KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

マザーズ指数反発も伸びきれず

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日経平均は本日反発。前日のNYは5月FOMC議事録において、参加者全員が「経済は非常に強い」また大半が「6、7月の会合で0.5%の追加利上げが適切」と発言していたことで安心感が出て3指数揃って堅調。中小型株指数のラッセル2000も2%近い上昇。VIX指数は28.4ポイントに低下。決算を発表したNVIDIAは売上見通しが予想を下回り、時間外で6%超の下落に。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。昨日まで下落した反動も出ましたが、特にマザーズ中心にリバウンドの動きが強まる形。26900円手前まで買い進まれました。その後は上値が重くなり、次第に売りが優勢に。中国株が売られたことで共に値を下げてマイナス転換。前引け段階では前日終値辺りまで値を戻しました。

後場は買い戻されて始まったものの、13時以降はまた失速。安値を伺う動きになりましたが、前場安値手前で下げ渋り。売買代金は14時半時点で2兆円台と低調。REIT軟調


投資判断は「中立」。来週には例のMSCIのリバランスによる資金流出を控えるので、週末はさすがに警戒感が出そうです。

岸田首相の株式市場冷遇のコメントが変わってきた点はマーケット的には好材料です。「インベストインキシダ」から資産倍増計画を打ち出し、投資家の支持率が3%とされた金融所得課税強化の話も「今は優先順位が高くない」と示しています。

参院選前の八方美人なだけ」「誰も実施しないとは言っていない」と冷ややかな見方も可能ですが、変化には意味があります。日曜朝のフジ系番組「日曜報道」でも木原内閣官房副長官がこれらの話を肯定。企業の自社株買い規制に関する話に関しては大筋で否定しなかったものの、半年前の「分配」を繰り返した路線とは異なっています。

まあそんなことを言いながら結局「何もしない」が信条の岸田首相ですから、本当に何もしないのであればそれはそれで現状維持なので、これまでのマイナス分が元に戻るということでは株式市場にとってはプラスです。また消費者物価指数2%超え同様に、日本人が信じなくても外国人がそのように受け止めれば、それも実際の資金流入に繋がります。

その外国人投資家の動きがあるのかどうかはまたここからの流れを見ないといけませんが、MSCIの売り需要が控えている割に日本株の底堅さが際立っているように思われます。日本株のみならず中国株も足元しっかりしていて、台湾や韓国なんかも日本同様に5/12以降しっかりしています。

SOX指数も5/11が今月の底なのでそれに連動している部分もありますが、むしろハッキリとドルインデックスとアジア株が反比例で連動しているようです。
https://jp.tradingview.com/symbols/TVC-DXY/

というわけで、ここからは為替が円高に振れ日本株に底堅さが出てくるパターンになりそうです。その場合やはり外需にとってはマイナス影響かも知れませんが、円安過程で極端に外需株に買いが入ったわけでもないですし、内需株アメリカの小売株が売られている現状から内需株の中でも選別は必要です。

日本株は上述のような岸田首相の選挙対策と見られる新資本主義の翻意や、バイデン大統領来日に向けた水際対策緩和方針など、後ろ向きながらも環境が良くなってきた面はあるものの、本尊アメリカ株の方はまだ下落トレンドが反転するような材料もきっかけも出ていません。

チャート的には27000円という壁が存外重くなっています。ただ5月の安値を結ぶ下限との三角持ち合いが煮詰まってきているので、明日にでも改めて突破する動きが無いとも言えません。MACDボリンジャーバンドなどの形は良いですし、そもそも薄商いの中での上下なので、明日は改めて買われる可能性があると思います。

先週末時点の信用倍率は前週4.8倍→4.4倍に低下。買い残は微減の3.1兆円ですが、売り残が増えて0.7兆円に。日経レバレッジETF(1570)の買い残は減って売り残が膨らみ、日経ダブルインバース(1357)はその逆の動き。これらも薄商いの中で指数に対する影響力が増してきている感じがします。

何度も繰り返しますが、インフレ局面では株に資金は流入せざるを得ません。現金は持っているだけで価値が目減りしますから。実際、この下落環境下で日本株アメリカ株には資金が流入しているとのこと。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-05-20/RC6FGIT0G1KX01

本来金利上昇局面はアメリカでも株高になりますし(ただし足元では中立金利が定まらずゴールが見えていないのでなかなか出尽くし感に繋がらない)、とにかく足元のブレは上下にあるにせよ、年末の株価水準は今よりは高いと考えているので、長期目線ならば少し買っても損はないレベルだという認識です。


新興市場は「やや買い」。本日のマザーズ指数は反発。アメリカでNASDAQラッセル2000の反発力が強かったことで、昨日まで散々売り込まれたメルカリ(4385)を筆頭に買い戻しの動き。ただ10時以降は戻り待ちの売りに押されてしまい、反発力は弱い印象です。

本当に新興市場復権すると、それはすなわち待機資金の多い個人投資家の回帰であり、また「資金の逃げ場」もできます。そうなると株式市場から資金が流出しないので、相場に粘りが出てきます。また空売りの入り辛い市場ですから、売り方の買い戻しではない、売られ過ぎ銘柄に対して押し目買いの資金が入ってきたというサインにもなります。


ポートフォリオ銘柄】

アニコムHD(8715)は堅調。昨日はいちよし証券の目標株価引き下げもありましたが、一昨日の急落の反動もあって何とか一目均衡表の雲下限で踏み止まりました。ただ大量保有報告書ではタイヨウの売りが続いている状況。足元では5%を割り込んできたものの、まだ5%弱保有しているともいえ、これが売り収まらないと反発は難しそうですね。

日本電産(6594)は続落。日経新聞日経平均の選定ルール改定案を受けて、次に日経平均に採用されやすい銘柄として名前が挙がりました。旧大証銘柄は何かと冷遇されてきましたが、ようやく日の目を見るのかも知れません。ただ株価は安値底這いから抜け出せず。電気機器セクターの弱さに引っ張られている感じです。




・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。