KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

NYダウは今年最大の上昇率

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日経平均は本日反発。前日のNYはファウチ氏がオミクロン株が大したことはないと発言したことを受けて3指数揃って反発。Afterコロナ株中心に買い戻しが入り、ダウは今年最大の上昇率となりました。バイデン政権が北京オリンピックを外交的ボイコットを表明したものの影響は無し。VIX指数は27.2ポイントに低下。CFOの交代が伝わったアリババ株は急反発。


それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。その後は一旦28000円を割り込み昨日後場の高値付近まで売り戻されましたが、下値達成感が出たところからは買い戻しが優勢に。中国株がしっかりしたスタートになったことで安心感が広がり、更に上値を伸ばして一時400円以上の上げ幅となりました。売買代金は前引け時点で1.3兆円弱とそこそこ。


投資判断は「やや売り」。足元の世界的な下落はオミクロンが根本的な原因ではありません。勿論場中の値動きはオミクロンに関する報道で一喜一憂しますけれど。

モデルナCEOも既存ワクチンは効かないと言っている一方で「オミクロン株に対応するワクチンは来年序盤にも出来る」と発言していますし、ファイザーのCEOは開発中の飲み薬治療薬に関して「変異株にも有効である可能性が高い」という認識を示しています。ウィルスの増殖そのものを防ぐタイプの治療薬なので、実際有効なのでしょう。

一方、オミクロンを材料に原油が下がり、為替は円高に振れたので、これまでそれぞれインフレ懸念に繋がるものとして警戒された要因が改善しました。変異株騒動様々のはずです。

しかし、悪いとこ取りの動きで株が下がる。感染者数が世界的に最低水準にも関わらず、世界の倍のスピードで下がる。むしろ日本という国は、これだけ感染者数が減っても経済再開に慎重。コロナに対する弱腰姿勢が外国人投資家からの敬遠に繋がっているのは確かでしょう。

そしてキシダノミクスがそれに対抗し得るものとは見られていないのでしょう。55.7兆円の経済対策は、一体誰の何のための施策なのか。その辺りの通知表として株価や為替があり、今のところ合格点は貰えていません。

そして外国人投資家のせいにばかりもできません。特に今年度に入ってから顕著なのですが、日経平均は寄り天→引け安の形が目立ち、つまり陰線が多いのです。その日中の値動きだけを累計すると日経平均を5500円程押し下げる計算になるそうです。それでも日経平均が3月末比で900円しか下がっていないのは、偏に夜間の先物が頑張って寄値を高めているから。アメリカの株高に助けられて、日中に売る人にやられていると言えます。

これまでの投資主体別売買動向を見ると、現物に関しては外国人は買い越し。ただ先物売りは累計3兆円弱とのこと。個人も買い越しで、自社株買いの事業法人も勿論買い越し。売っているのは生損保や銀行などの金融法人と投信といったところ。この人達が日本時間に日本株の上値を押さえ続けています。
https://www.traders.co.jp/domestic_stocks/stocks_data/investment_3/investment_3.asp

先物に関しては毎回メジャーSQで清算されてしまうので、3兆円売っているからといって3兆円の買い戻しが出るわけではありません。ただ今回の12月限月のものが終わる週末のメジャーSQ以降、少しは(あるいは一時的にも)流れが変わってくる可能性はありそうです。

チャート的にも結果的に日経平均3万円、TOPIX2050ポイントという辺りが強力な抵抗線として刻まれた形。75日線、200日線はあっけなく割り込んでしまいました。10月安値割れも時間の問題で、足元では既に10月安値を下回っている銘柄が多く、実態としては既に割り込んでいるようなものだからです。

ドル建ての日経平均に関しては先週年初来安値更新。9月急騰の「バグ」を除けば、今年は2/16の第三四半期決算通過以降、ずっと右肩下がりの状況なのが日本株の実態です。嫌な未来図としては、このまま円建て日経平均も年初来安値更新となると、3万円強を軸とした長期三尊天井を形成することになり、長期的には日経平均24000円を目指す展開になりかねません。さすがにそれは来年の話だとは思うのですが。
https://nikkei225jp.com/data/dollar.php

12月はアノマリー的には強い月ではあるのですが、11月も上がりやすい月だったはずがハズレたので、それに関してはあまりアテにはならないかも知れません。ただ年末の強さは「掉尾の一振」で折り紙付き。逆に言えば前半はあまり良くないようです。特にここまでマイナスの銘柄は節税目的の損失確定売りが出やすく、まだアク抜けのタイミングではありません。逆にそれが抜ければ、一気に需給は改善するはずです。

世の中の品物不足のように「お金はあれども金融商品が足りない、今は株不足だ」という面も確かにあると思うのですが。勿論売りからでも入れるわけですから、現金が全て買い玉に流れるわけではないのですが、一般的な売り玉は現物資産の裏付けが必要なので、やがて売りも尽きるはずです。


新興市場は「やや売り」に。本日は両指数共に反発。新興市場に関しては既に年初からの騰落がマイナスなこと、また元々為替影響が薄いことなどから、下落は東証1部よりはマシなはずですが、マザーズ指数は昨日年初来安値更新。しかしこれで12月33社と単月では30年ぶりの水準で予定されていたIPOですが、延期にするところも増えてくるのでしょうね。しょーもないIPOが淘汰されるのはむしろ需給改善に繋がって良いかも知れません。

特にマザーズの場合は空売りできる銘柄も少ないので、一旦下げるとコロコロ坂を転がり落ちていってしまいます。追証発生の投げ売りも市場全体の雰囲気を悪くした面もあるでしょう。またこれまで個人投資家に大人気だったグローバルウェイ(3936)が会長の売り抜け、アスタリスク(6522)が決算説明会に対する失望などから共に売られ需給を悪くしました。


ポートフォリオ銘柄】

ヴィッツ(4440)は大幅反発。先月散々売り込まれたので、純粋に反動が出ている形です。チャート的には3日の大陽線で底値での包み陽線を示現。出来高もこの銘柄にしてはまあまあ出来ているので、新興株よりは一足先に反発局面に入ったような印象は受けます。


ITbookHD(1447)も反発。ちょっとこの銘柄に関しては先走って入れてしまった感じがするので、本日後場寄りで一旦損の無いところで外すことにします。ただしなるべく安くなるところまで引っ張って、今月後半に改めて買いポートフォリオに戻す予定です。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。