KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

27000円割れで年初来安値更新

★☆★☆ 高岡で投資セミナー開催!

テレビ東京ラジオNIKKEI日経CNBCなどでお馴染み、あのブーケ・ド・フルーレット代表の馬渕治好氏が高岡で自主開催セミナーを開催!!

馬渕治好氏略歴
http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub1.html

内容 :「世界経済・市場展望」
(※世界の経済動向、主要市場の先行き、政策要因や投資家動向などの全体観について、最新情報を踏まえながらわかりやすく解説。なお質疑応答を含め、個別銘柄の株価判断はありません)
日時 :9月18日(土) 13:30~
場所 :富山県高岡市 JR高岡駅前 ウイング・ウイング高岡
参加費:4000円

事前お申込制となっており、定員に達し次第締め切りとなります。
特に今回はコロナの影響で定員数は限定されていますのでお早めに!
セミナー終了後は懇親会も予定されています(※自由参加。別途5000円程度)。

詳細を下記リンクよりご確認の上、お申込みください。
https://kokucheese.com/event/index/614302/

当然私も参加します(^_^)/

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日経平均は金曜続落。前日のNYは新規失業保険申請件数が予想を下回ったことや、百貨店大手メーシーズや半導体NVIDIAが決算を受けて買われたことなどからS&PNASDAQはプラス。一方、WTI原油先物限月交代の影響が大きく63ドル割れの場面もあり、エネルギー株は軟調。VIX指数は21.7ポイントと横ばいでしたが、中小型株指数のラッセル2000は1%超の急落。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。ただ前日にトヨタ(7203)ショックで下落していた分、前日終値辺りで踏ん張りました。マザーズ指数がしっかりしていたことも、個人投資家の雰囲気を好転。ただ10時以降はまたアジア株を警戒する動きから売りに押される形に。トヨタショックデンソー(6902)を始めとする関連株が大きく売られ、足を引っ張りました。

後場も一段安。日曜の横浜市長選に対する警戒感が出て断続的に売られる動き。夜間先物の動きを踏襲する形で27000円割れとなると、ようやく下げ止まり。引けでは何とか27000円を回復して終えました。ただ年初来安値更新。売買代金は2.8兆円台と膨らみました。


投資判断は「やや買い」。金曜のNYは前日に買われたメーシーズやNVIDIAが続伸した他、サービスの値上げを発表したMicrosoftなどが買われて3指数揃って堅調。反トラスト法違反で規制当局から再提訴されたFacebookもしっかりでした。VIX指数は18.6ポイントに低下。それらを受けた日経平均先物は27240円となっており、週明けの日本株はしっかりしたスタートが予想されます。

アメリカの長期金利が低下してくるのであれば、流れはまたハイテク株の方に傾きやすそうです。ただここ一ヶ月の値動きで特にNASDAQの方に優位性があったわけでもなく、決定的な差異も生じなさそうです。実際、ハイテク株の影響を受けやすいはずの日経平均TOPIXに割り負け、ここ一ヶ月もNT倍率の低下が続いています。

ただ一ヶ月前とは異なり決算が一巡した直後なので、個別個別では評価される銘柄はあるはずです。今回の決算の全体の感想としては、当然かも知れませんけれど海外で商売できるかどうかが業績に大きな差を生んでいます。

やはり丁度一ヶ月前にも書きましたが、例えば海外にも店舗を出しているトリドールHD(3397)やくら寿司(2695)は実際の業績も良く買われる一方、国内のみで勝負しているサガミHD(9900)やカッパ・クリエイト(7421)は弱いままです。先週は海外でも展開するサントリー食品インターナショナル(2587)が買われ、国内のみでしか勝負できないコカ・コーラボトラーズJHD(2579)が売られるという決算も象徴的。

ちなみにラウンドワン(4680)もアメリカでの大人気から買い戻しが急です。社長がNewsweekの「世界が尊敬する日本人100」で実業界から数少ない選出者となっています。アメリカでもワクチン接種証明が義務化されると多少は来店者数も落ち着くかも知れませんが、日本のイメージとは大きく異なる模様。先日の売出が海外投資家のみに行われた理由もよくわかります。
https://www.newsweekjapan.jp/magazine/338212.php

ともあれ、欧米は感染が再拡大しようと、ワクチンも過半は行き渡ったので経済を再開させていこう(そもそもコロナに対して強気)という姿勢なのに対して、日本は役にも立たない緊急事態宣言を5度に渡って発令し、しかも感染抑制のメドも立たないどっちつかずなのですから当然です。

チャート的には日経平均は2月高値から半年が経過し、信用期日通過の形になります。ただ実際問題として、2月当時よりも今の方が信用買い残は多いですし、ファーストリテイリング(9983)やソフトバンクG(9984)、また日経レバレッジETF(1570)なども同様の状況。あくまでリズム的な話でしかないのですが、気にする人は居るので、確かに一定の下げ圧力低下は見られそうです。

9月オプションの建玉を見ても28000円という株価水準も居心地が良さそうなので、大きく下に乖離するとまでは考え辛いです。200日線を改めて割り込んでしまいましたが、200日線自体は上昇トレンドなので、再奪取はそんなに難しくはないはずです。日本株全体のPERも、決算通過によるEPS上昇により低下。一ヶ月前と比べると1倍くらい下がっていますから割安感は高まっています。残念ながらバリュエーションでは買いタイミングは推し量れないのですが、買い安心感には繋がります。
https://www.morningstar.co.jp/RankingWeb/SectorPart.do?sectorCode=0000

(先週の結果は既に出ていますが)先々週末の方の投資主体別売買動向では外国人投資家が現物を710億円の買い越し。先物も3,257億円の買い越しということで、先般より指摘しているように鉄鋼や海運高を演出しているのは外国人の買い。一方、個人が現物と信用合わせて1,903億円の売り越し、先物も1,719億円の売り越しということで、大幅な売り主体となっています。特に個人の先物の売りがこんなに大きいのはなかなか見覚えがありません。


新興市場は「やや買い」。金曜は高安マチマチ。先んじて下落していたマザーズの方は比較的しっかりしていましたが、再開されたIPOのCNS(4076)とフューチャーリンクネットワーク(9241)は共に好調なスタートになった後にストップ安張り付きでの終了。セカンダリが壊滅的な状況になっています。日経ジャスダック平均の方も日本マクドナルドHD(2702)が強い割には軟調

上述したように個人の売り越し基調が相場を重くしています。であれば個人の買いがどこで出てくるかがポイントになってきますが、やはり雰囲気を良くするためにはマザーズの復活が最低条件になりそうです。恐らく底打ちを確認すると、急速なリバが待っているとは思うのですが、来週そのきっかけを掴めるのかどうか、マザーズ市場の動向を注意深く見守る必要があります。


ポートフォリオ銘柄】

アニコムHD(8715)は反発。なんだかんだで1Q決算後はしっかりの動きが目立ちます。アメリカの長期金利は資産運用面ではマイナスですが、発表された月次でも引き続き好調な保険収入となっており、コロナ特需の昨年をしっかり上回って推移できているのはやはり力強いと思います。


BlueMeme(4069)は続落。上場来安値更新となり、公開価格から1000円以上の下落になってきました。類似企業のヤプリ(4168)も今週上場来安値を付けている他、上述したようにIPOセカンダリマーケットが壊滅状態に。元々魅力的な案件が少なかったことに加え、今年度からIPO直後でも信用規制が入るようになったので、セカンダリが盛り上がらなくなりました。個人投資家の損益悪化の理由もこの辺りにあります。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。