KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

ワニワニのまにまに

私が子供の頃には無かったのですが、今は各地域に児童センターなるものがあり、小学生くらいの子供まではそこで遊ぶことができます未就学児でも親同伴で遊ぶことができて、色々なオモチャがあったりマンガも置いてあったり。憩いの場ですお金もかからないので親の懐も安心というわけで、天気の悪い日の休日はそこで過ごしたりします

先日、娘の希望で少し離れたところにある児童センターに行きました(児童センター毎に置いてるあるオモチャや楽しめる施設が異なる)小さな体育館もあるのですが、そこでたまたま娘と同じ幼稚園のお父さんとお嬢さん親子が遊んでいました。うちの娘は年中ですが、お嬢さんは年長さん。休日はお父さんが担当なのはどこの家庭も同じ

娘は大喜びで一緒に遊ぶことに他の子が居なかったので、体育館は貸し切り状態でした。「何して遊ぶ?」と聞くと、「ワニワニパニックをしよう」とお嬢さんが提案。ん?ワニワニパニックって?どうやって遊ぶの?

ルールはこうです。まずお父さんチームは片手で持てるようなサイズのボールを両手にひとつずつ持ち、左右にピンと腕を拡げます。それをワニの口に模して(というよりクワガタに近いですが)、ガシンガシンと両手を閉じたり開いたりして、子供を追いかけますお父さんがワニなわけです。

子供達はワニに食べられないように逃げ回るだけの、つまりは鬼ごっこなのですが、親が本気を出せばすぐに捕まります。その際、子供もボールを一つ抱えて逃げ回るのですが、捕まりそうになったらその場でピタリと止まってボールを前に突き出します。すると(理屈は不明ですが)ワニは食べれなくなる、とのこと。

・・・じゃあ子供はずっとボールを前に突き出していれば無敵なわけですが、まあ子供は本能的に逃げ回りたいので、すぐまた逃げますそれをまたお父さんが追いかけますそれがずっと続くのです

ただ子供達も反撃の機会があります。上手くワニの懐に入り込んで挟まれないようにして、お父さんのお腹にボールを押し当てます。すると押し当てた回数の分だけお父さんは座り込んで数を数えて止まっていないといけないのだとか。お父さん二人を同時に座らせることができたら子供チームの勝ち・・・なのだそうです。なんて複雑なルール

まあ子供の考える遊びなので、途中で様々にルール改編があるのですが、とにかくキャッキャと逃げ回る子供達に襲いかかるお父さんその子供の反撃部分が従来の鬼ごっことは違う要素ではあるのですが、自分の父親ならともかく、人の親には遠慮がち。うちの娘もキャッキャ言いながら、向こうのお父さんのお腹にそっと優しくボールを押し当てたりしていました。

すると、お嬢さんが「ちょっと待ってそんなんじゃない」とタイムをかけます。「貸して」と娘からボールをふんだくると、「こうするのこうよ」と全身全霊でバンバンと力強くお父さんのみぞおち辺りに突き出しますそれはまるで親の敵を相手にしているよう(?)・・・

それを真正面から受けるお父さんは「あはははは」と笑顔。確かに柔らかいボールですから痛くは無いでしょうけれど・・・なんじゃこの光景肌寒くなってきた季節柄、父親の娘に対する無限の愛と、それに歪な形で応じる娘の、心温まる光景・・・とは程遠い感じで、私と娘はただただその勢いに圧倒されていました