KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

岸田内閣後の安値更新

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日経平均は本日反発。前日のNYは引き続きアメリカの長期金利高止まりによるハイテク株売りの流れが続き3指数揃って軟化。GAFAM系や半導体関連株が引き続き売られ、NASDAQは高値から10%下落の弱気相場入りとなりました。一時1.9%手前まで上昇した長期金利は20年債入札が好調だったことで18.6%に低下。WTI原油先物は88ドル手前まであったところから軟化し、86ドルで返ってきました。


それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。昨日世界の株式市場に比べ突出して売られた日本株でしたが、アメリカ市場が引けにかけて売られた流れを引き継ぐ形。特に半導体関連株に売りが集まりました。ただすかさずプラ転すると、27700円まで買い戻しの動きに。ただその後は改めて売り直される乱高下の展開になりました。

10時15分に中国がローンプライムレートを引き下げたことで、景気下支え感よりも景気減速感を嫌気する売りが入り、前日安値を割り込む流れ。昨年8月以来の安値となり、岸田内閣後の安値を更新しました。ただ売り一巡後は急速に買い戻されました。中国株がしっかりしたスタートとなったことも買い安心感に繋がりました。

後場は一段高。27800円を回復する動きになっています。売買代金は13時半時点で2.1兆円台と活況。


投資判断は「やや買い」に。いやー、昨日もまた派手に下げました。NY連銀製造業景況指数がマイナスになった段階で「こりゃまずい」と思いましたが、海外の下げはそれ程でもなく。一方、どの国よりも一番下げるいつもの日本株のままでした。日本株リスクが強く意識されている展開と見られます。

日銀金融政策決定会合は現状維持は当然と思いましたが、逆に日銀に政策の自由度が無いと受け止められたのかも知れません。黒田総裁曰く「現在の金融政策、修正する必要は全くない」とけんもほろろ。ロイターの飛ばし記事が吹っ飛びました。まあそんなもんでしょうけれど、確かに世界的に利上げに向かう中で、いつもよりは幾分信憑性がありましたから反応も大きくなりました。

ただし本当に気を付けないといけないのが国内の動向です。口を開けば株にマイナスなことしか言わないのが岸田内閣。先週も経済再生大臣が「株価は気にしていない」などと言ってみたり、むしろ下げようとしているのかと言わんばかり。

内閣支持率もズイズイ上昇中。昨日お昼に回転寿司のランチを食べに行ったのですが、カウンターの隣でアクリル板越しに話している高齢の男性同士の会話が聞こえてきました。「株の税金を引き上げるのは良いことだ。働らかずに楽して儲けている奴らから取れば良い」「そうだそうだ」「スウェーデンなんて日本よりGDPが低いのに福祉国家で幸福度が高いんだ」「そうだそうだ」

・・・いやいや、働かずに楽して儲けているのは年金を貰っているあなた方では?私のランチ代は1000円でしたけど、あなた方は昼間からビール2杯ずつ付けて一人2000円のランチを食べられるんだから幸せでしょうよ。

今の世の中、毎年上がり続ける社会保険料という重税がある以上、ベンチャーで成功でもしない限り労働だけで億万長者になるのは絶対無理な話。そういった現役世代の資産形成のチャンスを否定しないでいただきたい。そもそも株って決して楽では無いですから!

・・・と言いたかったのですが、当然口を挟めるはずもなく。しかし結局こういう人達が今の岸田内閣を支持しているとなると、株安は国民の総意なんでしょうかね・・・。民主党政権時代のことは、皆もうきれいさっぱり忘れているようです。

株価が一度下がって景気が実際に悪くならないと、株高の大切さはわかってもらえないのかも知れません。参院選自民党が大勝すると、黄金の3年間が訪れますから、岸田首相のやりたい放題が3年続く怖さがあります。

まあそうなったらそうなったで空売りを交えたり日経ダブルインバース(1357)を買ったり・・・など、そういった局面に合わせた戦い方はあります。それが「新しい資本主義」に対する投資家の答えのようにも思います。

ただ金曜の空売り比率は50.5%と50%超えとなりました。SQで50%超えとなったのは丁度半年前の昨年7月SQ以来。久しぶりに出た日銀ETF買い、ファーストリテイリング(9983)独歩高などの特殊要因もあったとはいえ、ともあれ節目の50%を超えてきたのは朗報。

過去の経験則では、もう少し下値を掘る可能性はあるものの、底打ちできれば一週間くらいは買い戻しが出やすい流れになりそうです。それらを加味して投資判断を一段階引き上げることにしました。

本日のスケジュールは、アメリカで中古住宅販売件数の発表。決算はNetflix

先週末時点の信用倍率は前週とほぼ変わらない5.0倍。買い残が3.4兆円と若干増えたので、その分需給は悪化という印象ではあります。

一方、気にされているのは穀物などの商品市況。トンガの大噴火で世界の穀倉地帯であるオーストラリアに灰が飛んでいき、小麦などの生育に大きな影響が出ると懸念されています。


新興市場も「中立」。本日は両指数共に堅調。ただマザーズ指数は朝方800ポイントを割り込んで、年初来安値更新となりました。

昨年のマザーズ市場の個人投資家による信用買い越し額は19年3,673億円→20年5,676億円→21あるあるで、12月の下落局面でも1,000億円程増加しており、それの損切りバケツリレーが年初年6,147億円と増えている模様です。まあ下落局面で逆張り好きの個人投資家が買いに向かうのはからの急落に繋がっているのは疑いようもありません。売買代金も今年になってから少なく、それを下支える買いも入ってきません。

チャート的には過去の長期抵抗線を考えるとマザーズ指数935ポイント辺りが戻りの限界と考えていますが、さしずめそこまでは距離があるので戻りやすいです。本当は昨年8月に見せた底値での「包み陽線」のような形が出れば完璧な反転相場で、東証1部の大型株にも好影響を与えるはずですが。なので現段階ではあくまで短期リバに過ぎず、本格的な反転上昇が起こるとまでは考えていません。

なお、松井証券マザーズ買い方信用評価損率は数字的には陰の極である30%を優に越してはいるのですが、繰り返し述べているように阿鼻叫喚・・・ではないんですよね。どうもバリュー株がしっかりしている分、ポートフォリオ管理が出来ている人は追証で投げさせられずに済んでいる模様。その分、真綿で首を絞められる状況が続いているようです。


ポートフォリオ銘柄】

アニコムHD(8715)は反発。ただ前場に年初来安値を更新しました。なかなか下げ止まりませんね。足元では国内でもペットショップ廃止論が高まってきている感じですが、そうなると「みんなのブリーダー」を保有し、ブリーダーと直接取引できる同社にむしろ強みが増してきます。ここの社長の先見の明に期待します。


ブロードメディア(4347)も反発。足元新興株安を免れずに下落が続いてきましたが、新興株全体に比べると底堅さはありました。本日も早々に前日高値を上回り、隙あらば反発しようという姿勢が見られます。いよいよ小学校などでもICT教育が始まっていく中で、通信制高校へのハードルがドンドン下がっていく世の中になっています。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。