KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

長期金利もVIX指数もあっさり戻り歩調

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日経平均は金曜続落。前日のNYは香港株が3%近い下落となったことや、長期金利が1.25%まで下落し、リスクオフムードが台頭。金融株中心に売られ3指数揃って下落となりました。ただ今回はNASDAQのハイテクセクターも売られる形。VIX指数も時間外で6/21に付けた21.8ポイントに肉迫する場面がありましたが、結局は19.0ポイントで落ち着きました。ドル円も110円割れ。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが殺到。いきなり28000円を大きく割り込みました。SQ値が27726円で決まると幾分買い戻しが入りましたが、間も無く売りに押される流れに。グイグイ売られ、200日線を割り込むと5月安値27385円手前まで下落しました。前引けのTOPIXは△1.95%と日銀買いが微妙な水準で終了。

ただ前引け段階で下値達成感が出ると、後場はなんだかんだで日銀買いが入るのではないかという期待感から下げ渋ってスタートに。そのまま27600円水準での攻防が続きましたが、14時前に突然買い戻しが入ると前場高値を上回る格好に。そのまま引けにかけて買われ28000円にタッチしたところで買い戻しは終了。引けは28000円を維持できませんでした。売買代金は3.3兆円台とSQでもあり膨らみました。


投資判断は「やや買い」に。金曜のNYは3指数揃って最高値更新。長期金利が急反発し1.36%となってきたこと、また原油在庫の減少が確認されたことなどで前日に売られた金融株やエネルギー株に買い戻しが入りました。VIX指数は16.2ポイントに低下。それらを受けた日経平均先物は28510円となっており、週明けの日本株は堅調なスタートが見込まれます。

今週は東証1部市場がETF分配金捻出売りで押されましたが、その裏でしっかりしていたのは東証2部指数とREIT指数。

2部指数は以前は単なる東芝(6502)指数でしたが、抜け出た今は特に牽引役が居ません。何故2部指数が買われているかといえば、やはりプライム市場の話が関係しています。2部銘柄で時価総額の大きいところ、具体的には1位の三谷商事(8066)、2位のアトム(7412)、3位のMCJ(6670)、4位の千代田化工建設(6366)まで全て候補に入っていて、今月に入ってからジンワリ買われて指数の押し上げに寄与しています。

REIT指数もコロナ後の戻り高値を更新してきました。雇用統計を受けてアメリカで長期金利が低下したことが支援材料になった模様です。しかしオフィス市況が厳しいと見られる中でも強い動きが続いています。

先週末時点の信用倍率は前週4.17倍→4.79倍と拡大。信用買い残の絶対水準は3.4兆円台で18年以来の最高水準を更新。足元の薄商いの中でこの返済売りの重石も相場を重くしている模様です。
https://www.traders.co.jp/margin/transition/transition.asp

一方、インフレ率を押し上げる新たな懸念が原油。上述したようにOPECプラス会合再協議の中止でWTI原油は一時77ドル手前までありました。しかしアメリカが参加国への譲歩を求めて仲裁する立場を表明しています。アメリカにとっては今一番原油の上昇が困るので、この辺りは当然の動きと言えます。

そもそもUAEとしては「減産延長はもっての他だ、もっと生産させろ」という立場なので、とりあえず減産縮小の方向性では一致しています。なので本来それで原油価格が上がるのもおかしいのですが、これまで蜜月だったUAEとサウジの仲に亀裂が生じてきたという辺りが市場は嫌気している模様。

それでも純粋に中国や今晩のドイツ、またアメリカでもピークアウトを示唆するような景気指標を見ていると、純粋に原油高は行き過ぎ感があると見ています。

雑感として、今回の中国当局のディディに対する締め付けは意外な感じも受けました。アメリカでのIPO直後に出してくるという辺り「中国系企業でもアメリカの投資家にすり寄るならば容赦せんぞ」という、100周年記念大会を終えてまた習主席にスイッチが入ったというか。

IT企業という自己の権力を脅かしかねない存在に対して敵対心が強くなってきました。しかし「個人情報を不適切に収集しているから」という理由だそうですが、当局がどの口でそのセリフを吐くのか・・・。

一方、欧米主導でデジタル課税の枠組み作りの議論が進んでいますが、西側東側問わずにGAFAM系のようなメガテック企業に対し、政治家はとても無関心ではいられないのでしょう。トランプ大統領が就任中はTwitterを散々利用して自身の主張を政策に活かしていたのに、退任した途端にアカウントを抹消されてしまった。生殺与奪の権をIT企業から奪還したいと考えるのは、時の権力者なら当然です。

ですから「今自国のIT産業を叩くと情報技術革新で他国に負けてしまう。積極的に支援して、更なる巨大なギガテック企業を作り出していこう」・・・なんて考える政治家はいないでしょう。そもそもIT技術は世界の壁を飛び越えることに意義があるので、自国の企業、他国の企業という概念があまり無いように思われます。税金もあまり納めてくれませんしね。

そう考えると、本来NASDAQの指数がグングン高くなるような未来図にも違和感が出てくるのですが、逆に言えば既に政治などの世界を超越する力を持ち始めている証左なのかも知れません。


新興市場は「やや買い」。金曜は両指数共に堅調。東証1部がETF分配金捻出売りに押され、またアメリカでも中小型株指数のラッセル2000の下落がマイルドだったことから、退避資金が入ってきました。前日にNTT西日本の通信鉄塔を買い取ると発表したJTOWER(4485)や、部分保有するpring株をGoogleが買収すると報じられたメタップス(6172)などが買われる形に。

今週は東証1部の方が優位的な展開になると思われますが、IPOも初値が飛ばない分セカンダリで盛り上がるようになってきたので、資金循環は悪くありません。


ポートフォリオ銘柄】

MTG(7806)は反発。25日線に下支えされるような形になりました。週明けも反発して5日線を上回ってくるとは思いますが、反発の持続力はどれだけあるかまだ何とも言えません。とりあえず2000円以下の水準でのもみ合いが必要ではないかと思います。


テスHD(5074)は続伸。3連騰となり、上場日に継ぐ高値を付けてきました。金曜は同業のウエストHD(1407)が三菱UFJモルガンや大和の強気目標を受けて大幅高。それに刺激されて引き続き太陽光関連株の中での出遅れ感が意識されました。高値を抜けてくると天井知らずモードになると思われるのでもう一息。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。