KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

ダウは1000ドル安から生還も日本株は被弾

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日経平均は本日反落。前日のNYはウクライナ情勢の緊迫化を警戒してダウは一時1000ドル安の暴落。ただそこから急速に切り返して引けでは3指数揃ってプラスとなりました。VIX指数は一時38.7ポイントまで急騰したものの、引けでは29.9ポイントと30ポイント割れ。WTI原油先物は84ドル割れまで軟化。引けに決算を出したIBMは好感されて上昇。

それらを受けた日経平均は朝方売りが先行。マザーズはプラス発進でしたが、総じて昨日先んじて反発していた分の反動が出ました。その後も不安定なアメリカ市場に対する警戒感から売りが続き、ここまで抵抗力があった27200円も割り込んで27000円に接近。

後場は日銀ETF買いが入ったことで下げ渋って始まりREITもプラ転しましたが、戻りを改めて売られ27000円割れ。ただ昨年8月安値や26900円割れまで見せたところからは下げ渋り。14時以降は売り方の買い戻しが断続的に出て、後場寄値を上回って終えました。売買代金は3.1兆円台と値動きの割にはそこそこ程度。


投資判断は「やや買い」。先週のポイントは長期金利が下がってもNASDAQが売られるターンに転換したところでした。つまり途中からは株→債券への資金逃避の株安に切り替わったということ。10年金利よりも2年金利の方が下落が大きかったですし、そういう意味では完全なアメリカ売りに変わっているわけでもないという状況です。

ただNASDAQは200日線も割って弱気相場入りし、昨年6月以来の安値水準に。00年のITバブル崩壊以来のスピードで下落しているという評価もあります。色々と言われましたが、結局00年と同様に今回もITバブルだったということになるのでしょうか。3指数揃って3週連続安と全般的に売りモード。

そんなアメリカ株は昨日ひとまず反発となりましたが、特にここまでITバブルとも言われてきたGAFAM系や半導体関連株はしばらく売りが続くと思います。その場合当然日本株も無傷では済まないのですが、今年から始まったバリュー株買いの流れが変調(日本株の底堅さ)を生まないものでしょうか。

実は今年に入ってから唯一強いのが香港株です。年初から買い戻しが強く、先週木曜は3%超の大幅高となり、25000ポイントに接近。これまでの中国恒大問題やIT株への規制などの鬱憤を晴らすかのような買い戻しが進んでいます。下げる時は香港株に相伴するのに、上がる時は付いていけない日本株って、一体いつになったら上がることができるのか・・・。

日経平均に関しても長期的にはまだ下落基調が続くとは思っていますが、さすがに一貫して下げ続けて一気に今年の安値目標24000円に向かう・・・というのは行き過ぎでしょう。売り玉の燃料も追加しないといけませんし。ひょっとしたらまだ第一波動が終わりではなく、このまま下がり続けるかも知れませんが、少なくともここで強調しておきたいのは「売っておけば大丈夫」と慢心しないこと。

どうも全体的に悲観過ぎて買い材料がなさ過ぎるので、ちょっと人の裏を行っても良いのかな、と。ペンペン草一つ生えないくらいの下落になった後は、きっかけ一つですぐにでも戻る可能性があります。

個人的に一番戻りやすいタイミングは月末前後から本格化する3Q決算だと思っています。特に足元で2月期決算銘柄で好決算を出したところは、負のらせんから抜け出す動きを見せています。エスプール(2471)などがそうですね。3月くらいまでジワジワと値を戻して、3月のFOMC前後でまた一波乱あるかも・・・というイメージとしています。

一方で気になるのはREITの急落。REITと言えば地銀なので(保有している割合が多い)、地銀が保有している分を売っているのかも知れません。ただ足元では岸田政権唯一の株価支持策である大学ファンドが高利回りの商品を好むということで、REITが狙われやすい雰囲気もあったはず。日本でも金利が上昇していることで高利回り銘柄の魅力低下・・・という理屈もわからないではないのですが、ちょっと極端な感じがします。

結果、REIT指数は2000ポイントの節目を大きく割り込んで、1750ポイント辺りまでは価格帯出来高の薄いゾーンに入っています。後述の信託銀行の売り、すなわちGPIFの売りがここに効いているのかも知れません。

1月第二週の投資主体別売買動向では外国人投資家は現物を727億円の売り越し。先物も2,688億円の売り越しということで、合計3,415億円の売り越し。第一週は計3,422億円の買い越しでしたから、外国人の売買状況は行って来いの仕切り直し。第二週は信託銀行も2,248億円の売り越しということで、それらを他の国内勢が受け止めているという構図。信託銀行の売りが昨年末から続いているのが気がかりです。

為替は全般的に円高基調。WTI原油先物限月交代もあって一服(昨今は期先の限月のものの方が安い)。ただそれ以外の銅や穀物などの商品市況は全般的に上昇しています。インフレ圧力は引き続き強め。

先日の日本証券新聞にもありましたが「日経平均を【前日終値から当日始値まで(夜間)】と【当日の始値から終値まで(日中)】に分解して集計した場合、昨年末から昨日19日までは夜間の「99.67円高」に対して、日中は「1,424.15円安」」とのこと。つまり陰線が大きいということですが、そのザラ場に弱いという動きは昨年から続いているもの。

昨年年間でも「夜間に4,646円上昇に対して、日中には3,299円下落」ということです。いかに場中に先物売りでやられているかという証左です。

先週末時点の裁定残高は買い残4,145億円に対して売り残85億円の差し引き4,060億円の買い長。前週に比べて815億円積み上がりました。その分需給は悪化したという構図。


新興市場は「中立」。本日は両指数共に軟調。特にマザーズ指数は結局5%超の大幅安の場面もあって、また年初来安値更新。

上述の投資主体別売買動向において、マザーズに関しては外国人投資家が75億円の売り越し。JASDAQも135億円の売り越しで、やはり外国人投資家の売りが断続的に出ています。それに買い向かう個人が計249億円の買い越しということで、ここまで連綿と続く負のバケツリレーは個人投資家押し目買いによって生まれています。


ポートフォリオ銘柄】

アニコムHD(8715)は反落。昨日今年に入ってようやく3度目の株価上昇となりましたが、まだまだ反発力は無く。終値ベースでまた安値更新に。ここからいい加減反発相場になっていく展開に期待。6月から改正動物愛護法の施行を控え、ブリーダーが淘汰されていく中で優良ブリーダーを押さえる同社は首根っこを牛耳れると思います。


巴川製紙(3878)は続落。結局先週金曜の好決算も地合悪に飲まれて75日線の抵抗力を強く意識しただけで終わりました。うーん、復配は大きな意味があると思いますけれど。同社はトナーでも稼ぎますが、27日に出るキヤノン(7751)の今期見通しに注目です。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。