KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

大谷のホームランダービーで閑散?

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日経平均は本日続伸。前日のNYは決算を控えた金融株が買われたことや、イーロン・マスク氏によるソーラーシティ投資訴訟の法廷証言を受けてTesla株が買われたことなどで3指数揃って最高値更新。10年債入札の堅調な結果を受けて長期金利は1.37%と安定。VIX指数は16.2ポイントでほぼ横ばい。一方、天候リスクが懸念され、穀物はそれぞれ上昇しました。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。その後も買われ28800円台を回復しました。ただ10時からは流れが変わり売りが優勢に。大谷のホームランダービーが始まり市場参加者の関心が薄れたとの声も。中国株が堅調なスタートとなったものの、その後も利食い売りが上値を押さえました。

昼に出てきた中国の貿易収支が市場予想より良かったものの、後場も一段と上値が重く、前場安値水準まで売られる形。売買代金は14時半時点で1.6兆円台と低調。


投資判断は「やや買い」。先週は一瞬ヒヤッとする急落場面がありましたが、またアメリカ株は何事も無かったようにシレッと高値を更新。この辺りはまた良い押し目を提供しただけという形ですね。

急にスイッチが入って急落した場面がありましたが、明確な理由はよくわかりません。昨年ちゃんとしたサマーバケーションが取れなかったトレーダー達が、今年こそはリベンジだとばかりに全ポジションを売り払って、長めの長期休暇へとしゃれ込む・・・にしては皆のタイミングが合い過ぎですね。アメリカの債券買いに伴うグレートローテーションの巻き戻しと見るのが一番自然な感じがします。

他にもピークアウトしてきた景気指標、また増加基調にある感染者数、まとならないOPECの意見、中国ハイテク株に対する締め付けがNASDAQを直撃し、投資家のポートフォリオが傷つく→第二のアルケゴス問題が発覚・・・などなど、最悪シナリオはいくらでも下準備が整っています。確かに連日高値更新が続くアメリカ株市場ですから、投資家の高所恐怖症もむべなるかな。

ただ一方でアメリカでは巨額インフラ投資、中国では預金準備率引き下げによる追加金融緩和検討、日本でも自民党支持率低下に対する経済対策期待などなど、それぞれ景気下支えの国策が控えているのも事実。そのポジティブな面を完全に無視してしまうのもいかがなものかという感じです。

個人的にはアメリカの長期金利が1.25%まで下落したにも関わらずドルがしっかりしており、極端に円高に振れていないところは救いだと思います。アメリカの長期金利が低下しても期待インフレ率が低下しているので実質金利が変化していないというロジックからドル高が続いている模様。

それでも短期筋のポジション的には円売りポジションが大きいので、もし仕掛けるならば円買いでロスカットを狙っていく、合わせて株も売る・・・という力技を食らってもおかしくないタイミングなのですが、そこまでやってくるような動きがありません。

先々週末時点の裁定残高は買い残8,525億円に対して売り残2,450億円の差し引き6,075億円の買い長。前週に比べ501億円減りました。もう少し売り残が増えるかと思っているのですが。ともあれ薄商い環境下で売り残の積み上がりが日本株の上値を押さえている一因ではあるようです。

また先々週の投資主体別売買動向では外国人投資家が現物を2,737億円の売り越し。先物も2,352億円の売り越しで、合計5,000億円超の売りに。それに対して国内勢が買い向かう形。先週はじわっと相場が下がった週でしたが、まあまあ外国人の売りが出ていた模様です。

目先のスケジュールとして、今晩はアメリカでは6月の消費者物価指数。インフレ率を警戒する動きがまた出てくるかどうか。あと30年債入札もあります。そして金融機関から決算発表シーズン入りとなり、JPモルガンやGSなどの決算発表があります。

14日(水)はパウエル議長が下院で半期に一度の議会証言があります。パウエル議長の鉄壁ぶりはもう十分証明されていると思いますが、来週からFOMC前のブラックアウト(高官による発言禁止)期間に入るので、反パウエル派からの追求は厳しいかも知れません。あとはベージュブックがあります。決算はバンカメなど。

そしてまたまた東京に緊急事態宣言が発出ということで、もう一体何の冗談なのかという感じがします。緊急事態宣言に本当に効果があるのか検証をせずに何度もやっても、渋谷には人があふれ、電車も満員電車が続くだけ。こんなに続くなら「緊急事態じゃない宣言」を出した方が効率的じゃないかという皮肉を感じます。都議選のために解除したのではないかという気すらします。

イギリスのように、「もうコロナはあるもの」として受け入れて生活していくしか無いはずです。私は元々「コロナと共生して今まで通りの生活をしていくしかない。オリンピックも普通に開催」を主張していますが、さすがの私も緊急事態宣言を出すのならオリンピック開催は大いなる矛盾だと思います。地方在住で良かったなとはつくづく思いますが、株式市場的にはまたこれまでのパターンにならって株高の材料になるのかも知れませんね。

それはともかく、気になる原油の方は、UAEが「クリーンエネルギーに投資するために原油供給量を増やす」というロジックで増産を表明した模様。この辺りは誰かが抜けるのならば他も追随しないと損な「囚人のジレンマ」状態なわけですから、ここから泥沼化していく可能性がありますね。


新興市場は「やや買い」。本日は高安マチマチ。マザーズではここまで買われたJTOWER(4485)やJMDC(4483)といった時価総額の大きめのところが売られ、指数の足を引っ張られました。値上がり銘柄上位の大部分が直近IPOなので指数に影響を与えないことも敗因。相場環境自体は悪くないとは思います。


ポートフォリオ銘柄】

ネクス・インフラ投資法人(9286)は反落。昨日の報道では「経済産業省の試算では30年時点の太陽光発電コストは原発を下回る」とのこと。そうなってくると10年のFIT(固定価格買取制度)が終わったとしても、インフラファンドでは利益を出せるということで、この業界にとっては画期的な見通しとなりました。残念ながらまだ現実味が見えてこないのですが、評価が変わるきっかけにはなります。


テスHD(5074)は続伸。6連騰となり、他の太陽光関連であるレノバ(9519)、イーレックス(9517)同様に上場来高値を更新してきました。こちらも上述の経済産業省の試算が材料に。

また「日銀が次回金融政策決定会合において、金融機関の気候変動対応の投融資を促す新制度の骨格を決め、脱炭素につながる企業向け融資を行う金融機関に対し、低利で数年単位の長期資金を供給する」と一部で報じられたことも、この辺りの刺激材料になりました。チャート的には過熱感がさすがに出てきているので一服懸念はありますが、他に買える銘柄が無ければ資金がドッと入ってくる可能性があります。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。