KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

FOMC前の祝日控え様子見気分

★☆★☆ 高岡で投資セミナー開催!

テレビ東京ラジオNIKKEI日経CNBCなどでお馴染み、あのブーケ・ド・フルーレット代表の馬渕治好氏が高岡で自主開催セミナーを開催!!

馬渕治好氏略歴
http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub1.html

内容 :「世界経済・市場展望」
(※世界の経済動向、主要市場の先行き、政策要因や投資家動向などの全体観について、最新情報を踏まえながらわかりやすく解説。なお質疑応答を含め、個別銘柄の株価判断はありません)
日時 :12月4日(土) 13:30~
場所 :富山県高岡市 JR高岡駅前 ウイング・ウイング高岡
参加費:4000円

事前お申込制となっており、定員に達し次第締め切りとなります。
特に今回はコロナの影響で定員数は限定されていますのでお早めに!
セミナー終了後は懇親会も予定されています(※自由参加。別途5000円程度)。

詳細を下記リンクよりご確認の上、お申込みください。
https://www.kokuchpro.com/event/c959792410f81684f17f84229980fdcb/

当然私も参加します(^_^)/

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日経平均は本日反落。前日のNYはWTI原油先物が85ドルに改めて接近する動きからエネルギー株中心に買われる動きで3指数揃って最高値更新。ISM製造業景況指数が全ての業種で供給制約により低下し予想を下回ったものの、影響は限定的でした。中小型株指数のラッセル2000は2.7%の急伸。半導体株指数のSOX指数は1.6%の上昇。VIX指数は16.4ポイントに微増。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。昨日急伸の反動が出ました。ただ朝安後に下げ渋ると、29600円手前の水準での高止まりとなりました。一方、TOPIXは中国株が堅調スタートになったもののじり安の流れに。ただ11時以降は下げ渋り、日経平均の方も前場高値を付けました。

昼に中国株が失速するに合わせ、後場は改めて売られるスタートに。明日の祝日やFOMCを控え警戒感から買いが手控えられ、前場安値を下回る場面がありましたが、達成感が出ると引けにかけて買い戻し。後場寄り水準に戻して引けました。売買代金は2.7兆円台と活況。


投資判断は「買い」に。国内でも決算発表が進んでいることで、「森」よりも「木」に着目した一日に。案外好決算銘柄は素直に買われ、イマイチな決算は容赦無く売られるという動きが目立っています。先んじて出た富士通ゼネラル(6755)の決算は2Q単独では赤字転落と衝撃的な内容に。エアコンという銅を使う業態なので警戒はされていましたが、その原材料高と運賃コストの増加が響いているとのこと。

ここまで出てきたアメリカ製造業企業の決算もそうですし、商品不足による決算見通しで急落したキヤノンMJ(8060)といい、製品を扱うところは厳しいところが目立ちます。日本の場合は、これに更に円安がコスト増に加わっているという形。

「不足」と「コスト高」というこれまでも指摘されていた懸念の顕在化は、コロナの不透明感が薄れつつある中で、別の懸念材料に頭を抱える経営者の苦悩が滲み出ている感じがします。

他にもファナック(6954)が半導体不足を理由に通期見通しを下方修正。日立(6501)も説明会資料の中には「半導体不足」「部材価格高騰」「ロックダウン」「物流」といった悪影響がマトリックスで説明されています。

やはり製造業は厳しい、そしてそれを得意とする「ものつくり」日本は厳しい決算シーズンになるのではないでしょうか。そうでなくともJR東海(9022)、東京電力HD(9501)といったところが、案の定という感じで下方修正を余儀なくされています。

一方でその分、自社株買いなどの下支えは期待できるシーズンになるかなという気はしています。円安なので、海外で稼いだ外貨を円転し、資金余剰になるという企業もチラホラあるでしょう。一昔前にアメリカであったような動きです。また、本当に政府が企業の現預金に内部留保課税を検討しているのなら(正気の沙汰とは思えませんが)、さっさと使ってしまえ・・・というところもあるかも知れませんね。

その為替に関しては、先週注目された黒田総裁の日銀金融政策決定会合後の会見では「現在は若干の円安」「現時点での円安は日本経済にはマイナスではない」などということで、為替はやや安心感が広がる形。まあ本当にマイナスと考えるなら、金融政策が緩和継続というのは矛盾しますからね。そう言わざるを得ない面もあるでしょう。

そして先週木曜の空売り比率が54.1%と過去最高の脅威的な数字に。その日のの売買代金が5兆円超ですから2.7兆円が空売りだったという計算になります。目を疑うくらいの数字ですが、いやこれはTOPIXのリバランスに絡んだ特殊要因だから・・・と割り切ってしまって良いものかどうか。にわかには判断がつきません。ただ過去の経験則でいえば、50%を超えてきたら早ければ翌日に、遅くとも2週間以内に底打ち反転をし、最低一週間~1ヶ月くらいの上昇相場になります。

過去に似た例を探すと今年1/28の50.2%。当時もTOPIXの浮動株比率変更に伴うリバランスがあり、この日はコロナ影響で前年10月のリバランスができなかったので、1~6月決算分がまとめてあった特殊な日です。やはり引けに2兆円出来て4.8兆円の売買代金となった日でした。
https://nikkei225jp.com/data/karauri.php

当時のチャートを見ると、翌1/29は月末安アノマリーで大陰線を引いたものの、その後2/16まで27663円→30714円まで駆け上がったという例があります。今回も需給面での着火の準備は出来たという見方が出来るのかも知れません。というわけで投資判断を最上位の「買い」に引き上げました。

先々週末時点の裁定残高は買い残8,609億円に対して売り残37億円。前週に比べ買い残は3,007億円減少し、売り残もほぼ0に近いところになってきました。先々週の下落は裁定解消売りの影響もあったようですね。


新興市場も「やや買い」。本日は両指数共に堅調。NASDAQの最高値更新やラッセル2000の急伸などから、日本でも新興小型株に買いが集まる流れになっています。マザーズJASDAQ共に指数は昨日の高値を上回っています。先般書いたように、今の決算シーズンは製造業よりも情報通信系の方が買い安心感があるので、11月という月替わりタイミングも手伝って投資家のリバランスも始まったように思います。


ポートフォリオ銘柄】

ブロードメディア(4347)は続伸。決算発表以後強い動きが継続しています。こちらはとにかく併合で信用買い残が整理されたことが大きいですね。好需給、好回転の流れが続いています。


BlueMeme(4069)は反発。ただとにかく薄商いで人気が無く、相変わらず底辺を這う動きが続いています。本日の新興市場高は追い風のはずなのですが。ローコード開発は人手不足が続く中で、これからの主流になっていくと思います。ノーコードのヤプリ(4168)は戻り歩調。ただ主幹事証券が弱いところが発進力の無さに繋がっていますね・・・。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。