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※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。
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日経平均は本日続落。前日のNYは長期金利が3.2%に到達しハイテク株中心に売りが広がりました。NASDAQはまた4%超の下落となり、半導体関連株指数のSOX指数も5%超の下落。VIX指数は34.8ポイントに急騰。WTI原油先物はハンガリーの反対などでEUによるロシア追加制裁が合意しなかったことや中国の需要減少を警戒して102ドル台まで下落。
それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。いきなり26000円を割り込むと、そのまま25800円も割り込むところまで下落しました。TOPIXは1840ポイント丁度まで下落。ただ10時以降に3/17に空けたチャート上の窓を埋めたところで下げ止まり、中国株が始まったところでそれ以上下げないと見ると、買い戻しが優勢に。特にこれまで売られていたグロース株中心に買い戻しの動きが出て前引け時点では26000円を回復。
後場は26000円割れからのスタートになりましたが、また次第高のパターンに。14時過ぎに台湾TSMCの4月売上が前年同月比55%増と伝わったことで、東京エレクトロン(8035)を中心とした半導体関連株が下げ渋り寄与。引け間際には前場高値を上回る場面もありました。ただプラス転換までは回復できず、最後は失速。売買代金は3.2兆円台と活況。REITは軟調。
投資判断は「中立」。まず先週のFOMCの結果としては予想通りの着地でした。またその後のパウエル議長の会見で、市場が懸念している0.75%の利上げ警戒感の払拭と、0.5%の利上げが当面続くことを示し、市場に安心感を与えようとしました。
それを市場が勝手に信用せずに、勝手に動揺しているだけと言えます。まあパウエル議長再任直前まで「インフレは一時的」と言っていたクセに、今になって慌てて利上げしている前科があるのですから、FRBの信用性は損なわれているのかも知れませんが・・・。
ただ結果的にNASDAQとS&Pは5週連続下落で陰線。FOMCや雇用統計を通過し、アメリカの反応としては結局金利上昇→株売りに繋がっています。
一方、2年債との金利差はしっかりと広がっていて、経済環境的にはFOMCは前向きに受け取られている印象。そもそも先週は上下に荒れた感じではあるものの、結果としてダウやS&Pの週間での下落率はわずか0.2%。個人的にはそこまで悪い印象は持っていません。
またそもそも売られているのはGAFAMを中心としたNASDAQハイテク系が中心。SOX指数も年初の4000ポイント超→3000ポイント割れまで下落し、25%以上の下落率になっています。(バブルの定義は議論の余地があるものの)事実上GAFAMに資金が集中し過ぎていたITバブルが崩壊した「だけ」のお話です。
時価総額ベースでは途方も無い金額が失われたことになりますが、まあ時価総額なんて浮動株が市場で取引された金額を元に付けられている参考値に過ぎず、株式市場からそれだけ流出した・・・というのもやや大袈裟な感覚ではあります。
長期金利が上昇しているのは、また例によって今週が債券入札ウィークなので、事前に債券が売られやすい→より入札に優位な条件に持っていきたい思惑が強いだけの話。入札を通過すれば落ち着くだろうと思います。ただジャンク債市場が改めて売られてきており、コロナショック時の20年3月安値水準まで下落。この辺りはシェール業者の資金調達にも影響しやすいので、気にしておきたいところです。
https://jp.tradingview.com/symbols/AMEX-HYG/
一方、シェール業者にとって有り難いのはここにきてまた原油が高くなってきたこと。WTI原油先物はチャート的には三角持ち合いを上放れつつあります。ただシェール業者にとっては有り難いかも知れませんが、一般市民にとっては不都合な現実。こうなってくるとまた利上げ観測が強まってきて、株式市場の重石になる可能性はあります。
為替に関しては、引き続き短期筋の円売りポジションが5/3時点で10万枚超と高水準。それがFOMCや雇用統計を経てどうなったのかまた来週の数字を確認したいところではあります。ただ今回はユーロドルの方が売り越しに転じたという節目であり、この辺りの基調の変化も気にしておく必要があります。
https://imm.gradefour.net/
結果、ドルインデックスはまた高値を攻める動き。現状の流れを見る限り、このドル高がこの水準では止まらなそうな感じはありますね。
https://jp.tradingview.com/symbols/TVC-DXY/
ドル円に関しては4月に付けた高値131円の水準には一定の抵抗力はあると見られます。またしばらく為替に影響するイベントが無いので、アメリカの国債入札ウィークになる今週中に突破されないようならば、1ヶ月は安泰(131円を超えない)ではないでしょうか。
5月はまたMSCIから日本株が除外されるのではないかという懸念があります。5/13の寄り前に発表されますが、アナリストの予想によると15銘柄~19銘柄除外され、採用は0という日本株にとってまた厳しい状況になりそうです。昨年も5月に日本から29銘柄除外という強烈な日本外しに遭い、5/11の発表から3営業日でTOPIXが5.5%下落するという激しい売り浴びせに遭いました。まあS&Pもその間4.2%下がりましたから、誤差の範囲と割り切ることも可能かも知れませんが。
ただ当時は5月末の入れ替え実施に向け、日本株から5000億円超の資金流出と算出されました。今年はそれ程ではないにせよ、後半にかけてまた売り需要が膨らむ懸念があります。その辺りは留意しておく必要があるでしょう。
新興市場は「やや買い」。本日のマザーズ指数はわずかながら切り返し6営業日ぶりのプラス。売買代金は974億円と少し増えましたが、メルカリ(4385)とモイ(5031)の2銘柄で1/3を占めました。これら流動性の高い2銘柄が上昇して回転が効いたので、それで儲かった資金がようやく周りに浸透したという具合。ややグロース株に売り疲れ感が見えています。
【ポートフォリオ銘柄】
アニコムHD(8715)は反落。ただ先月末のTOPIXリバランス後は、比較的下値がしっかりした推移が続いています。余談ですが、GW中に近所のペットショップを覗いてきましたけれど、ハムスターって1500円くらいで売っているのに、ハムスターのペット保険って月額2000円弱くらいかかるんですね。まあお金の問題ではないんでしょうけれど・・・。
ブロードメディア(4347)は大幅反発。決算後に急騰してからは1000円の壁に阻まれた感じになっていましたが、本日は幾分持ち直しました。これでも利回りは3%超なわけですし、今や安定の教育株でもあるのですから、もっともっと評価されても良いと思うのですが。
・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。
なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。
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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
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新興市場は「やや買い」。本日のマザーズ指数はわずかながら切り返し6営業日ぶりのプラス。売買代金は974億円と少し増えましたが、メルカリ(4385)とモイ(5031)の2銘柄で1/3を占めました。これら流動性の高い2銘柄が上昇して回転が効いたので、それで儲かった資金がようやく周りに浸透したという具合。ややグロース株に売り疲れ感が見えています。
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