KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

レーザーテック(6920)が相場の重石に

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日経平均は本日続伸。前日のNYは月末のポジション調整もあって3指数揃って上昇。特にNASDAQは3%超の上昇となり、1月として過去最悪の下落を回避できました。クレディ・スイスの投資判断引き上げを受けてTeslaが10%超の上昇になった他、半導体株指数のSOX指数が5%超の上昇。VIX指数は24.8ポイントに低下。WTI原油先物も88ドル台に高止まり。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。マザーズの戻りを受けて全般的に買い戻しモードに入り、27400円まで買われました。ただ10時20分以降は上値が重く。27100円を割り込んで、寄り付き直後の安値を下回りました。

後場は一段と上げ幅を縮める形。昨日決算を発表したレーザーテック(6920)が下げ幅を拡げていくとハイテク株に売りが入り、マザーズ指数も値を消す展開に。売買代金は13時時点で2.1兆円とそこそこ。


投資判断は「やや買い」。発表されたアメリカ10-12月期GDP速報値は予想の前期比年率5.5%に対して6.9%と強い着地。それを受けてドルインデックスは一時97ポイントに乗せ、バイデン政権後の高値更新。20年6月以来の高水準となっています。結果、金を始めとして商品市況が軟調。ただWTI原油先物は別格で88ドルを上抜き、こちらは14年以来の高値水準に。うーん、ガソリンがまた上がりますね。

先週のFOMCでパウエル議長は3月利上げを急ぐは良いとして「今年残り7会合全ての利上げの可能性を否定しない」というのはネガティブサプライズでした。いや、確かに可能性はそうでしょうし、JPモルガンのダイモンCEOも言及していたのですから、皆の頭の中には残っていたでしょうけれど、所詮将来のことは将来のこと。「先のことまではわからない。FOMC毎に考えていく」などと誤魔化しても良さそうなものなのに。

こうなってくると、むしろ景気を冷やしてでもインフレを抑制しようとしているのか、というような姿勢すら見えてきます。副議長のブレイナード氏が居ても、最速シナリオで利上げをしていかないといけない程慌てているのか・・・という印象。もう岸田首相がこんなに株価を下げよう下げようとしているのも、裏でアメリカと口裏を合わせているのか?・・・とすら疑ってしまうくらいに冷たい感じでした。

そうなってくると弱いのが日本株。というよりアメリカの利上げは債務の大きい新興国に厳しくなるのが一般的にですが、今や新興株扱いに伍してしまった日本株ですから、本日の反応も仕方無いのかも知れません。先週は13年5月のバーナンキショックを彷彿とさせるような弱さでした。

しかし先週の混乱はAppleの好決算が救ったという形に。決算前に売られて決算後に買い戻される毎度毎度のAppleアノマリーは健在。結局、NASDAQは週間では2ポイントも動かない見事な横ばい。混乱しているようで冷静さも見える動きになっています。

ただし、当たり前ですがまだ市場の混乱が収まったわけではありません。1/25時点ですが短期筋によるS&P500指数の買いポジションは18年11月以来の高水準。つまりあのブラッククリスマスの暴落前の水準となっています。今月の下落が18年10月の急落に当てはめるならば、目先1ヶ月くらいの安定期間を経て、これらのロスカットを交え更に酷い下げに見舞われるという暗示でしょうか。
https://jp.investing.com/economic-calendar/cftc-s-p-500-speculative-positions-1619

日本株に関しては確かに場中は時間外のアメリカ株先物が売られたりするのに歩調を合わせるのですが、夜間なんて先物の板が薄いので、あくまで日本株操作のために売買されているようなもの。それを理由にするのはちょっと無理があります。

1月第三週の投資主体別売買動向では、外国人投資家が現物を3,046億円の売り越し。先物も2,731億円の売り越しで、先週の下落はやはり外国人の売りでした。信託銀行も引き続き売り越しで、個人が買い向かう形。なかなか報われませんね・・・。そしてマザーズの方は個人が108億円買い越し。外国人は123億円売り越し。個人投資家のバケツリレーが続きます。

ともあれ先週は「株安、円安、債券安」というトリプル安の完全な日本売りでした。その中で唯一買われたのはREITですが、理由がよくわかりません。むしろ金利上昇局面なので弱くなって然るべきだと思うのですが、既に売る人はもう売って需給がアク抜けしたことや、例の大学ファンドへの組み入れ思惑があるということなのでしょうか。

そして先週木曜の空売り比率は52.9%ということで今年最大に。個別では日本電産(6594)が結局安値圏で包み陰線という酷い形になりました。またバリュー株も弱く、トヨタ(7203)は辛うじて大発会寄値手前で踏み止まる形。無茶苦茶な投げ売り相場の中にも、理性的な動きをしたものもあります。

とりあえず、1/22のブログで「75日線と200日線がデッドクロスしてから、経験則的に5%くらい下まで、26000円くらいまである」とした水準までは下がりました。水準的には十分調整が進んでいるので、何とか今度こそ第一波動の終わりと期待したいのですが。

長期的な展望としては1/11のブログでも書きましたが「今年は18年の前中間選挙の年と同じような動きになるのでは」としました。手前味噌ながら「大発会2日目が高値となって、それが年前半の高値になる」としたシナリオ通り事が運んでいるように思われます。年初の日経ヴェリタスに出ていた68人のエコノミストのうち49人は既に下限を割り込みハズレ。12月中旬での予想だったということですが、皆楽観的過ぎましたね。


新興市場も「やや買い」。本日は両指数共に堅調。特にマザーズ指数は一時800ポイントを回復し、5%超の上昇となる場面がありました。東証マザーズETF(2516)の出来高が27日に大きく膨らみましたが、本日はその水準を上回ってきています。ただマザーズ指数は過去最長で6ヶ月連続安ということなので、まだ下げ止まりの確信は得られません。


ポートフォリオ銘柄】

ブロードメディア(4347)は大幅続伸。先週発表した好決算をはやして、連日の大幅高になっています。200日線や75日を一気に突破して900円台回復。元々実力のある株だと思うので、あくまで仕切り直しという感じに過ぎません。この水準での値固めから、更なる高見を目指していって欲しいです。


BlueMeme(4069)も続伸。今年は株価が2/3になるくらいに売り込まれましたが、地合の反発を受けて本日は買い戻しが優勢に。ただまだ本格反転とはいかない感じがあります。とりあえず来週の決算までは我慢ですかね。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。