがあったとは思います。金融政策決定後に改めて試されたのでしょう。結果、前引け段階でTOPIX△2.5%超だったのですが、ようやく701億円買い入れがありました。個人的には恐らく単に△2.5%超が条件ではなくて、3日続落とかが絡んでいるんだと思うのですが、日銀買いの一つの判断材料が供されたのは事実です。

もう一つはやはり長期金利低下による裁定売り残の積み上がりです。アメリカの長期金利が一時1.4%も割り込んでバイデン政権時の安値水準を付ける中(一方、短期金利は上昇していますが)、日本の長期金利も若干下がり、その分先物価格への金利上乗せ分が目減りすることになりますから、裁定売り残が積み上がりやすい環境になってきています。

その一つのアンサーとして月曜の空売り比率は50.2%と過半越え。今年1/28以来の50.2%ということで、かなり高水準です。当時はTOPIX浮動株比率のリバランスがあったのですが、コロナ影響で1~6月期決算銘柄の分がまとめてあるという大変動の日でした。

そういった特殊要因なのですが、今回はそういった特殊要因がなく。大体メジャーSQ直前に高まりやすい傾向はあったのですが、通過後(しかも一週間も経過して)発生したというのは珍しいです。

株よりも為替の方で大きな変化があります。円を見ているとわかりませんが、特にユーロの下落が早いです。ユーロドルの先週の週間での下げ幅は昨年3月のコロナショック時に匹敵します。これはつまりドルインデックスの上昇に繋がり、一気に4月以来の水準になってきています。
https://jp.tradingview.com/symbols/TVC-DXY/

足元であまりユーロ側の悪材料が表面化していないので、これは明らかにドル側の要因が強いと思われます。ただ長期金利が上がったのなら合点もいくのですが、下がっているのにドル高の不可解。

ドル高はその他の日本や欧州、最近元高に苦しんできた中国の産業にとっては有り難いかも知れませんが、商品市況にとっては売り要因になります。穀物アメリカ西部の穀倉地帯の猛暑による天候が影響して上がっているようですが、銅などの非鉄は中国の備蓄放出も相まって下落基調となっています。

今週のスケジュールは大きなものがありません。ただ個別では株主総会集中週になります。
24日(木)はドイツでIfo企業景況感指数。自動車産業の強いドイツDAXトヨタ(7203)同様に6/15を高値に天井感が出てきています。

アメリカでは大手金融機関のストレステストの結果が発表されます。基本的には何も無いとは思いますが、金融機関に厳しいバイデン政権になっていますから、何か突然出てこないかどうかは見ておく必要がありそうです。決算はナイキとフェデックス。ダウ輸送株指数は5月中頃にピークアウトしてきていますが、この辺りも景気動向を推し量る上で気にされます。

25日(金)はアメリカで個人消費支出や消費者態度指数。この辺りもあまり気にされないようには思います。

日本株買い材料としては、例えばトヨタの自社株買いだったり、また配当金が出ることの再投資買いだったり。特に後者は今週株主総会シーズンなので、ここからドンドン増えていきます。月末には1兆円の配当が出るという観測もあります。

アノマリー的に6月は「陽線になりやすい」「年間で3番目に勝率が高い」というのもありますし「株主総会集中日に高い」というのもあります(今年は29日)。あと「6/28~7/1の勝率が高い」「6月末は掉尾の一振の半期板がある」などなど、少なくとも来週の株高を期待するアノマリーが目白押しなので、今週押したら(とりあえずは短期目線でも)買っておいて良いように思います。

相場の方向性としてはグロース株優位の展開が続くと見ています。それは同時にTOPIXよりも日経平均の方が有利というような状態で、NT倍率はまず15倍を目指す方向にあると思います。そういう意味では指数がしっかりしたとしても、個別はちょっと苦しい展開になるのかも知れません。


新興市場は「やや買い」。本日は両指数共に堅調。昨日メルカリ(4385)が今期見通しを上方修正し、上場後初の黒字化に。まあここは広告宣伝費をいじればいつでも黒字化できる素地があったので特にサプライズも無いのですが大幅高となってマザーズ指数を牽引しました。アメリカでNASDAQが強いのも追い風に。やはり月末にかけて新興市場高が期待できます。


ポートフォリオ銘柄】

MTG(7806)は続伸。一気に1900円を回復し、19年以来の戻り高値を更新してきました。スポンサー契約を結ぶ井上尚弥選手が勝利したことでSIXPAD新製品の宣伝効果が高かったことが改めて好感された格好。井上選手にスポンサー契約の申込みが殺到しているということで、その効果が改めて認められた模様です。

また6/22には非接触式決済可能のスマートリング「エブリング」の発売日でもあり、これの反応に対する好反応もあった感じ。本日はメルカリの急騰に資金を奪われること、また昨日急騰の反動も出るかなと思ったのですが、頑張っています。このまま2000円奪還に期待です。
https://www.fashionsnap.com/article/2021-06-22/evering/


アニコムHD(8715)は反発。アメリ長期金利の低下もありますが、大量保有報告ではスパークスが売っているということで、安値圏での推移となっています。うーん、どんどん1000円が遠ざかっていきますね・・・。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。