KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

9日ぶりの反発なるか

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前日のNYは共和党のマコネル上院院内総務が12月まで債務上限の一時拡大を容認すると表明したことで、3指数揃って反発。ただ長期金利は1.53%とほぼ横ばい。ADP雇用統計が予想を上回って良かったことなども好感されました。またプーチン大統が「ヨーロッパへの天然ガス輸出を増やす」と発言したことで、天然ガスなどの化石燃料価格が反落。VIX指数は21.0ポイントと微減。


投資判断は「中立」。ネットでは「櫻井、相葉両氏の結婚ショック」と言われた9/29の639円安以降、日本株は8日続落と激しい下落に苛まれています。冗談はさておいて、アメリカの懸念に関しては、特にVIX指数の上昇が厳しい感じは確かにあります。金利上昇がNASDAQにマイナスに作用しているのも確かに痛いです。

アメリカ議会の「ねじれ」とまでは言いませんが、債務上限問題、政府閉鎖、インフラ投資法案の3つの合意が難航。中国恒大問題でVIX指数が上昇し、知覚過敏の状況になっているところを刺激することになりました。

そのうち一番解決の簡単な政府閉鎖に関しては、とりあえずつなぎ予算が成立し解決。後は債務上限問題、インフラ投資法案の二つが残っていますが、前者は共和党が歩み寄りを見せています。後者もバイデン大統領が規模縮小の上での合意を目指すと早期決着に向けた進展が伝わっています。

インフラ投資法案に関しては、そもそも民主党内でも異論がありまとまらない様子。というのは10年間で3.5兆ドル規模の社会保障関連法案の成立が実現しないうちは、1兆ドルのインフラ投資法案の部分合意も無いと強行姿勢を示している左派議員がいるからとのこと。一方、その3.5兆ドルの社会保障法案は規模が大きすぎると共和党が難色を示しています。

3.5兆ドル規模の法案に関しては民主党単独で強引に通す方法もあるようなのですが、ただこれをやってしまうと、万一将来この決定が失敗だったとなった時に「ほら民主党のやったことでこの国はめちゃくちゃになった」と共和党が喧伝するので、ある程度共和党も巻き込んで「民主的に」決着をつけようとする動きがあるから、ということです。

バラマキのインフラ投資法案に関しては、民主党にしてみれば来年の中間選挙を見越して是々非々で通したいもの。バイデン支持率低下の起死回生の一手なので、余計に共和党も通したくないという実情があります。例え一時世界の株式市場が混乱しようとも。

懸念されている債務上限問題も、今回が初めてではありません。初めてで無いなら市場はその後なんともなかったという成功体験があるので、あまり気にはなりません。

万一米国債がデフォルトとなったら確かに株安のインパクトは大きいでしょう。ただ実際問題として、今この世の中にある金融資産のうちアメリカ国債以上に流動性と信用力のあるものが無いといのも事実。米債にお金が集まる構図に変化は無いでしょう。その証拠にドル高が維持されています。

ドル高はFOMC前と後では意味が異なります。すなわち前者はリスク回避による安全資産への回帰によるドル買いで株安要因でしたが、FOMC後は景気回復を前提としたリスクオンのドル買い。金利が上昇してきていることでドルが買われ、利ざやの改善期待感から金融株も買われています。金融不安を本当に懸念するならば、金融株が買われるのはおかしいですね。誰も本気で心配していない証拠です。
https://jp.tradingview.com/symbols/TVC-DXY/

ともあれS&Pは9月月足が包み陰線という嫌な形に。ただ昨年9月もそのような結果になりましたが、何とか10月踏ん張って、年末高へと繋げていきました。

一方、9月月足が長い上ひげとなった日本に関しては岸田首相が緊縮財政をモットーとしているので、株式市場的にはマイナスと捉えられがちです。ただ、これまで見てもわかる通り、結局首相や大統領が一人で政策を実行できるわけではありません。

特に岸田氏は議員票は集まったけれど、党員票では案の定河野氏が約半数を集めトップでした。岸田氏の施策が国民にウケているわけではない上に、目先いきなり選挙があるのですから、この辺りはある程度歩み寄りが必要でしょう。極論には振れないと思います。とりあえず消費増税が無いということは安心材料でしょうか。

ただ野党の言い分じゃないですが「今までと何ら変化の無い内閣」というような気がします。老獪なベテラン議員が牛耳る、良くも悪くもいつもの自民党。これで本当に今回の選挙は圧勝できるのでしょうか。外国人投資家の目も冷めたものになりそうです。実際、岸田首相が事実上決定してから、色々な需給要因があるとはいえ、株価はずっと弱いままの流れになっています。

あとインドの株価が最高値圏にあることは示唆に富んでいます。ムンバイの9割の市民が新型コロナ抗体を持っていると報じられ、コロナによる経済停滞が起こり辛いところに資金が入りやすい流れはあるとみられます。そういう意味ではワクチン接種率がアメリカを超え、感染者数のダウントレンドも持続している日本は資金が入りやすいはずですが。他方、感染者数が直近で過去最高を更新し続けている韓国は確かに株価の戻りも鈍いまま。
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-india-survey-idJPKBN2GD208

10月は特に目立ったアノマリーはありません。ただ直近10年では7勝3敗と悪く無い成績。アメリカの方も9月が弱い分、10月は勝率が高くなる傾向にありますが、まあ今年は大統領選挙も無いですから、上昇の誘因は無いかも知れません。


新興市場も「中立」に。チャート的にはマザーズ日経平均に、日経JASDAQ平均がTOPIXに近いような値動きになっています。つまりマザーズの下落が大きく、また個人投資家の懐具合が痛んでいる形になっていて、復調には時間を要しそうです。東証2部は比較的下落が軽微。本日は今月初のIPOワンキャリア(4377)が登場。


ポートフォリオ銘柄】

日本KFCHD(9873)は昨日続落。2部銘柄ということで比較的マシな値動きになっていますが、ちょっとここからの相場の不安感があるので、逃げられる銘柄は逃げた方が良いように思います。というわけで、こちらは本日の寄り付きで利食い終了とします。持ち合い上放れを期待したのですが、仕方ありません。


アニコムHD(8715)は昨日反発。先んじて下落していた銘柄ということもあり、下半期相場は75日線を支持に比較的底堅い動きを見せています。保険株が長期金利の上昇も背景にしっかりしていることも背景に。目先相場の波乱からはさすがに逃れられないとは思いますが、相対的にはマシな値動きになると思います。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。