KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

NASDAQは1月過去最悪ペースの下落に

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日経平均は金曜反落。前日のNYはここまでの下落から朝方堅調にスタートしたものの、終盤2時間で急失速する形で3指数揃って軟調。特に長期金利は1.81%に低下したものの、NASDAQの下落が大きくなったところが印象的でした。引けに決算を発表したNetflixは加入者の伸び鈍化を嫌気して、時間外で20%の暴落。WTI原油先物限月交代もあって84ドル台まで下落。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。アメリ長期金利が1.8%を割り込んで円高が進むと、一気に昨日安値を下回るところまで売り込まれました。しかしその後は下げ渋り。中国株が比較的落ち着いたスタートになったことで、買い戻しの動きが出ました。

ただ昼に岸田首相が「金融所得課税見直しについて、与党の税制調査会で議論する」と発言したことで先物主導で改めて売り戻される動き。ただ間も無く売り一巡後は下げ渋ると、14時以降にREITが急に買い戻されたことをきっかけに、全般的に買いが優勢に。引け間際に高値を付けましたが、最後は力尽きて27500円を維持するのがやっと。売買代金は3兆円弱とそこそこ。


投資判断は「やや買い」。金曜のNYはNetflixの急落や、AmazonやTeslaといったGAFAM系も大きく売られたことで3指数揃って続落。日本のSQに当たるオプション決済日だったこともあって、前日同様に引けにかけて売られました。長期金利は1.77%に低下。VIX指数は28.9ポイントに上昇。それらを受けた日経平均先物は27220円となっており、週明けの日本株も弱いスタートが予想されます。

ここまで世界株安の一番の原因は、やはりアメリカのインフレ懸念です。原油高もあり、インフレ圧力が一段と高まっています。年4回の利上げだ、いや3月の利上げは一気に0.5%の利上げだと熱を帯びてきているのですが、一方でNY連銀製造業景況指数など弱い経済指標が相次いでおり、このままいくと年2回くらいがせいぜいではないのかというのが個人的な感想。ともあれ、現在の株式市場は「利上げをとにかく急げ」の雰囲気で動いています。

日本側の要因としては「まん防」が全国27都道府県に拡大するともされており、やはりマイナス材料がありますから、市況解説はそれぞれ読者の納得しやすい悪材料を選び放題。そもそも岸田首相の「新しい資本主義」は日本人の我々が意味がわかっていない以上、外国人が理解できるはずもなく。単純に民主党政権時代に戻ったと言われた方が、株価の方向性もわかりやすいというものです。

結果、最近の売りはここまでとは様子が違います。ここまで下げを主導したグロース株や新興・小型株のみならず、バリュー株やREITまで売られたことで、とにかく資産を換金しようという「何でも売り」がありました。

チャート的にはTOPIX200日線割れが実現。アメリカでもNASDAQなどが200日線割れとなってしまったことで、ふっと凧の糸が切れてしまったような不安定さに。日経平均も三角持ち合い下放れとなってきたことで、まずは27000円で下げ止まれるかどうかといった感じになってきました。

しかしここで一転明るい話をすると、日経平均で200日線と75日線のデッドクロスが実現しました。「デッドクロスの何が明るいのか」と言われそうですが「200日線と75日線がデッドクロスすると底打ちが近いサイン」というアノマリーがあります。底打ち後は半年くらい続く長期上昇相場になりやすい点が特徴。例えば最近デッドクロスしたのは18年12月26日のブラッククリスマスの日。そこを大底に4ヶ月間上昇が続きました。

19年8月7日も一応直前にゴールデンクロス→すぐデッドクロスというパターンですが、その前日を安値にもみ合って、月末から上昇波動がスタート。20年4月8日も既に大底を打っていましたが、その後戻り局面を継続しました。直近では21年9月3日で、例の菅首相退陣での急騰場面でした。

まあ、リーマンショック以降は基本的に株価が大局的には右肩上がりなので、結果的にデッドクロスするくらいが丁度良いタイミングだっただけと言ってしまえばそうなのかも知れません。

ただ「底打ちが近い」と言っても必ずしも明日、明後日に底打ちするというわけではなく、最長で1ヶ月くらい大底確認にかかってしまうので、その間どこまで下がってしまうのか・・・という怖さはありますが。経験則上は下値はあっても5%くらいまでが限界です。つまり、あと一ヶ月は下値が知れている・・・と言いたいですが、ここからまあ5%も下がると26000円まで行ってしまうわけですけど。

ただ個人的にはこれだけ下げたので、恐らく年初からの下落第一波動は底になった可能性が高いと思っています。ここはちょっと賭けや勘、テクニカルを頼りにするだけで根拠に乏しいですが、そういった背景もあり投資判断をひとまず「やや買い」に引き上げています。ただしあくまで日経平均の話(つまりは大型株)であって、個別や小型株はまだ戻りは鈍いかも知れません。


新興市場は「中立」。金曜は両指数共に軟調マザーズは800ポイント割れの場面もありましたが、前日安値は下回らず。やはり阿鼻叫喚という感じじゃないんですよね・・・。一体いつになったらスッキリアク抜けできるやら。恒例の松井証券マザーズ買い方信用評価損率は△34.2%となっており、コロナショックを除けば18年12月のブラッククリスマスの時の水準に並びました。しかし株価が2/3になっても、まだ握りしめ続けるんですね・・・。


ポートフォリオ銘柄】

巴川製紙(3878)は大幅反発で東証1部値上がり率トップ。金曜後場に業績上方修正と復配を発表し、一時今年の高値を付けましたが最後は200日線に上値を押さえられ、昨年終値で終了。15円配当ということで、四季報予想を上回る着地に。地合が悪かった分、余計に好反応が目立ちました。一般的に後場場中に決算を出した銘柄は、翌日改めて買われる傾向があるので、週明けの一段高に期待です。


【注目銘柄】

ネットプロテクションHD(7383)は大幅高。こちらは1/20の有料メルマガで買いで取り上げ。見事に逆行高で上述の巴川製紙に次いで東証1部値上がり率ランキングの実質2位。

同社は先月のIPOラッシュの中で東証1部に直接上場した銘柄です。今流行りのBNPL(Buy Now Pay Later)決済サービス「NP後払い」を運営しています。上場時は話題性もあったのですが、IPOラッシュの中で初値から公開価格割れ。また間も無くアメリカでPaypalなど後払い決済大手を一斉調査と伝わり急落した経緯があります。ただそこからは踏ん張りを見せて年末高となりました。

今年に入ってからは全体相場の崩れに合わせて下落し、公開価格や初値を再度割り込んできました。ただ地合が崩れている割には案外しっかりしている感じはあります。

理由の大きなものは、やはり今月末に控えたTOPIX算入に伴う買い需要でしょう。東証1部直接上場なので、翌月末、つまり今月末に指数に組み入れられることになります。なのでパッシブ型のファンドはこの銘柄を好き嫌いに関わらず買い付けないといけません。

まあ、色々な手段で予め買い付けられているような形になっていたりするので、額面通り28日引けに買いが入ってくるわけではありません。一転売られるパターンもよく見られます。ただある程度人気のある銘柄で安値圏にありますから、大崩れしないのではないかとは思います。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。