KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

大発会はプラススタート!

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大発会日経平均は反発。今年最初の取引となったNYも3指数揃って堅調。ダウとS&Pはそれぞれ終値ベースで過去最高値を更新しました。Appleも過去最高値を付け時価総額は一時史上初の3兆ドル突破。昨年の年間販売台数が過去最高となったTeslaも13%超の大幅高に。投資判断引き上げを受けた大手銀行株も堅調。半導体株指数のSOX指数も2%高。長期金利は1.64%まで急伸。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行し29000円を上回ってのスタートに。寄り付き後は一旦売りに押され29000円を割り込みましたが、29000円を挟んだもみ合いの末に上放れ。為替がスルスルと円安に進んだことが追い風になりました。アメリカでTeslaの大幅高を背景にした自動車株の急騰もあって、円安メリットのトヨタ(7203)がグイグイと買われ牽引。

中国株が落ち着いたスタートになったことから更に上値を追いましたが、財新の製造業PMIが予想を上回ったものの中国株が軟化。またマザーズが昨年末の嫌な流れを引きずって下値を追う流れも重なり上値が重くなりました。ただドル円が11月の円安水準を上回り116円に接近したことで、後場は一段高。売買代金は13時半時点で1.8兆円台とそこそこ。


投資判断は「中立」。年間ではダウは19%、S&Pは27%、NASDAQも21%のそれぞれ上昇。10年代の平均上昇率が11.2%だったということですから、その勢いは加速していると言えます。ユーロ圏の代表的な指数ユーロストックス50も21%上昇と各国の金融緩和策が効いた21年でしたが、日経平均の5%、TOPIXは10%と欧米各国との比較では弱さが際立ちました。

アジア圏では香港ハンセン指数は△14%、上海が5%、あと韓国が4%ですから、これらよりはマシ・・・といえば少しは慰めになるかも知れません。ただ台湾加権指数も24%、インドも22%の上昇で、必ずしもアジアの中でも誇れる成績にはなっていません。また、規模別ではアメリカのラッセル2000は14%上昇となっていて、大型株の優位性が目立ちました。一般的に金融緩和→業績相場に移行する段階では、業績安定感のある大型株が優位とされています。

昨年の世界的な話題はまず物価上昇が挙げられます。アメリカも歴史的な物価上昇が続いていますが、一方で賃金も十分に上がっていて、それが相対的に強いアメリカを支持する資金が入り込んでくる→株高、ドル高の流れになりました。対して日本はその物価上昇圧力を押さえられている点は消費者にとっては相対的にマシですが、一方で企業は十分な価格転嫁が追いついていません。その差額を企業が負担しており、それに耐えうる企業が生き残れる状況とも言えます。

物価高の原因の一つはコロナによるサプライチェーンの混乱です。アメリカでもどんなに賃金を上げてもライフスタイルの変化などにより、コロナを嫌う人は労働市場に帰ってきません。またアメリカの人口増加率も0.1%とほぼ横ばいに止まり、過去最低になっています。結果人手不足、労働需給の逼迫が物価高に繋がっています。元々アメリカの人口増加率は低下基調にあったところにコロナで更に押し下げられたので、今年はマイナス転換(人口減少)もあり得る話です。

もう一つは資源高です。アメリカ株も上がりましたが、S&Pの年間上昇率1位、2位はそれぞれ石油会社。業種別でも石炭などの化石燃料がトップでした。これも結局労働力不足、サプライチェーンの混乱が背景にありますが、行き過ぎたグリーン政策などが複合的な要因となって資源高に繋がりました。他方、資源の無い国日本の株価上昇率が抑えられる原因の一つとしても十分な説得力があります。

それに関連し、昨年の世界的な話題の大きなものは各国中央銀行タカ派姿勢でした。FRBの利上げは今年3回という声も出て来ています。各アナリストの声としては「そうは言っても昨年の春に物価上昇が強まりだしたので、今春以降は前年比では物価上昇率が収まってくる。中間選挙もあるし2回がせいぜいだろう」という見方が主流のようです。ただいずれにせよ、各国の政策は昨年とは方向が逆転し、金融・財政共に昨年の株価推進力を失うは確実でしょう。

実際にFRBが利上げするからといって、長期金利が上昇しているか・・・というと、必ずしもそうではありません。世界の回復が遅い中でアメリカに資金が集まり、比較的高い利回りの得られる米国債に資金が入ってくることで抑えられています。ただ世界もコロナ影響が無くなってきて、更に金利上昇圧力が強まると、一般的には高成長が期待されているハイテク系から資金が逃げると考えられています。

であるならば、今年は特にNASDAQが受難の年になるのではないかと考えられてもいます。確かに半導体関連株も随分と買い上げられたので、そう考えるのは合点がいくような気もします。

では今年はアメリカ株が厳しいか・・・というと、一時的な調整や反動はあっても、結局は上昇トレンドが変わらないという見解が主流です。私もこの点に関してはそう思っています。押し目がどの程度になるかはその時その時の状況から考えないといけませんが、潤沢に溢れる世界的なマネーの量と、それで買える商品やサービスの物理的な限界を考えると、最終的にはマネーに交換可能な金融資産にお金が向かうのは道理でしょう。


日本株に関しては、今個人投資家がドンドン逃げてアメリカ株に向かっています。岸田政権がアンチ株高政権である以上、当然でしょうね。ネット証券各社も次々とアメリカ株への導線を増やしています。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB174I90X11C21A2000000/


新興市場も「中立」。本日は高安マチマチ。例年個人投資家は買い越しに転じる季節です。それは昨年末の下落の反動もありますが、損出し売りが出切っている分売りが出辛いこと、また新たに枠が出来たNISAに組み入れるための買い需要が大きいとも言われています。ところがリボミック(4591)の試験失敗による連続大幅安や指数に影響は無いものの直近IPOが総崩れなところが資金循環を悪くしています。


ポートフォリオ銘柄】

ヴィッツ(4440)は大幅高で値上がり率ランキング上位。新年を迎え新しいテクノロジーの話題が出やすいタイミングですが、年始の日経でも自動運転開発の話が目白押し。本日は円安を背景に自動車セクターが買われる中で、同社も強い動きを見せました。取り上げ以後は苦杯を舐め続けていましたが、ようやくスタート地点に回帰。ここからです。


売りポートフォリオシマノ(7309)は反発。ただ寄り付き後は売りに押され陰線となっています。釣り具で競合のグローブライド(7990)は分割後の安値更新と弱い動きで200日線に接近。本日は昨年強かった銘柄が弱いことも響きました。ユーロも低位安定が続いており、ユーロ安デメリットから上値の重い動きが続きそうです。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。