KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

東証1部の売買代金は今年最低を更新

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日経平均は本日反発。前日のヨーロッパ市場は総じて小じっかり。協議が延期されていたOPECプラス会合再協議は現状の減産水準継続を求めるUAEの反対で中止に。WTI原油先物は一時76.4ドルを付け、18年以来の高値水準を更新。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。一旦はマイナス圏に沈む場面がありましたが、そこから改めて買いに勢いが付きました。ただ昨日高値を上回ったところで達成感が出て上値は重く。後場は一層上値が重くなり、後場の安値で引けました。売買代金は1.7兆円弱と昨日よりも更に減り今年最低を更新。


投資判断は「中立」。日本の方はともかく、とにかく強いアメリカ市場。今回の雇用統計は上にしろ下にしろ市場が動くかと思っていたのですが、今回も全般的に無反応な感じでむしろVIX指数は低下。元々雇用統計なんて誤差も大きいですから株価材料にするのがおかしいのですが、今回はインフレの見方で割れるFRB高官の最近のコメントもあり、特に雇用の動向に神経質になると思われました。

結果的に就業者数の増加は、失業保険の上乗せを終了した州が増えてきたことで、アメリカ国民も小売業中心に働き始めた模様。そのため労働参加者が増え、失業率が高まり金融緩和路線継続という見方が高まった模様です。長期金利の低下がそれを物語っています。

長期金利の低下は巨額なインフラ投資を実行しようとする政府、並びに低利でローンを組める消費者にとっては有り難いことかも知れませんが、また住宅価格を押し上げる一因になります。加えて株式市場の上昇も、リスク性資産の保有比率が日本よりは高いアメリカ国民にとっては、大きな援護射撃でしょう。

今は物価が上がっても、失業保険の増額などでコロナ太りできた人、貯蓄がある人は消費ができます。日本でも先日発表された家計金融資産が1,946兆円と過去最高になったように、少なくとも先進国はコロナ対策のバラマキが貯蓄に回った傾向があります。

問題はその継続性。物価高を受け入れられるだけの生産性向上を持続できるかどうか。どんなに低金利であっても、どんなに株価が上がっても、貧困層には関係無い話。アメリカの社会的な構造である二極化が一層深刻な形で進展していくようにも思われます。

為替に関しては雇用統計後の長期金利低下を受けてドル安の動きとなっており、円高方向に。シカゴ短期筋の動向を見ると、6/29時点のポジションは円売り方向に大きく傾いており、これは19年5月以来の数字となっています。最近111円後半まで上昇した原動力がこの短期筋にあった模様ですが、今回の雇用統計がもし巻き戻し方向に作用するのなら、結構急激に円高方向に振れるリスクはあります。
https://imm.gradefour.net/

原油の方は引き続き高値圏をキープしています。ベイカーヒューズのリグ稼働数は増加基調にあり、OPEC諸国は早く増産しないと産油大国のアメリカに良いトコ取りされるだけですから、揉めている場合ではないようにも思えますが。
https://jp.investing.com/economic-calendar/baker-hughes-u.s.-rig-count-1652

今週のスケジュールとして本日はアメリカではISM非製造業景況感指数の発表があります。雇用統計で小売関係の就業者が戻っているので良いのは間違い無いでしょうが、前月の64.0→63.6への微減が予想されています。

7日(水)はアメリカでFOMC議事要旨の発表。これが明らかになればドットチャートの点が誰を示しているのかわかるので、市場には一定の安心感を生んでくると思います。

8日(木)はオフィス空室率の発表。先の路線価発表のように、不動産関連の指標は既に悪いコトが織り込まれているので、株価への直接的な反応は限定的と見られます。ただやはりどれくらいのペースで悪化しているのかは気になります。

9日(金)はSQ。また各企業にプライム市場判定の通知が行く日となっています。それが投資家にどういう形で伝わるのかは謎ですが、個別ではここから何らかの動きが出てくる可能性があります。決算は安川電機(6506)。中国では消費者物価指数の発表があります。

今週の注目点はやはり指数連動型ETFの分配金捻出売り。日本のみならずアメリカなどでも株式市場の売買代金が細っている中では、需給インパクトが大きいイベントです。

試算では8日に日経平均型中心に、9日にはTOPIX型中心に計8,000億円規模の売りが現物・先物揃って入ってくるとみられています。昨年は7,000億円程度でしたから、配当額の増額により売り圧力が強まっています。ただ昨年より株価水準も高まっていますから、その分指数インパクトはマシと言えるのかも知れません。


新興市場は「やや買い」。本日は高安マチマチ。このところのマネーゲームの標的になっていた日本電解(5759)が大幅高で寄り付いた後に大暴落→再度プラス圏に切り返し→結局大幅安で終了と荒馬の動き。本日IPOBCC(7376)は値付かずで資金が回転しませんでした。一方、東証2部指数は最高値更新で、日経JASDAQ平均もしっかり。時価総額の大きいところのプライム市場期待感が下支えしている格好です。


ポートフォリオ銘柄】

日本KFCHD(9873)は続伸。先月末のプライム市場基準日を通過し、証券各社がプライム市場への昇格確度の高い銘柄を相次いで発表。同社もエントリーされており、期待感の高まりから買われました。上述したように2部指数は最高値更新となっており、他にもMCJ(6670)や千代田化工建設(6366)など同様に買われており、東証1部が薄商いの中で引き続き盛り上がりそうです。


昨日寄り付きから買いポートフォリオ入れとなったブロードメディア(4347)は小動き。KADOKAWA(9468)のネットによる通信制高校「N高等学校」の記事を見つけて読みましたが、記事の内容はともかくとして、私立の通信制高校に通う人数は少子化にもかかわらず、ここ10年で10万人→14.1万人と増加傾向にあるのだとか。そのうちN高等学校は1.9万人を確保して、日本一の高校になっているとのこと。
https://toyokeizai.net/articles/-/434715

こういった通信制に対するかつての偏見のようなものが無くなり、積極的に選択する生徒が全国で増えている風潮があります。となると、やはり同社の「ルネサンス高校」も着実に生徒数が伸びていくのでしょう。低位株に甘んじている同社の評価もそろそろ一変して良いのではないでしょうか。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。