KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

中国恒大ショックが飛び火

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日経平均は本日反落。前日のNYは昨日のNYは中国恒大破綻懸念を警戒し、3指数揃って大幅な下落に。引けにかけてダウは350ドル以上戻しましたが、一時970ドル安の場面がありました。結果的にはNASDAQラッセル2000が2%超の下落となり、下落率が大きい形。VIX指数は一時28.7ポイントまで急騰し、終値でも5月以来の高水準に。長期金利は1.31%まで低下。


それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。いきなり3万円を割り込む動きになりました。ただ売り一巡後は買い戻しの動きが出て3万円回復。NYダウ先物がプラスで推移したことも安心感に繋がりました。ただ香港市場の開始を控えて改めて警戒の売り戻し。香港市場が売り先行で始まりましたが、アク抜けから少し落ち着きを取り戻す動きに。

中国恒大の国有化がFTで報じられたこともあり、香港ハンセン指数は一時プラスに切り返す場面もありましたが、前日終値近辺での推移。それに対して日経平均は前引けにかけて改めて売られ、29900円を意識した攻防に。日銀のETF買いが入らない程度の下落になったことが、売り安心感に繋がっている模様。売買代金は前引け時点で1.7兆円台と活況。


投資判断は「買い」。為替を見ると9月はドル高歩調。リスクオフのドル買いの流れとはいえ、決してアメリカ売りではないので、大きな懸念はありません。
https://jp.tradingview.com/symbols/TVC-DXY/

毎度の言いぐさですが、FRBのバランスシートの拡大、それに伴うM2の拡大が続いていて、しかも足元では物価も上がってきているとなると、株が下がる理由に乏しいです。余った現金をタンスにしまっておこうものなら、物価の上昇により現金が腐ってしまいます(価値が目減りする)。であれば、何らかの金融資産に資金を回さないといけません。

勿論、それが必ずしもアメリカ株である必要は無いので下がる時もあるのですが、その一部が8月まで相対的に割安放置されたアジア株、つまり日本や台湾、インドなどに資金が向かってきているのだと見ています。

一方、不気味な規制を続ける中国の動きが不穏で、中国株時価総額2位のテンセントは株価が2月から一時ほぼ半減。1位のアリババも十分下落しており、更には今話題の中国恒大も株価が1/8程にまで低下したことで香港ハンセン指数は売られているものの、本土市場の上海総合指数は(昨日、今日とお休みなので先週末の時点では)高値更新波動になっています。

両者共になかなか実態は掴み辛いのですが、少なくとも中国版リーマンショックに繋がるような、他国への波及は限定的となっています。

9月に入ってから日本株はとにかく強かったですが、首相交代という大きなトレンド転換のきっかけに加え、パラリンピックも終わって重要イベントが一巡したこと、足元で感染者数も明確にダウントレンドになってきたこと、また年内にもワクチンパスポートを日本でも発行し経済正常化へという報道が出たことで、遅ればせながら日本にも買い需要が入ってきた面も強いでしょう。

単なる先物売りの買い戻しだけでは、こんなに過熱感無視の上昇は続きません。日経平均は当時の相場展開と形が似ています。今後銀行株や証券株、電力株といった辺りにまでハッキリとお金が流れていかないうちは「仕上げ」にならないと思います。

チャート的にはその昨年11月の際には、25日線との乖離率が8%上方乖離が限界ラインとなりました。今回も7.5%辺りが限界となっており、ひとまずそれを意識した小休止という感じです。

今回一つ「なるほど」と思った話はNTT(9432)がようやく87年の公募価格を上回ったこと。当時119.7万円の公募価格は分割を経て2992円相当になっていたわけですが、今月の3000円台回復で含み益に変わったということでした。まあ現実的にはその間ずーっと配当が払われているわけですから、既に結構なプラスではあったはずですが、確かに投資家心理は変わってくるのだと思います。

まあ現実的にはIPOからずっと持ち続けている人は少ないでしょうし、居たとしても余程株価に関心が無い人、あるいは相続人でしょうから、超えてきたからすぐに換金売り・・・という人は居ないと思いますけれど。色々と「歴史的な」水準をクリアしているという意味では、変化点でもあります。

最後に雑感としては、個人的にはワクチンパスポートは大賛成で、さっさと実現して経済正常化してもらいたいですね(勿論、その前段階で希望者は皆接種できた環境が整う必要はありますが)。

「ワクハラ(ワクチンハラスメント)になる」「差別になる」とか言う意見を聞いていたら、飲食店は街から消え、ライブイベントも楽しめず、一生マスクを付けたまま生活していかないといけない世の中になります。

そもそもワクチンを打った人は色々な副反応に苦しみながら、今のところは「自分の身を守る」だけで終わっています。それではメリットに薄く、(正しいかどうかは別として、ワクチンを打たせることが政府の目標ならば)ワクチンを打った人にメリットを持たせないと進まないのは海外の状況を見ても明らかです。

またワクチンを打つ打たないは勿論個人の自由ですが、少なくとも自分の身を犠牲にして打ってくれた人達のお陰で一定の利益を享受できているというフリーライドを自覚すべきだとも思います。

もう一つ雑感ですが、東証後場の取引時間を延長するという話があります。個人的には後場延長したって大して出来高が増えないのに疲れるから止めて欲しい、むしろ前場後場それぞれ1時間くらいで十分だし(前引けが11時→11時半に伸びてどれだけ変わったのか検証しているのか?)、本当に相場が盛り上がって欲しいなら増税を止めるように政府に訴えかけて欲しいですが。

あと日本版SPAC(?)とも言える「ハコ系上場企業」をさっさと退場させる施策も講じて欲しいものです。


新興市場も「買い」。本日は両指数共に軟調。さすがに大型株が混乱する中で、新興市場も売られる動きになりました。NASDAQソフトバンクG(9984)などの下落率が大きいことも重石に。足元の投資主体別売買動向でも個人の売りが目立っていますが、ここが買い越しに転じてくるようだと相場に厚みが出て来ます。個人投資家バロメーターとして、新興市場の反発に注目です。


ポートフォリオ銘柄】

クレステック(7812)は反落。先週末に19年5月以来の高値を付けていましたが、反動が出ている形。同社は中国で強みがあることから、本日機械株が売られていることと同様に、今回のチャイナショックの影響が意識されます。ただ需給は良い東証2部銘柄ですから、トレンド転換というわけではないと思います。


日本KFCHD(9873)は続伸。日本国内のみの外食という点が、今回のチャイナショックの影響皆無ということで3000円回復となっています。中国の景気悪化で鶏肉需要減→原価低減・・・ということまでは考え辛いですが、こちらも2部銘柄としての割安感は強いところです。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。